ベネズエラ大統領逮捕劇とアメリカ・モンロー主義
年末にトランプ大統領の私邸マール・ア・ラーゴでカウントダウンパーティが開かれましたが、イスラエルのネタニヤフ首相も参加していました。
なんとネタニヤフ首相は、2025年は5回もトランプ大統領に会いに訪米したそうです。遠距離恋愛の恋人同士みたい。
トランプ氏は記者の質問に(2026年の抱負は)「平和、平和、平和」と連呼していましたが、ネタニヤフはニュース・マックスのインタビュー(12月30日)で「ベネズエラがイランと協力している」「アメリカはベネズエラを攻撃しなければならない」と言っていたんですね。
このインタビューをXで見たときは、なんでベネズエラのことを言っているんだろう(いつものように大嘘ホラ吹き)と思ったんですが、実は攻撃は数か月前から計画されており、30日に攻撃する予定だったのが天候不順で延期になったのだそうです。
パーティにネタニヤフが向かったのは、ベネズエラ攻撃を一緒に祝う為だったのかもしれません。

1月3日 アメリカがベネズエラを奇襲?攻撃
1月3日は満月でした。星読みに「3日の満月は変化球のようなエネルギーです」と書いたのですが、アメリカがベネズエラに対して軍事作戦を行ない、さらに大統領のマドゥロ氏を拉致し、アメリカに連行しました。
外国の大統領を拉致するなんて驚きですね。
しかもこれは立派な国際法違反です。


1月3日の満月の星読みに書いたように、今回の満月は蟹座13度の月とシリウスがコンジャンクションで、山羊座12度のOOB火星とオポジションでした。
シリウスと火星のハードアスペクトはやはり制御がきかない感じですね。
アメリカの始原図(シブリ―チャート)では、ネイタル太陽は蟹座13度にあり、ちょうど満月が合でした。
建国当時(1776年7月)はシリウスは蟹座10度付近にあったので、建国の父たち(フリーメイソン)は本当は太陽とシリウスがぴたりと重なる7月2日に独立宣言を出したかったらしいのですが、奴隷制の問題があり、奴隷を所有しているメンバーが多かったのでそれについて協議したため、2日遅れた7月4日になったという話を読んだことがあります。
興味深いことにベネズエラの始原図(1811年7月5日)も太陽が蟹座12度でした。1811年のニューマドリッド地震ではベネズエラも影響が大きかったそうです。
2月17日の日食(水瓶28度)前後にアメリカが何かやらかすと予測しているのですが、ベネズエラのICが水瓶25度なのでベネズエラ再攻撃に注意かもしれません。

拉致監禁の前例*チャベス前大統領
アメリカCIAは2002年4月11日に軍事クーデターを支援し、前大統領のウゴ・チャベスを監禁し殺害する計画を実行したことがあります。
チャベス前大統領は、カリスマ性があり貧困層を中心に支持されていましたが、反米・社会主義路線を強めたため富裕層からは敵視されて反政府運動が盛んになっていました。
この反政府運動もCIAが仕組んだものだったでしょう。CIAは「USAID」を利用して中南米の国にNGOを設立させ、各国政府に反対する運動をさせていました。

CIAと軍は、商工会議所連合会議長のペドロ・カルモナ氏を暫定大統領に据えましたが、チャベス大統領の支持者によるデモが激化し、クーデターはわずか2日間で失敗に終わりました。
このクーデター時、民間テレビ4局は、チャベス派の狙撃兵による反チャベス派への銃撃事件を捏造し、繰り返し報道した。

チャベス大統領はがん闘病の末、2013年3月に死去。当時、副大統領だったニコラス・マドゥロ氏が暫定大統領に就任し、後に選挙(2013年4月)を経て正式に大統領になりました。
もちろん、アメリカが黙っているわけがありません。
【パナマ・ノリエガ将軍の誘拐、投獄】
ラテンアメリカでは1990年にパナマのマヌエル・ノリエガ将軍がアメリカ軍に誘拐されています。
ノリエガ将軍は、長年CIAに情報提供などで協力していましたが、一方でキューバやリビアなど反米国家とも取引していました。
1980年代後半になり、麻薬密売関与や他国諜報機関との関係が問題化し、アメリカとの関係が悪化。1989年12月、ノリエガが選挙を無効化したことなどを理由にアメリカ軍(当時はブッシュ大統領)がパナマへ侵攻し、今回のマドゥロと同じようにノリエガはアメリカへ移送されました。
ノリエガ将軍が拘束されたのは、今回と同じ1月3日でした。
麻薬密輸・恐喝・マネーロンダリングで有罪判決、40年の懲役を言い渡され(最終的には模範囚として減刑された)、17年服役しました。
ノリエガは2010年にフランスに引き渡され、そこで有罪判決を受け、マネーロンダリングで7年の禁固刑を言い渡された。
また2011年、フランスは彼をパナマに引き渡し、そこで彼は統治中に犯した犯罪で投獄された。
2017年3月に脳腫瘍と診断されたノリエガは、手術中に合併症を起こし2か月後に死亡した。
そういえば、年末にトランプ大統領が不思議なポストをしていました。


