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空の軌跡the 1st 2周目プレイ雑感㉓

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第2章 白き花のマドリガル

本編の前半における重要なイベントであり、リベール王国という国家の根幹を深掘りしていくのでいつもより長めの記事になっています。

演劇はまずジル会長の前口上から始まります。

おそらく七耀暦1100年ころの物語
リベールもまた貴族と平民の対立の歴史があった
ここから演劇が始まります
CV藤原さんの女性ボイスで一気に引き込まれます

おそらく七耀暦1100年ごろが舞台なので、隣国カルバード共和国の民主化革命と同時期と思われます。
ヨシュアが演ずるのは王女セシリア姫。
時の国王は病で崩御されてから1年後、セシリア姫はグランセル城の空中庭園から見る市井の賑わいに想いを馳せます。

王女セシリアは何かに嘆いている様子

これからのリベール王国を担うのは王女セシリアとその結婚相手。しかしその結婚相手に何やら悩みを抱いている様子です。
その求婚者は二人。
貴族(公爵家)出身で近衛騎士団長のユリウス。もう一人は平民出身ながら帝国との紛争で功績を挙げた猛将オスカー。

仕える侍女にとって二人の求婚者はどちらも高嶺の花
求婚者二人とも幼馴染でした

セシリア姫とユリウス団長、猛将オスカーは子供のころからの幼馴染。その二人から夫として一人を選べと言われてセシリアは思い悩みます。

そして場面は変わり、その求婚者二人ユリウスとオスカーの会話に移ります。
貴族出身ユリウス役がエステル、平民出身オスカー役がクローゼ。

ユリウスとオスカーもまた子供のころから親交があった
まさかセシリアを巡る争いになるとは

年頃の年齢まで育った三人でしたが、ユリウスとオスカーは王女セシリア姫の結婚相手として、貴族と平民の対立を象徴する存在になっていました。

貴族と平民の対立は一触即発のすぐそこまで迫っていた
二人もまた貴族と平民の対立を嘆いていた

続いて幕はユリウスの公爵家の話に切り替わります。
セシリア姫の結婚相手が平民になれば、地位が失墜しかねない——。ユリウスの父ラドー公爵は貴族の危機を誰よりも危惧していました。

ユリウスの父は貴族としてのプライドが高そうです
カルバード民主化革命から10年後ということか
オスカーとの親交の深さを感じます
貴族として貴賤の高さを簡単には捨てられない

オスカー側の幕に変わります。

平民側の思惑にオスカーも巻き込まれていく
セシリア姫が政争の対象となることを危惧している
王族の懐柔で平民の台頭を図りたい思惑
リベールにも革命(内戦)が起こっていたかもしれない

オスカーを王族に据えることで貴族階級を失墜させ、平民勢力の一挙台頭を狙う思惑が動いていました。ユリウスとオスカーは、セシリア姫を介して自らの身分と立場に深く苦悩することになっていきます。

苦悩するオスカー
そこへ酔っ払いが近づいて来ました
介抱しようと利き手を差し伸べた瞬間
非情の刃がオスカーを襲います
貴族勢力がついに実力行使

貴族派が放った刺客により、オスカーは不意を突かれ、剣士としての命ともいえる利き腕を負傷してしまいます。

わずか一年前にこの波乱を誰が予想しただろうか
セシリア姫を巡りユリウスとオスカーがついに決闘へ
エステルの演技が上手すぎる

オスカーからセシリア姫へ決闘の許しを願い入れます。
そして舞台は二人の決闘の場となるグランアリーナ(王立競技場)へ。

対峙する二人

しかし、ユリウスとオスカーの決闘の場にセシリア姫の姿は有りませんでした。二人の決闘の時が刻々と迫ります。

いつか雌雄を決する運命にあったと宣言するユリウス
込み上げる熱情を抑えられないオスカー

幾多の思惑と葛藤を飲み込み、ついに運命の決闘の火蓋が切って落とされた!

