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★【選手育成】「普段の生活」を野球に生かす

(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

🥎 「高校野球」における普段の生活

高校野球を行なう高校生は、「野球選手」である前に学業を本分とする「学生」です。一日の時間の使い方はプロ野球選手のように「すべての時間を野球のため」に使うことはできず、授業や学校生活等日常の学生生活(普段の生活)があり、その中で規律ある行動が求められます。
一日で言うと野球以外の「普段の生活」の時間のほうが圧倒的に多くこの時間は野球には関係ないようにも見えるのですが、高校野球で強豪と言われている学校はこの「普段の生活」がしっかりしているケースが多く、特にトーナメント等一発勝負や僅差のゲームで強さ(精神的な強さ)を感じるケースも見ます。

このように「普段の生活」がしっかりしている学校が重視している点は主に
● あいさつ
● 掃除
● 整理整頓
● ボランティア
● 勉強
になり、これら誰でもできることを徹底して行なう(凡事徹底)ことで精神的な強さを育んでいきます。

  最新の高校野球専門誌は、こちらのリンクにまとめています
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一日の時間のうち野球の練習の時間はわずかなので、それ以外の大半の時間の使い方が大事になってくることをミーティング等使い全選手と共有します。
また有効な使い方のポイントも例として提示し、細部は選手間で考えていくようにします。

↓  選手育成に関する項目は、こちらから!
★【選手育成 ここからスタート】”成長する選手”のパターンを作り、チーム全体に浸透|工藤康博

🥎 「普段の生活」での凡事徹底例1 ”ゴミ拾い”

グランド・学校周辺のゴミ拾いは、野球の実力に関係なく誰でもできることであり、また継続するのはかんたんそうで実は非常に難しいことです。だからこそ凡事徹底を根付かせるのに良い方法です。

ゴミを毎日拾うようになると、今まで見えなかった(見ていなかった)ものに目が行くようになり、道端にあるゴミの現実を見て「自分は決してゴミを落とさないようにしよう…」「道を汚さないようにしよう…」と活動を通して自分の中で改善すべき基準が作られ、それによってその後の行動が変わっていく選手が増えてくることが多いです。
このように「誰かのために役に立つ行動をする」こと継続することで、今まで見えなかった現実を見て自分の中で考え方・価値基準が変わり、”自分が良ければ良い…”でなく”チームに対して貢献しよう…”とする謙虚な気持ちを持つようになっていきます。
”気持ち”は”行動”となって現れるため練習に取り組む姿勢・態度が変わり、それがチーム全体でできるようになれば「チームのために」と一人一人が行動できる集団となります。これはいざ試合となったときに結果につなげることができる大きな効果になります。

このように一つの活動から
活動する → 考え方が変わる → 行動が変わる → チーム力が上がる
というのが、凡事徹底の狙いになります。(高校野球・高校生活のみならず)選手の人間的な成長にも非常に大きな機会となります。

🥎 「普段の生活」での凡事徹底例2 ”トイレ掃除”

トイレ掃除も、野球の実力に関係なく誰でもできることであり、また継続するのはかんたんそうで実は非常に難しいことです。

トイレ掃除を進んで行なう選手はまずいなく、もし掃除をすることになってもいわゆる”やっつけ”の形で行なうことが多いですが、誰かが掃除しないとすぐに汚れてしまいます。
こういう掃除は、担当したい選手の希望者を募りいればその選手に。希望者がいなけらば監督が担当して行なうように すると効果的です。
掃除姿やきれいになったトイレはすべての選手も見るものなので、
   「トイレ掃除を1人ばかりに(監督ばかりに)
                やらせるわけにはいかない」

と感じる選手は多いと思います。
継続して担当してトイレ掃除をしていると、
● トイレが汚れないように、各選手がきれいに利用するようになる。
● 担当が掃除する前に、きれいに掃除された状態になる。
と、選手が感じたことを行動に移すことも十分考えられます。こうなると、トイレは「きれいであることが当たり前」という認識になります。

本来一番汚い場所であるトイレがきれいになったことで、チームとして「きれい」の基準がトイレをベースに変わってきます。グランド内はもちろんロ用具置場・更衣室等他の場所までトイレの「きれい」がベースとなって変わっていく感じです。
一旦きれいになると、わずかな乱れや汚れも気になるようになります。ネットが一部破けている・バットのグリップテープが剥がれかけている 等隅々に目が行き届き、常にきれいな状態で練習が出来るようになります。

こうなると、監督が一つ一つを指導しなくてもきれいにすることが選手間で当たり前になり、きれいにするためのアイディアも自然に出てくるようになります。継続されることで”部の伝統”になることも十分想定され、凡事徹底が部の継続した強さを生み出す源になることも予想されます。

この例も一つの活動から
活動する → 考え方が変わる → 行動が変わる → チーム力が上がる
という凡事徹底のケースで、「トイレ掃除を行なう」という行動の変化から、「チームの継続した強さ」という結果につなげることができる例です。

🥎 「普段の生活」での凡事徹底例3 ”勉強”

「野球しかしていない高校生の将来は、誰が保証するのか?」「野球バカではダメ!」というのは、高校野球界でもよく聞かれる言葉です。

高校でスポーツばかりやっても、みんなが将来スポーツをやるわけではありません。高校野球は3年間で終わりだが、人生は一生続きます。野球を通してその道をつくっているだけの話です。
長い人生を歩むための基本は高校3年までの授業にあります。授業を受けることで、将来に向けての選択肢を増やす準備をしているわけです。

6時間目まで授業を受けるのが、高校生の基本です。授業をキチンと受ける。一般生徒との交流を深める。地域の人から愛される。「学生野球はこうだ」という姿勢を見せ、野球部は学校の見本になるべく学校生活・勉強を行ないます。

🥎 「普段の生活」をチームの勝利につなげる

一日で言うと野球以外の「普段の生活」の時間のほうが圧倒的に多いので、この時間を有効に使うことで、
 普段の生活を大切にする ⇒ 
  練習でも手を抜かなくなる・細かなことに気づくようになる ⇒
                 練習に頭を使い、工夫が生まれる

ようになり、個人の成長につながります。
また、チーム全員で継続し積み重ねることができればチームの結果は必ず変わっていくことも十分考えられます。
特に、チームが思うような結果が出ないときには”厳しい練習”だけでなく普段の生活を生かす「考え方の変換」は有効になると思われます。

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野球界では、野村克也監督がヒンズー教の教えをアレンジして
          意識が変われば行動が変わる
          行動が変われば習慣が変わる
          習慣が変われば人格が変わる
          人格が変われば運命が変わる

という言葉を残しています。この言葉を普段の生活から肝に銘じ、野球の結果へとつなげていった選手は多いのではないか?と思われます。
このような数々の言葉をまとめた本がありましたので、ご紹介いたします。


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