副業時代、会社のトイレがオフィスでした
会社のトイレの個室で、こっそりスマホを開いてココナラの通知を確認する。
──副業時代、毎日やっていたことです。
こんにちは、かこです。
中小企業の広告運用をサポートしながら、
日々の現場で気づいたことをnoteに綴っています。
未経験からこの世界に飛び込んで、気づけば3年。
「やってみないとわからない」──そんなリアルを、このnoteではお届けしています。
今日は、会社員をしながら副業をしていた頃の話。ちょっとお行儀の悪い話ですが、正直に書きます。
副業を始めた理由
「いつか独立したい」
漠然とそう思い始めたのは、管理職について5年目くらいのころ。
でも、いきなり辞める勇気はなかった。
「まずは副業で実績を作ろう」
そう思って、ココナラにサービスを出品しました。平日は会社で働いて、夜と土日に副業の仕事をする。
──言葉にすると簡単なんですけど、実際やってみると、これがとんでもなくしんどかった。
二重生活のリアル
朝8時に出社。夕方6時に退社。帰宅して夕飯を食べて、夜9時からパソコンを開く。
副業の作業を始めて、気づいたら深夜1時。
「明日も6時に起きなきゃ…」
睡眠時間を削って、副業に充てる。
最初のうちは気合で乗り切れたんですけど、2ヶ月目くらいから、日中の仕事に支障が出始めました。
集中力が続かない。ミスが増える。
「副業やってるからでしょ」って上司にバレたら終わり。
──常にヒヤヒヤしていました。
トイレの個室がオフィスだった
いちばん困ったのは、副業の連絡対応でした。
ココナラのクライアントからメッセージが来る。でも、会社のデスクではスマホを開けない。
だから、トイレに行って、個室でスマホを確認する。
「お見積もりの件、ご確認ください」
──個室で返信を打つ。
「かしこまりました。本日中にお送りします」
──送信。
手を洗って、何食わぬ顔でデスクに戻る。
これを、1日に3〜4回やっていました。
「トイレ、近くない?」って思われてなかったか、今でも気になります笑
「二足のわらじ」のジレンマ
副業を続けていて、いちばん苦しかったのは、どっちも中途半端になる感覚でした。
会社の仕事は、睡眠不足で集中できない。
副業の仕事は、時間が足りなくて満足のいくクオリティで出せない。
「どっちも全力でやりたいのに、どっちも70%しか出せない」
この中途半端さに、自分がいちばん苛立っていました。
ある夜、深夜2時に副業の資料を作りながら、ふと思ったんです。
「この生活、いつまで続けるんだろう」
副業で月5万円くらいは稼げるようになっていた。でも、独立するには全然足りない。
かといって、会社を辞めたら収入がなくなる。
──進むことも、戻ることもできない。トンネルの真ん中で立ち止まっている感覚。
背中を押してくれたのは、クライアントの一言
そんなとき、副業のクライアントにこう言われたんです。
「かこさん、もし専業でやってくれるなら、もっとお願いしたい仕事があるんですけど」
──え。
「今は副業だから時間が限られてるでしょう?でも、もし独立されたら、うちの広告も全部お任せしたいんです」
「専業になったら、もっとお願いしたい」。
この言葉が、最後の一押しでした。
「あぁ、自分を必要としてくれている人がいるんだ」
──お金でも、計画でもなく、この一言が決め手だった。
それから本格的に独立について考えるようになり、具体的に動くことに。
まず、副業を辞めました。
会社の仕事を全力でこなし、引き継ぎ資料も作成。
それから6ヶ月後、会社を辞めました。
トイレの個室から、自分のデスクへ
独立した日の朝。
自宅のデスクでパソコンを開いたとき、不思議な感覚がありました。
「堂々とメッセージを打てる」
もうトイレに隠れなくていい。
「ちょっとお手洗い」って言わなくていい。
画面の前で、普通にクライアントにメッセージを返せる。
──たったそれだけのことが、ものすごく嬉しかった。
副業時代の二重生活は、たった2ヶ月だったけど正直しんどかった。
でも、あの期間がなかったら、独立する勇気は出なかったと思います。
トイレの個室で通知を確認していた日々は、今となっては笑い話。
──でも、あのときの自分は、どうにかしなきゃ!って必死でしたね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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