「がんばらない」で整う時間。オンラインヨガで、自分にやさしくなれた朝
取材がきっかけで、久しぶりにヨガと再会しました。
教えてくれたのは、
以前インタビューさせてもらったヨガインストラクターのYuriさん。
記事公開後「よかったらオンラインレッスン、受けてみませんか?」と声をかけてくれたのです。
実はインタビュー以来、
ヨガや瞑想を通して、朝の5分だけ呼吸に意識を向けてみたり、
軽く体を伸ばしてみたりしていました。
数年前にホットヨガには通っていましたが、
1時間みっちりヨガと向き合うのは、数年ぶり。
しかも初めてのオンラインレッスン。
ちょっとドキドキしながらでしたが、
想像以上に心地よくて、たくさんの気づきがありました。
今日はそんな“自分のための時間”を過ごした朝のことを
書きたいと思います。

<Yuriさんについて>

Yuri
ヨガインストラクター。「自分に優しくなれるヨガ」をコンセプトに静岡県を中心に活動。ヨガとの出会いは、屋久島。心身のバランスを崩した時ひとりで訪れ、出会った人々にヨガを勧められる。ヨガとは無縁の人生だったが、屋久島で救われた経験から「体だけでなく心も整うヨガ」の魅力を多くの人に伝えたいと思い、ヨガインストラクターへ転身した。
<YuriさんのInstagram>
頑張らないヨガ
Yuriさんは、レッスンの冒頭にこう伝えてくれました。
私のクラスで“失敗”は二つだけ。
一つ目は“痛いこと、怪我をすること”
二つ目は“隣と比べること”
比べるべきは他人じゃなくて、“昨日の自分”とか“ヨガをする前の自分”
自分の中の折れ線グラフを見ていくような感覚でやってみてください。
それ以外は全部正解。
自分の姿が“美しいかどうか”は重要じゃなくて
“心地いいなと思えることの方が大事
この言葉で、ふっと肩の力が抜けるような感覚に。
きれいにやる必要も、がんばる必要もないんだなあと。

その日のレッスンテーマは「胸を張ること」でした。
木全さんは、日頃PCと向き合っていて、
巻き肩や肩こりが気になるって言っていたので
レッスンではそれを意識していきたいなと思います。
猫背って、100%悪いってわけじゃないんです。
大事な臓器を守る姿勢だから、安心感があったりするというか
そう前置きした上で
「今日はちょっと胸を開いて、開けた気持ちになるようなクラスにできたら」と。
まずは肩まわり、首、背中をほぐすような動きから始まり、
呼吸に合わせて体を大きく広げていくストレッチへ。
ポーズの美しさではなく
「呼吸がしやすいか」「気持ちいいか」で進みます。
最初は座った姿勢で、次第に四つ這いやダウンドッグへ。
動きは穏やかだけれど、自然と意識が身体の内側へと向かっていきました。

気分に合わせて、自分で決められるレッスン
ゆったりとした動きで身体を温めたあと、こう尋ねてくれました。
このあと、バランスポーズのやろうと思っているのですが
“集中できる感じ”と“ダイナミックに動く感じ”、どちらがいいですか?
レッスンというと、
あらかじめ決まった流れをこなすイメージがあったけれど
気分に合わせた構成を、いくつも考えてくれていたことに感激。
その日の自分に聞いて、自分で選ぶスタイルでした。
私は「集中コース」を選びました。
両足の裏で床をしっかり踏みしめて立つ。
視線を一点に定めて、体の中心を探していく。
足の裏の親指のつけ根、小指のつけ根、かかと。
それぞれに体重が均等に乗るように意識して立ってみましょう。
これ、すごく難しいんです。

どの姿勢が一番快適かは、自分自身が一番よく知っています
このクラスの中だけでいいので、いろんな肩書きを外して、
自分のためだけに選択してみてください
画面越しでも、私に寄り添ってくれているのがひしひしと伝わってきます。
手放す練習
レッスンは最後のポーズ、シャバーサナ(お休みのポーズ)へ。
仰向けに寝て、何もせず、ただ呼吸に身をゆだねる時間です。
たくさん動いたあと、急に体の動きを止めると、
今度は頭の中が忙しくなってしまうかもしれません。
もし考え事が浮かんできたら
少しだけ今は手放してみる練習をしてみましょう
外の世界では、たくさんの肩書きを持っているかもしれない。
でも、今だけはそれらを全部脇に置いて、
自分だけの空間でくつろいでみてください
静かな時間のなかで、Yuriさんの言葉がじんわりと響きました。
最後に深呼吸を3回。
胸いっぱいに吸って、ゆっくり吐く。
心や体が疲れてしまったときは、またこのレッスンに戻ってきてください
レッスンは静かに終わりました。
ヨガレッスンを終えて
画面越しのレッスンは、はじめこそ少し緊張しましたが、
気づけばパソコンの存在すら忘れて、
自分の呼吸と身体にだけ集中していました。
久しぶりにヨガと向き合った時間は
「ちゃんとしなきゃ」「うまくやらなきゃ」と思いがちな日常から
すっと距離を取れた気がします。
オンラインであっても、いや、オンラインだからこそ、
自分の空間で安心して心をひらけたのかもしれません。
誰かと比べることも、見られることもない場所で
「今の自分」に向き合う。
そんな贅沢な時間を家のなかで過ごせるというのは、
想像以上の心地よさでした。
何より、Yuriさんの言葉は
ヨガの時間をより豊かなものにしてくれました。
ポーズの完成度よりも、自分の感覚を大切にすること。
目の前の身体を否定せず、丁寧に扱うこと。
自分の内側と対話できたように思います。
これからも、無理のないペースで、
自分の呼吸と身体を感じる時間をつくっていけたらいいなあ。
Yuriさん、本当にありがとうございました!

<Yuriさんについて>
<YuriさんのInstagram>