「13」は1月3日のことだったのでしょうか。だとすると、これは暗号メッセージだったんですね。
マドゥロはなぜ犯罪者として連行されたのか
チャベス前大統領は、オバマ米大統領とはうまくやっていたようなのですが、チャベス路線を踏襲したマドゥロ大統領は中国、ロシアとの関係を強めていったため、アメリカはマドゥロも排除したいと思うようになったと考えられます。

またマドゥロ大統領は、チャベス大統領と同じく公然と反イスラエルでした。それも危険視されたのでしょうね。
そういえば、ベネズエラにはロスチャイルドイルド銀行がまだなかった。
でも、マドゥロは自分が排除されると思っていなかった気がします。
バイデンーハリス政権は多額の懸賞金をかけたけど、本気でマドゥロを捕まえる気はなかったと思います。
マドゥロはキリスト教徒ですが、セファルディム系ユダヤ人の子孫です。
ベネズエラはかつてスペインの植民地だったので、先祖は「隠れユダヤ」でキリスト教に改宗したのでしょう。

2017年9月、マドゥロ政権は「アメリカ帝国主義制度を除去する」としてアメリカ合衆国ドルから中国の人民元に原油価格表示を切り替えた。
以前から敵対していたアメリカの制裁圧力がクーデター後に強まったことから反米主義及び中国・ロシアとの同盟に傾斜しており、アジアインフラ投資銀行(AIIB)にもベネズエラを加盟させた。


2019年、マドゥロ大統領は二期目を就任しましたが、選挙の不当性を訴えるフアン・グアイド氏が暫定大統領就任と大統領選挙やり直しを宣言しました。
当然、アメリカが関与していました。
その後の経緯は以下の記事に書きましたのでよかったらご覧ください。


しかし今回の場合、ベネズエラ軍の協力があったんじゃないかと思います。アメリカ軍の侵攻は、特殊部隊がマドゥロを捕らえて4時間ほどで終了したそうです。(午前2時頃にマドゥロは逮捕された)
マドゥロの警護をしていたキューバ人兵士数十名が死亡したと言われていますが、ベネズエラ軍の反撃はほとんどと言っていいぐらい無かったとか。
首都カラカスの現状
米軍のベネズエラ攻撃で民間人含む少なくとも40人が死亡 米メディア
この攻撃は軍事施設のほかに住宅地にも爆撃が行われ、民間人を含む少なくとも40人が死亡したと報じられていました。
ニューヨーク・タイムズは情報を更新し、現在は死者80人(民間人と治安部隊)と報じています。
負傷者は百人以上(数百人という説も)と言われているようです。
MAGAの人たちは、「ベネズエラ人はみな、マドゥロが逮捕されたことを喜んでいる」「みんな、トランプ大統領に感謝している」とXにポストしているのですが、数年前の写真を捏造したものやAI生成した動画が出回っている以外に、私はそんな歓喜の映像はまだ観ていません。
シリアで独裁者と言われたアサドが亡命したとき、シリア人たちの爆発的な喜びようは本物でした(ヌカ喜びだっただろうけど)。
国外のベネズエラ人(700万人流出)はマドゥロの圧政から逃げ出した人たちなので喜ぶのは当然。経済が立ち直れば祖国に帰れますしね。
私は国に残り生活苦に耐えている老人たちの本当の笑顔が見たい。
アメリカによる暫定政府

マドゥロ大統領が国外に連行されたのち、ベネズエラの裁判所は副大統領のデルシー・ロドリゲスさんを暫定大統領に任命しました。(ベネズエラの歴史において初の女性国家元首(代行)となった)
ロドリゲスはベネズエラ国営テレビに出演し、マドゥロを「ベネズエラ唯一の大統領」と表現した。彼女は、マドゥロが米国の拘束下にある間、国を守るために冷静さと団結を求め、ベネズエラがいかなる国の植民地にもならないと述べた。
ロドリゲスはまた、この作戦には「シオニズム的な含みがある」と主張し、「世界中の政府は、ボリバル共和国ベネズエラがこのような攻撃の犠牲者かつ標的となったことに衝撃を受けている。これは間違いなくシオニズム的なニュアンスを含んでいる」と述べた。

