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「よるよ」と「つきよのアイスホッケー」|26年5月号

毎月、日本と海外の絵本を1冊ずつ、計2冊紹介しています。
「絵本はおもしろい」「絵本と仲良くなりたい」と感じているわたしが、読んだ人に「紹介した絵本を読んでほしい」「もし読んでたらあなたの感想を聞かせてほしい」と思って書いています。

先月の記事は以下です。

これまで取り上げた絵本は以下からもご覧いただけます

▼今月の絵本

「よるよ」

【作者等】作:コジヤジコ 絵:中山信一【出版社】偕成社
【出版年】2023年 【価格】1,650円

「つきのアイスホッケー」

【作者等】文:ポール・ハーブリッジ 絵:マット・ジェームス
訳:むらおかみえ 【出版社】福音館書店【出版年】2023年 【価格】1,980円

▼わたしの感想

「よるよ」は夜の森にくらす動物たち(犬、熊、猫など)が落ちてきた虹の上で過ごす物語だ。物語の語りは、すべて回文になっている。上(左)から読んでも下(右)から読んでも同じ読み方になる言葉で構成されているということだ。例えば、「よる すもうも するよ」とか「よるの にじに のるよ」など、読んでいてとても心地よかった。夜の闇に色鮮やかな虹というのも贅沢な空の描き方で、抽象的な中山さんの絵がとても印象的だった。

「つきよのアイスホッケー」は七人の子どもたちが冬の凍ったビーバー湖でアイスホッケーをするお話。自然がもたらす神秘も恐ろしさもよく知っていて、それでいて人間らしく強かに楽しもうとする賢く勇気がある子どもたちの物語だった。冬の寒さは厳しいけど、その冷たさが故に身体や心が感じ取ることは多いように思う。そうした時間を過ごしたときの輝きが表現されていると感じた。


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