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SlideCast Studio v3.4 NUANCE アップデート(表情・ポーズ仕草・おまかせ演技・空スライド)

💡この記事は以下のリンクからも閲覧できます。

こんにちは。

SlideCast Studioを、v3.4「NUANCE」に更新しました。

前回のv3.3「SYNC」では、キャラ素材の登録方法を整理し、6枚の画像を使った音声連動リップシンクなどを追加しました。

今回のv3.4では、そこからもう一歩進めて、

「キャラが口を動かす」だけでなく、セリフに合わせて表情やポーズを変えられるようにする

という部分を中心に作り直しています。

主な更新内容は以下です。

  • セリフの途中に表情・ポーズ仕草を設定

  • MouthLoopキャラパックZIPの読み込み

  • 表情・仕草を自動配置する「おまかせ演技」

  • キャラアイコンの呼吸・発話モーション

  • キャラのサイズ・位置・吹き出し設定を整理

  • 資料画像を使わない「空のスライド」

  • 字幕設定のプレビューを改善

  • アニメーション画像の読み込み改善

  • 台本入力や通知まわりの不具合修正

キャラ機能を使わない方にも、「空のスライド」や字幕設定、操作性の改善は使っていただけると思います。



❶ セリフの途中で表情やポーズを変えられるようになりました

今回の一番大きな追加です。

表示字幕の中から演技を入れたい文字を選択すると、「演技を追加」ボタンが表示されます。

そこから、

  • 表情

  • ポーズ仕草

を設定できます。

たとえば、

  • 「ありがとうございます」の部分だけ笑顔にする

  • 驚くセリフで表情を変える

  • 説明の途中で指差しポーズを入れる

  • あいさつに合わせて手を振る

といった演出が可能です。

表情とポーズは同時に設定することもできます。

字幕テキストを選択すると「演技を追加ボタン」が出ます
選択した字幕部分に表情や仕草を設定できます

設定済みの演技は、台本欄の下に一覧で表示されます。

その台本に設定済みの表情・仕草一覧

あとから「編集」や「解除」もできるので、動画を確認しながら調整できます。

なお、演技の対象にした文章をあとから大きく書き換えた場合は、位置ずれを防ぐため、その演技設定が自動的に解除されることがあります。


❷ MouthLoopの「キャラパックZIP」に対応しました

表情や仕草の素材を1枚ずつ登録するのは大変なので、MouthLoopから書き出したキャラパックZIPを、そのまま読み込めるようにしました。

キャラパックには、通常の口パク素材に加えて、

  • 笑顔

  • 悲しい表情

  • 怒った表情

  • ポーズ仕草

などをまとめて含めることができます。

キャラ設定の素材アップロード欄へZIPを入れると、SlideCast Studioがキャラパックを自動検出します。

読み込み前には、

  • 画像数

  • 展開後のサイズ

  • 保存容量の概算

  • 含まれている表情

  • 含まれているポーズ仕草

が表示されます。

内容を確認してからキャラへ登録できます。

ブラウザの空き容量が少ない場合は警告を表示します。

通常の画像ZIPとMouthLoopキャラパックは自動的に判別されるので、利用する側で読み込み方法を切り替える必要はありません。


❸ 表情・仕草を自動配置する「おまかせ演技」を追加しました

すべてのセリフに手作業で演技を設定するのは大変なので、「おまかせ演技」も追加しました。

おまかせ演技をONにして「演技を自動配置」を押すと、セリフの区切りに合わせて表情や仕草が配置されます。

設定できる内容は、

  • 使用する表情・仕草

  • 頻度(控えめ/標準/多め)

  • 適用範囲(このスライド/すべて)

です。

キャラごとに、使う表情や仕草を選べます。

エディタ画面のタイムライン・スライド設定の下にあります

「ありがとう」「残念」「危険」など、一部の言葉については内容に合った表情が優先されます。

ただし、これは生成AIで文章を解析しているわけではありません。内蔵した簡単な判定と配置ルールを使っているため、追加のAPI通信やAPI料金は発生しません。

自動配置した演技には「自動」マークが付きます。

「自動分を削除」を押すと、おまかせ演技で配置したものだけを削除できます。自分で手動設定した演技は残ります。

まず自動で配置し、気になる部分だけ手作業で直す、という使い方がおすすめです。


❹ キャラアイコンに呼吸・発話モーションを追加しました

静止画のキャラアイコンにも、少しだけ動きを付けられるようにしました。

追加したのは、

  • 黙っている間のゆっくりした呼吸

  • 話している間の、声の大きさに合わせた発話バウンス

です。

設定は、

  • なし

  • 標準

の4段階です。

新しい画像素材を用意する必要はありません。現在登録している画像を、そのまま少し上下させて動かします。

既存キャラは「なし」のままなので、これまで作ったプロジェクトの見た目が勝手に変わることはありません。

なお、動くのはアイコン全体の上下とわずかな伸縮だけです。傾きや、手を振るなど画像そのものが変わる動きにはなりません。


❺ キャラ設定を3つに整理しました

キャラ設定の項目がかなり増えてきたため、設定画面を整理しました。

主に、

  • キャラ素材・動き

  • レイアウト

  • デザイン

の3つに分けています。

キャラ素材・動き

画像素材、アニメーション、リップシンク、呼吸・発話モーションなどを設定します。

レイアウト

アイコンや吹き出しの大きさ、位置、揃え方を設定します。

デザイン

アイコンの形、背景、枠線、影、吹き出しの色などを設定します。

必要な項目を探しやすくしつつ、各グループを個別に初期値へ戻せるようにしています。


❻ アイコンと吹き出しのサイズ調整を強化しました

これまでは、字幕の「エリア高さ」を変えると、キャラアイコンや吹き出しの大きさまで連動して変わることがありました。

v3.4では、アイコンの大きさを次の2方式から選べます。

  • 字幕エリア基準(倍率)