トランプ大統領がデルシー・ロドリゲス副大統領を認めたのは、2019年のフアン・グアイド暫定大統領の失敗の件があったからでしょう。
しかしマドゥロ政権(社会主義)の継続は、アメリカがベネズエラの民主主義化よりも、ベネズエラを支配下に置きたいだけという印象も強くなったと思います。
トランプ大統領は、ロドリゲス氏がアメリカとの協力に同意し大統領に就任すると述べ、ベネズエラの国家運営は当面、アメリカが行うと主張していて、「彼らが従わなければ、第二の攻撃を行う」とベネズエラに対し圧力をかけていました。
まあ、そのうちにCIAがクーデターを計画して、マリア・コリーナ・マチャド氏を傀儡大統領に据え置くということもじゅうぶんに考えられます。
ベネズエラ野党指導者マチャド氏、トランプ氏に謝意 「できるだけ早く」帰国(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
やっぱり石油が目当て?!



ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量があり、3000億バレルに達しているそうです。サウジアラビアよりも20%多いと言われています。
中国はベネズエラの石油最大の買い手で、実は攻撃の数時間前までマドゥロ大統領は中国の代表団と3時間に及ぶ会談を行なっていたことが報道されていました。その夜のアメリカの攻撃でした。
これは、トランプ大統領からの中国へのメッセージと受け取られています。中国はアメリカから石油を買わなくてはいけなくなるわけですね。

捕縛された大統領の写真の奇妙さ
マドゥロ大統領の逮捕直後の写真は、トランプ大統領によってポストされました。そのときマドゥロ大統領は、ナイキの白ジャージ上下でした。
その後に公開された映像を見ると、彼はNYに移送されるまで少なくとも3回着替えをしています。ミッキーマウスの耳のような帽子も被っています。
なにか違和感があります。芝居がかった感じがするんですよねぇ。



マドゥロ大統領のホロスコープ
ニコラス・マドゥロ・モロス( Nicolás Maduro Moros 1962年11月23日生まれ)
データバンクによると、マドゥロ大統領本人が母親から聞いた生まれ時間は17時だったと書かれていたので、その時間でホロスコープを作成しました。
外側の円は2026年1月3日(満月)のチャートです。
射手座生まれで火星が獅子座。楽観的で目立ちたがり?
金星は蠍座で海王星とコンジャンクション。ロマンチストで寂しがりで、超常現象や念力とかスピっぽいことも好きそうです。(サイババの支持者だったそうですね)
魚座に木星とカイロン。人たらし的な感じ。異性にもモテそうですね。
うわっ!と思ったのは、ネイタルのサウスノード(水瓶2度)にトランシット冥王星がぴったり合になっており、ネイタルの冥王星(乙女12度)にはトランシットのサウスノードがこれまたぴったりと乗っていることでした。
カルマの清算という感じですね。しかも冥王星は一番動きが遅いから影響が長く続きます。

3日の太陽は、ネイタルの冥王星、天王星(乙女5度)とトライン。
ネイタル月(天秤21度)はトランシット木星(蟹21度)とパータイル(同じ度数)でスクエア。
ネイタル太陽(射手0度)には、トランシットのリリス(隠れた欲望を暴く)が乗っています。トランシット天王星とはオポジション。
ネイタルのカイロン(魚6度)がアセンダントに合なのも気になるところ。
トランシットのカイロン(牡羊22度)が3日から順行になったのですが、ネイタルのカイロンとセミスクエアです。
トランシットカイロンはトランシット木星とスクエア。
カイロンは7月末から逆行を続けていましたが、1月3日に順行に転じます。見て見ぬふりをしていた事柄や不都合な真実が、明らかになり始めるでしょう。
アイタタ・・・となる人もいるでしょうね。
「アイタタ・・・」となったのは、マドゥロでしたか。
いまさらモンロー主義(ドンロー主義)
1823年にモンロー大統領がラテン-アメリカ諸国独立に対するヨーロッパの干渉を拒否する宣言を発したことに基づく。次第に拡大解釈され,他のアメリカ諸国への影響力行使に利用された。
アメリカ合衆国の外交政策は、この姿勢が、第一次世界大戦での欧州派兵、第二次世界大戦後の世界的超大国化まで基調となった。
孤立主義と同義に使われることも多いが、アメリカ合衆国による西半球(主にラテンアメリカ)への介入主義的な姿勢に対して用いられることもある。

