見出し画像

「子どももいるんだから、あんたも早く働かないと」死別直後、役所で言われた言葉|ことり日記|第四話

死別直後、役所で出会った「母子相談員」。
その一言が、私の心を大きく揺さぶりました。

市役所での紹介


夫を亡くした直後

死亡届などの手続きをするために、
市役所を訪れました。

心も体も疲れ果てていたあのときに、
紹介されたのが「母子相談員」。


初めて会った母子相談員は、年配の女性でした。

ところが、開口一番からタメ口で話され、
驚いたのを覚えています。


「子どももいるんだから、あんたも早く働かないと」


死別の直後、
赤ちゃんを抱っこして、やっとの思いで役所に来た私に

私の話も聞かずに、
そんな言葉が投げかけられたのです。

気持ちが追いつかず、
ただ戸惑いと驚きだけが残りました。


最初にかけられたその一言

あの一言は、
戸惑いと驚きだけを残しました。

けれども今振り返ると
それは母子として歩き出すための、
最初の一歩でもあったのです。


当時の「母子相談員」という存在


その後、引っ越し先でも
母子相談員に関わることになりました。

当時の印象としては、
「同じように母子家庭を経験した人が、母子相談員として働いている」
ことが多かったように思います。

女性の就労先として配置されているように見えることもありました。


正直に言えば、
初対面でのタメ口や説教のような口調は、
私には重く響きました。

当時の私は疲弊していて、
反発する気力もなく、
ただ聞き役に回るしかありませんでした。



時間を経て気づいたこと


けれども今になって振り返ると、

それは「しっかり自立しなさい」という意味での
激励だったのだと思います。

あの頃の私は、

「今 こういう状況になっているんですよ」

とまずは私の話を聞いて欲しかった。

ただそれだけでよかったのです。

けれど、あの言葉は
結果的に「母子として生きていく覚悟」を
突きつけられた瞬間でもありました。


今の制度へ

年月が経ち、現在は、
「母子・父子自立支援員」という名称に変わり、
ひとり親家庭全般を支える仕組みに整備されています。

私が経験した頃よりも、
制度や支援内容は確実に改善されてきました。

振り返って


母子相談員との出会いは、
私にとって驚きと戸惑いの大きいものでした。

けれども、あの経験もまた

「母子として歩き出す最初の一歩」だったのだと思います。


次回は、夫名義のクレジットカードのお話です
→ 第五話へ続くhttps://note.com/bold_swift2032/n/n374fbd554730

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

同じような経験をされた方、
いま行政の支援を受けている方、
ひとり親として頑張っている方へ。

あなたの経験や想いを、
よければコメント欄で教えてください。

あなたの言葉が、誰かの支えになるかもしれません。

▼ことり日記、第一話から読む https://note.com/bold_swift2032/n/n80ed4ba02eff

▼ことり日記、続きはこちらから https://note.com/bold_swift2032/n/n6471951a022c

いいなと思ったら応援しよう!

ことり日記 読んでいただき、ありがとうございます。 言葉を綴ることが、誰かの心に届く灯りになりますように。 いただいたサポートは、クリエイターとしての活動費につながります。