  • 画面基準(px)

「画面基準」を選ぶと、字幕設定を変更してもアイコンの大きさが影響を受けにくくなります。

吹き出しの高さも、

  • 字幕エリアに合わせる

  • 文字量に合わせて伸縮する

から選べます。

さらに、

  • アイコンと吹き出しの中央を揃える

  • 下端を揃える

  • アイコンだけ上下左右に微調整

  • キャラごとに文字サイズを指定

といった調整も追加しました。

キャラごとに見た目を細かく作り込みたい方は「画面基準」、これまでに近い感覚で使いたい方は「字幕エリア基準」がおすすめです。

従来のキャラ設定を持つプロジェクトは、これまでの見た目をできるだけ維持するようにしています。


❼ 字幕設定中のプレビューを分かりやすくしました

字幕設定を開いている間、編集画面のキャンバスに「字幕設定プレビュー」が表示されるようにしました。

フォント、文字サイズ、色、枠線、影、字幕エリアの高さなどを変更すると、その場で見た目を確認できます。

また、字幕エリアの高さに連動しているキャラがいる場合は、そのキャラ名を表示します。

「字幕だけ調整したつもりが、キャラアイコンや吹き出しまで変わっていた」という状況に気づきやすくしています。


❽ 資料なしで使える「空のスライド」を追加しました

スライド追加メニューに「空のスライドを追加」を追加しました。

サイドバーの一番下のスライド追加から

空のスライドは、PDFや画像などの元資料を持たないスライドです。

プロジェクトの背景を使い、その上に、

  • 字幕

  • キャラアイコン

  • 吹き出し

  • テロップ

  • バッジ・ロゴ

などを配置できます。

単色やグラデーションの背景を使えば、

  • タイトル画面

  • 章の区切り

  • 補足説明

  • エンドカード

  • 会話だけの場面

などを作れます。

空のスライドにあとから画像を設定すると、通常の画像スライドへ切り替わります。

Ken Burnsは画像に対する演出なので、空のスライドでは表示されません。

空のスライドも、プレビュー、トランジション、スライド画像出力に対応しています。


❾ アニメーション画像の読み込みを改善しました

GIF、アニメーションWebP、APNGなど、大きなアニメーション画像を登録したときの処理を改善しました。

これまでは、ファイルサイズや総画素数が大きいと、読み込みに失敗することがありました。

v3.4では、メモリ上限を超えそうな画像を、可能な範囲で自動縮小して読み込みます。

自動縮小した場合は、縮小後のサイズを通知します。

また、読み込めない場合も、

  • ファイル容量

  • フレーム数

  • 再生時間

  • 画像サイズと総画素数

など、原因が分かるメッセージを表示するようにしました。


❿ 細かな不具合も修正しました

v3.3公開後に行った細かな修正も、v3.4へまとめて取り込んでいます。

長い台本を入力したときのスクロール移動

長い台本で文字を入力すると、台本欄や画面のスクロール位置が先頭側へ飛ぶことがありました。

テキストエリアの高さを自動調整するときも、現在のスクロール位置を維持するよう修正しました。

通知の×ボタンが反応しない問題

複数の通知がほぼ同時に表示されたとき、通知の×ボタンや自動消去が正しく動かないことがありました。

通知を個別に管理するよう修正し、×ボタンのクリック範囲も少し広げています。

一括置換後の通知

キャラクターの一括置換後、同じ内容の完了通知が重複して表示される問題を修正しました。


表情・ポーズ仕草についての注意点

演技のタイミングは、選択した文字の位置と音声の長さから計算しています。

そのため、音声認識で単語の発音時刻を取得しているわけではなく、単語単位で完全に同期するものではありません。

また、ポーズ仕草はMouthLoopで作られた連番画像を、指定位置から1回再生します。

仕草を再生している短い間は、通常の音量3段階リップシンクよりも、ポーズ側の完成した口形が優先されます。

厳密なリップシンクというより、動画に自然なアクセントを加える演出としてお使いください。


アップデート方法

SlideCast Studioを購入済みの方は、これまでと同じ有料noteの共有リンクから、v3.4をコピーしてご利用ください。

既存のプロジェクトやライブラリ、設定を引き継ぎたい場合は、念のため先に「データ保存」からバックアップを作成してください。

GAS版を同じURLのまま更新する場合は、既存のGASプロジェクトにある、

  • 無題.html

  • AppBundle.html

をv3.4のファイルへ差し替え、既存のデプロイを「新バージョン」として再デプロイします。

詳しい手順はこちらをご覧ください。

👇SlideCast Studioのアップデート方法

ローカルHTML版を使用する場合は、「SlideCast Studio v3.4〖ローカル版〗.html」をダウンロードして開いてください。

新しいGASプロジェクトや別のブラウザで開いた場合、以前のデータは自動では表示されません。その場合はバックアップから復元してください。


おわりに

v3.3では「キャラ素材をどう登録して、どう口を動かすか」を中心に整えました。

v3.4では、そのキャラに、

  • どこで笑ってもらうか

  • どこで悲しい顔にするか

  • どのセリフでポーズを入れるか

という、もう少し細かな演出を付けられるようにしています。

手作業でこだわることもできますし、「おまかせ演技」でざっくり配置してから必要な部分だけ直すこともできます。

キャラ動画を作らない場合でも、空のスライドや字幕プレビュー、サイズ調整、入力まわりの修正は使いやすさにつながると思います。

不具合や「ここが分かりにくい」という点がありましたら、コメントで教えていただけると助かります。

いつもありがとうございます。

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