たかがとされどが喧嘩するスピードで
「強く生きろ」と知りもしない人にいきなり叱咤激励された瞬間にモスグリーンの絵の具を踏み潰したような感覚が生まれた
怒るべき場面でそうできないのはいつからだろうか 怒りは見る見るうちに萎んでいってただただ悲しくなってしまうの
ゴミの日に捨て去ってしまった感情の分、空いた隙間から入ってくる風が思ったより強い
……と思ったら1年間開けっぱなしだった
どうやら大切なものが流れ出たあと

止まったままで壁にへばり付いた時計を外したあの部屋に似ている、自分自身が
生活は水中で、沈んで行く君に差し伸べる手を持ち合わせていなかった
「ファイト」と笑えもしないのに歌われたプラネタリウムみたいな空のもと
(連れて行くし迎えに来た、迎えに行くし連れて来た)

