ITエンジニアの働き方3種類を比較|自社開発・受託開発・SESのリアルな違い
はじめに
ITエンジニアの働き方は「自社開発・受託開発・SES」の3つに大きく分かれます。本記事では、それぞれの違いと実際の現場のリアルを、体験ベースで整理します。
前回の記事では、エンジニアの働き方を3つの分類に分けてご紹介しました。今回はその続編として、**実際に私が見聞きした働き方の「リアルな事例」**をタイプごとにまとめてみます。
もちろん、これはあくまで「私の見てきた範囲」のお話。
実際には企業ごと、プロジェクトごとに千差万別ですが、なんとなくのイメージを掴むヒントになれば幸いです。
自社開発エンジニアの働き方|仕事内容・メリット・デメリット
このタイプ、一見すると「ホワイト」なイメージを持たれやすいのですが、実は独特の難しさも存在します。
▪ 残業少なめ、でも気は抜けない
自社サービスのため、基本的にはスケジュールも自社内で調整可能。
そのため残業は少なく、夜遅くまで働くことはあまりありません。
ただし、サービスの内容によっては休日の問い合わせや障害対応が発生することも。そのときも、自分でプログラムを作るわけではなく、外注先に調査依頼をするなど「受け身」の対応が多い印象です。
▪ 主な仕事は「調整」「確認」「社内根回し」
エンジニアとしてコードを書くというよりは、
発注先との折衝
スケジュールの調整
品質チェック
社内での稟議説明
…といった「調整業務」が中心になります。
時には強く言わなきゃいけないこともあり、飴と鞭のバランスが必要。
でも、調整次第では**スケジュールをずらすという「奥の手」**も使えるため、ワークライフバランスは比較的良好です。
▪ 要件定義が地味に大変
会議ではコンサルが資料をまとめてくれるような大手企業では、社員は「要件への回答者」という立ち位置。その「要件」が正しいかどうかの責任を背負うことになり、プレッシャーも大きいです。
また、社内の複数部署をまたいで「なぜこの機能がないのか?」といった問い合わせを受けることも多く、自分で作らないのに責任は重いという、なんともモヤっとする状況も。
▪ 若手が辞める理由も分かる
「やりがいが感じにくい」という声が若手からあがるのも納得。
45時間以上の残業が発生しないようにしっかり管理されてはいるけれど、
「システムを作っている実感がない」ことで、モチベーションを保つのが難しいケースもあります。大きな視点でサービスを作っているといったやりがいは感じられるはずですが・・・。
ここまでで、自社開発の働き方の実態は見えてきたと思います。
ただし実際の転職では、
「他の働き方と何が違うのか」
「自分に合うのはどれか」
ここを判断できないまま選ぶ人がほとんどです。
結果として、
・思っていた仕事内容と違う
・スキルが伸びない
・年収が上がらない
といったミスマッチが起きます。
この先では、
受託開発・SESのリアルな働き方と、
3つの違いを踏まえた「選び方」と「失敗パターン」を具体的に整理します。
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