エステル迫真の演技
オスカーも流石の剣戟で応戦しますが
負傷した利き腕に痛みが襲います

オスカーが剣を交える前に不覚を取るなどあり得ない。ユリウスは貴族勢力の卑劣な差し金を疑いますが、それを裏付ける証拠は何一つとして残されていません。

次の一撃で決着を着けよう
たとえ打ち勝っても重い未来を背負う
敗れても行く末を見守ることを誓う

剣が交わり、結末が刻まれようとした寸前。凄絶な火花の合間に飛び込んできたのは、平和を願うセシリア姫の、あまりにも無謀で必死な叫びでした。

物語はクライマックスへ!!
斬られた瞬間に赤い花びらが散る演出が凄かった…

決死の介入により、二人の決闘は最悪の結末を回避したかに見えた。しかし、運命はあまりにも残酷だった。救われた二人の命と引き換えに、リベール王国の至宝であるセシリア姫が、その身を犠牲に捧げることになってしまいました。

ヨシュアの迫真の演技に感情が揺さぶられました
もともと貴族と平民の間に壁は無かったはず
その身を呈して融和を願うセシリア姫
徐々に意識が遠のいていく
楽しかった子供の頃の思い出へ眠るように息を引き取るセシリア姫(涙)

姫の命というあまりにも尊い犠牲を前に、貴族と平民の激しい対立は行き場を失った。この悲劇は、野望を抱いた者たちにとっても、変革を求めた者たちにとっても、ただただ深い悔恨を残すだけのものでした。

後悔先に立たず
エイドスへ恨み節を言われましても

悲劇に沈む決闘場を、突如として眩い神光が包み込む。
人々の前に降臨したのは女神エイドス。女神は静寂の中で、己の欲望に溺れた「人の子」らに対し、その使命はどうあるべきかを改めて厳かに問い質しました。

女神エイドスはいつも空から見守っている

女神エイドスは、その場に跪くすべての者に対し、自らが犯した罪を深く自覚し、悔い改めることを求めました。
貴族としての慢心、平民としての増長――立場を問わず、人としての在り方を見失った「人の子」らへ、女神は静かなる再起を促しました。

絶望に暮れる表情が秀逸
身分を惜しみ理解し合うことをしなかった罪
貴族としての保身に拘り続けた罪
それを傍観していた者たちにも罪を唱えるエイドス

姫が命を懸けて守った平和の重みを知り、貴族も平民も等しく手を取り合って涙を流した。
リベール王国が明るい未来へと歩み始めるであろうその姿を見届けて、女神エイドスは慈悲深い眼差しを地上に残し、静かに天へと昇っていった。

人の子の可能性を確かめて
エイドスは再び天へ昇って行った

そしてその場に集った人々は、リベール王国の長い歴史においても類を見ない、最大にして至高の奇跡を目の当たりにすることとなります。

誰もが絶望に暮れたその時、信じがたい光景が広がりました。なんと、命を落としたはずのセシリア姫が、再びその瞳を開き、息を吹き返したのです!

これは女神エイドスの奇跡なのか!?
男同士のアツい抱擁!

セシリア姫の奇跡的な生還を目の当たりにし、その場にいた一同は、女神エイドスの深き慈悲に心からの感謝を捧げます。

貴族も平民も無い全ての人民が平等なリベール王国へ
フェアでない決闘は騎士道に背く
今度はお互い五分の状態で決着をつけよう!

近衛騎士団長としての矜持が、ユリウスに刃を引かせた。不慮の負傷を負ったオスカーとの決闘を「無効」と宣言し、彼は騎士としての正道を貫いたのでした。
さらにユリウスは、居並ぶ者たちへ向かって毅然と言い放ちます。この決闘の真の勝者は、卑劣な負傷という逆境を撥ね除け、互角の勝負を演じてみせたオスカーであると。
彼はその不屈の闘志を、誰よりも声高に讃えたのでした。

オスカーを讃えるイケメン

セシリア姫はそっとオスカーに祝福のキスを捧げた。
彼女を巡るユリウスとオスカーの行方——恋と友情が入り混じるその結末は、まだ誰にも分からない。
けれど、この瞬間にリベール王国の未来が希望に満ちたものになると、その場にいた誰もが確信していた。

高校生の演劇でキスシーンですと!?
やっぱりエステルが主人公なんよ
ハッピーエンドで終幕!!

演劇「白き花のマドリガル」
一見、メインストーリーとは関わりの薄いエピソードに見えるかもしれません。
しかし、この「貴族と平民」という構図は、その後の軌跡シリーズにおいても、ゼムリア大陸という世界の在り方を形作る、切っても切り離せない重要なキーワードとなっていきます。
例えば『閃の軌跡』では、この階級対立が激化して内乱を招き、世界そのものを滅ぼしかねない事態にまで発展しました。
また『黎の軌跡』においても、カルバード共和国の夜明けを象徴するシーナ・ディルクの民主化革命を通じ、旧時代の王族と平民が歩んできた激動の歴史に触れることになります。

そう思うと、改めて日本ファルコムの緻密な世界観構築の凄さを感じずにはいられませんね。

では、次回からは第2章もいよいよ佳境へ突入!

つづく!


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