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SlideCast Studioのアップデート方法【GASアップデート手順】

SlideCast StudioをGAS(Google Apps Script)で利用している方向けに、バージョンへのアップデート方法を解説します。

ここで紹介する方法なら、これまで作成したスライドやライブラリ、設定を引き継いだまま、同じURL(ブックマーク)のまま更新できます。


最初の確認

まず、現在の状況が次のどちらに当てはまるか確認してください。

  • 以前から使っているURLをそのまま更新したい場合
    V2.6など、これまで使っていたGASプロジェクトに、V3.2の新しいコードを入れます。

  • V3.2を別のGASプロジェクト・別URLで作った場合
    古いバージョンでバックアップを保存し、V3.2で読み込みます。

※バックアップと移行確認が終わるまで、古いバージョンは削除しないでください。


❶ 基本のアップデート方法(ファイルの差し替え+再デプロイ)

SlideCast Studioのアプリ本体は、Googleドライブ上のGASプロジェクトとして動作します。作成した作品・ライブラリ・設定・画像・音声・動画は、利用しているブラウザ内のストレージに保存されます。

そのため、同じURLを、これまでと同じブラウザ・同じブラウザプロファイルで開けば、以前のデータを引き続き利用できます。別のPCや別のブラウザでは自動的に表示されないため、バックアップからの復元が必要です。

アップデートの際、共有ドライブから新しいバージョンを丸ごとコピーすることもできますが、以下のデメリットがあります。

  • 新しいGASプロジェクトを作ると別URLになり、以前の作品や設定は自動的には表示されません。古いバージョンでバックアップを保存し、新しいバージョンで復元する必要があります。

  • 使わなくなった環境のブラウザ内データは、そのまま残る場合があります。ただし、少量であればPC全体の動作への影響はほとんどありません。画像・音声・動画が大量にある場合は、保存容量を使用し、SlideCast Studioの保存・読み込み・バックアップに影響することがあります。

  • バックアップと復元確認が終わったあと、容量を整理したい場合はデータの初期化を実行。

こうした問題や手間を避けるため、「今お使いのプロジェクトのファイルだけを差し替えて、同じプロジェクトのまま更新する」方法をおすすめします。

この方法なら、URLはこれまでと変わらず、保存されているスライドや設定もそのまま引き継がれます。

手順

1. 念のためバックアップを保存する

現在使っているSlideCast Studioを開き、ダッシュボードの「データ保存」からバックアップを保存します。作品だけでなくライブラリも移したい場合は、バックアップ作成画面で必要な項目を選択してください。

2. 今お使いのSlideCast StudioのGASプロジェクトを開く

script.google.com のプロジェクト一覧、またはGoogleドライブから、今お使いのプロジェクトのApps Scriptエディタを開きます。

3. 「無題.html」の中身を、新しいバージョンのものに差し替える

左側のファイル一覧から「無題.html」を開き、中身を全選択(Cmd/Ctrl+A)して削除し、新しいバージョンの「無題.html」の中身をコピー&ペーストします。

4. 「AppBundle.html」も同じように差し替える

「AppBundle.html」も同様に、中身を全選択して削除し、新しいバージョンの内容に差し替えて保存します。

5. 案内があった場合は他のファイルも同じように差し替える

基本的には無題.htmlとAppBundle.htmlだけの更新になると思いますが、
アップデート記事で案内があった場合は「コード.gs」や他のファイルも同じ手順で差し替えます。

6. 保存する

ファイルを上書きしたら保存します。

7. 「デプロイ」→「デプロイを管理」を開く

右上の「デプロイ」ボタンを押し、「デプロイを管理」を選びます。

8. 既存のデプロイの鉛筆(編集)アイコンを押す

「デプロイを管理」の画面で、今使われているデプロイの右側にある鉛筆マーク(編集)をクリックします。

9. 「バージョン」を「新バージョン」にして「デプロイ」を押す

「バージョン」のプルダウンから「新バージョン」を選び、「デプロイ」ボタンを押します。

10. 完了

「完了」を押して終了です。ウェブアプリのURLはこれまでと同じものが表示されます。

これで、今お使いのプロジェクトはそのまま、中身だけが最新バージョンに更新されます。


❷ 注意点:「新しいデプロイ」ではなく「新バージョン」を選ぶ

デプロイのときは、「新しいデプロイ」ではなく「デプロイを管理」→「既存デプロイの編集」→「新バージョン」を選ぶのがポイントです。

同じプロジェクトの中であっても、「新しいデプロイ」を選んでしまうと、そこでまた新しいURLが発行されてしまい、保存されているスライドやデータも別扱いになってしまいます。

  • ❌ 新しいデプロイ → 新しいURLが発行される(データも別扱いになる)

  • ⭕ デプロイを管理 → 既存デプロイを編集 → 新バージョン
    → 同じURLを維持でき、同じブラウザで保存していたデータを引き続き利用できます

※別のPC・別のブラウザ・別のブラウザプロファイルでは、自動的にデータは表示されません。その場合はバックアップから復元してください。


❸ 複数のプロジェクトを1つにまとめたい場合

使わなくなったバージョンのプロジェクトやライブラリを1つにまとめたい場合は、SlideCast Studioのダッシュボードからバックアップを取って、自分がメインで使用する方で復元してください。

データ保存からバックアップ
使用するバージョンでバックアップデータを復元

引き継ぎが済んだ古いプロジェクトは、削除してもかまいません。

バックアップを復元したら、作品だけでなく、画像・音声・動画・ライブラリ・設定も正しく引き継がれているか確認してください。

確認が終わるまでは、古いバージョンを削除しないでください。

移行が完了したあと、古い環境のブラウザ内データを整理したい場合は、古いバージョンのダッシュボードにある「データ初期化」から削除できます。ただし、データ初期化は元に戻せないため、必ずバックアップを保存してから行ってください。

バックアップと復元確認後、必要な場合だけ古い環境のデータを初期化します

古いGASプロジェクトをGoogleドライブから削除する場合

新しいバージョンへの移行が完了したら、使わなくなったGASプロジェクトは、GoogleドライブまたはApps Scriptのプロジェクト一覧からゴミ箱へ移せます。

GASプロジェクトを削除すると、そのウェブアプリURLは利用できなくなります。バックアップと移行確認が終わるまでは削除しないでください。移行直後はゴミ箱を空にせず、しばらく残しておくと安心です。

なお、GoogleドライブからGASプロジェクトを削除しても、ブラウザ内に保存された作品データが自動的に削除されるとは限りません。また、GASプロジェクト自体の容量は小さいため、削除してもPCの動作が目に見えて軽くなることはほとんどありません。


おわりに

アップデートの際は、共有ドライブからのまるごとコピーではなく、今回紹介した「ファイルの差し替え+既存デプロイの新バージョン」の方法をぜひ活用してください。

分かりにくい点や、手順どおりに進まない箇所があれば、遠慮なく教えてください。

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