システムエンジニアになりたいあなたへ──どの「領域」で働くか、考えたことはありますか?

はじめに

「将来、システムエンジニアになりたい」

そう思ったあなた。とても素晴らしい目標です。けれど、ひとつだけ大事な質問があります。

あなたは、どんな会社で働きたいか、イメージできていますか?

システムエンジニアという職種は、どこの会社にも存在します。でも、その働き方や関わるプロジェクトの種類は、会社の「領域」によって大きく異なります。

本記事では、就活を控えたあなたのために、代表的な3つの領域をわかりやすく紹介し、それぞれのメリットとデメリットをお伝えします。

これを読んで、「自分はどのタイプに向いているか」をぜひ考えてみてください。


1:自社商品・自社サービスを開発している企業

どんな会社?

・自社で独自のアプリやクラウドサービス、システムを開発・運用している会社です。
・たとえば、〇〇という会計アプリを提供している企業や、オンライン予約システムを開発しているスタートアップなど。

メリット

  • 開発の全体像を把握しやすい
    →要件定義から設計、テスト、リリース、運用まで、全部に関われることもあります。

  • サービスの成長を実感しやすい
    →「自分たちで作ったものが、世の中で使われている」というやりがいを感じやすいです。

  • ユーザーの声が近い
    →利用者のフィードバックを受けて改善する「プロダクト志向」の開発が多いです。

デメリット

  • 開発ペースが速い or 長期戦
    →スタートアップならスピード勝負、大企業なら丁寧な調整が必要、といった差があります。

  • 特定の技術に偏る場合がある
    →その会社が使っている言語・環境に長く関わるため、技術の幅が広がりにくいことも。


2:企業からシステム開発を受託する会社(受託開発)

どんな会社?

・他社から「こういうシステムを作ってほしい」と依頼され、それに応じて開発する会社です。
・例:あるメーカーが「社内の在庫管理システムを刷新したい」となったとき、それを開発する立場。

メリット

  • さまざまな業界のシステムに触れられる
    →金融、医療、物流など多種多様なシステムに関われることがあります。

  • 顧客とコミュニケーションを取る経験が積める
    →提案力や課題解決能力が鍛えられます。

  • 開発フェーズごとに分かれていることが多く、初心者も入りやすい
    →自分の役割が明確に決まっている現場が多いです。

デメリット

  • 納期が厳しい場合もある
    →顧客が決めたスケジュールに合わせるため、残業やトラブル対応も発生しやすいです。

  • 完成後は引き渡して終わりのことも多い
    →システムが実際にどう使われているかを見る機会は少なめです。


3:エンジニアを企業へ派遣する会社(SES)

どんな会社?

・社員を他の企業(現場)へ派遣し、一定期間、プロジェクトに参画させる働き方。
・システム開発やテスト、インフラ構築など幅広い分野でエンジニアが必要とされます。

メリット

  • 多くの現場を経験できる
    →3年で3社、5年で5社など、さまざまな現場に携わることで成長しやすいです。

  • スキルの幅が広がる
    →開発だけでなく、インフラやテストなど、多角的な経験が積める可能性があります。

  • 比較的就職しやすい
    →経験不問の企業も多く、未経験からのキャリアスタートに選ばれやすい。

デメリット

  • 現場によって環境にばらつきがある
    →チームに恵まれることもあれば、孤独を感じる現場もあります。

  • 会社への帰属意識が持ちづらいことも
    →派遣先が頻繁に変わるため、「自社で成長していく」実感が薄くなるケースもあります。

  • やりたい技術を選べない場合もある
    →派遣先の要望によって、やることが決まってしまうことも。


まとめ:あなたに合うのはどの「領域」?

最後に、少し極端にまとめてみます。

タイプ
向いている人のイメージ
自社開発
自分の作ったもので世の中を変えたい、1つのサービスを長く育てたい。

受託開発
色んな業界に触れたい、人と話すのが好き、プロジェクトに合わせて働きたい。

SES(派遣型)
とにかく経験を積みたい、幅広い技術を学びたい、環境に適応する自信がある。

どれが「良い」「悪い」という話ではありません。大事なのは、自分の価値観や性格に合っているかどうかです。

たとえば、

  • ずっと同じ仲間と1つのプロダクトに集中したいなら「自社開発」、

  • 成長機会が多くて刺激がほしいなら「SES」、

  • 様々な会社と関わるのが楽しいと感じるなら「受託開発」。

あなたがどの働き方にワクワクするか、自分なりにイメージしてみてください。

そして、企業選びのときには「自分がどの領域で働きたいか?」という視点も、ぜひ忘れずに持っていてください。

未来のエンジニアとして、あなたが納得のいく道を選べるように。

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【続編】タイプ別リアル体験記|rism


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