モンロー主義をぶっちゃけて言うと「オレんちの裏庭に入って来んなよ」とか「俺のシマで勝手に商売するやつは許さないぞ」みたいな感じです。
トランプ大統領は、2018年に国連総会でグローバリズムを批判して「モンロー大統領以来、アメリカ合衆国は公式な政策として、この半球や自国の問題における外国の干渉を拒否してきた」と演説し、第一次トランプ政権から何度もモンロー主義を強調していました。
2025年12月に発表した「国家安全保障戦略」で基本方針として「モンロー主義」を明言し、トランプ大統領は「モンロー主義」と「ドナルド」を合成した「ドンロー主義」という造語に言及して西半球での主導権をアメリカが握ることを示唆しています。

モンロー主義の基盤はアメリカ独立戦争終結直後に築かれました。建国の父らは、アメリカが世界の大国となりヨーロッパ列強をアメリカ大陸の外に抑え込むことを望んでいました。
モンロー主義の全文書は、主に将来の大統領であり当時の国務長官ジョン・クインシー・アダムズによって書かれ、その本質は二つの重要な節で表現されています。
第一は序文で、新世界はもはやヨーロッパ諸国による植民地化の対象ではないと主張し、第二の重要な節は、アメリカはアメリカ大陸の既存のヨーロッパ植民地に関して中立を保つ一方で、新たに独立したスペイン領アメリカ共和国間に新たな植民地を作る「介入」には反対していることを明確にしています。
この教義をヨーロッパは無視したものの、かつて親であったイギリスは暗黙の承認を与えました。イギリスは(産業革命で)急成長する産業は製造品の市場を求めており、もし新たに独立したラテンアメリカ諸国がヨーロッパの(とくにスペインの)植民地になった場合、これらの市場へのアクセスは断たれることになると考えたからです。

当時、ラテンアメリカにおけるモンロー主義への反応は概ね好意的だったそうです。もちろん、モンロー主義の意図に疑問を持つ人もいました。
1895年のベネズエラ危機は、イギリスが英領ギアナの一部であると主張し、ベネズエラがベネズエラの領土と見なした、エセキボ川とグアヤナエセキバの領土に関するベネズエラのイギリスとの長年の論争で発生しました。
この危機は、紛争地域全体の仲裁を強制するアメリカの介入を受け入れ、モンロー主義を暗黙のうちに受け入れるようになったことから始まりました。
最終的に、1898年にパリで審判が召集され、1899年に紛争地域の大部分が英領ギアナに授与されました。
マドゥロ裁判が始まる



マドゥロは、現地時間5日にニューヨーク連邦地裁に出廷しました。
3日に捕縛されて5日に裁判というスピード。エプスタイン裁判もそのスピードでやってくれたらよかったのに。
ベネズエラのマドゥロ大統領がNYの裁判所に初出廷 無罪を主張(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース


ニューヨークタイムズが、トランプ大統領が言っていたベネズエラの麻薬カルテルは存在しなかったと言い出しています。
司法省も認めているようですが、そうなるとマドゥロの容疑はどうなるんでしょうね。
マドゥロ氏の弁護士、アサンジ氏代理人が担当 米作戦の違法性主張か
マドゥロの弁護士は、ジュリアン・アサンジの弁護を担当したバリー・ポラック氏。
マドゥロ氏はこの日の罪状認否で、麻薬テロ、コカイン密輸の共謀、機関銃および破壊的装置の所持など4つの罪全てで無罪を主張。ポラック氏は、マドゥロ氏拘束を「軍事的拉致」と呼び、作戦が違法だったと主張することを示唆した。
奥さんのシリア・フローレスさん(元弁護士)には別の弁護士がつくそうです。
次回の出廷は3月17日とのこと。春分直前ですね。
この日のホロスコープをみると、ノード軸とリリスのTスクエアが形成されています。

これをマドゥロのネイタルに重ねると、アセンダント・ディセンダント軸にノード軸がコンジャンクションなんですね。
うーん、マドゥロが麻薬密売人でなくても、やはりカルマの清算かな。

長くなりましたので、今日はこのへんで。
6日から10日ぐらいまで、太陽、火星、金星が重なります。
パーティで花火が上がるような派手さの反面で、不安定な運気の波のような印象です。10日が第一波のピークになりそう。
2月の日食に向けて、空もスタンバイ状態です。As above, so below.
鳥取県で地震が続いているようですね。皆様もお気つけください。
ではでは。
