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炎の美しさにしびれた日ー魚沼・白炭塾で“火の世界”を覗いてきた。

魚沼の白炭体験レポ/白炭塾で学ぶ「火」の世界
新潟・魚沼で開催された「白炭塾」。
炎の温度、炭の色、山の呼吸…
そのすべてが新しい世界を見せてくれた一日をレポートします。

魚沼の山奥で炎の美しさにしびれた日。

魚沼で黒炭体験をしたときもだいぶ衝撃だったけど…
今回の 白炭焼き体験 は
さらにその上をいく“未知との遭遇”でした。

だってね
まず集合早々から波乱だったんです。

…あれ?誰もいない?から始まった白炭体験

集合時間は朝7時。

暗いうちに家を出てどうにか着いた集合場所。
山の空気を吸いながら待つこと10分。

一緒に体験を申し込んだ方と
「いや~朝日がきれいですね~」なんて言いながらも
…20分…30分。

誰も来ないじゃないか(笑)

ふと見ると
近くの別の場所から煙のにおい。

あっちにも炭焼き小屋あったんかい!!!

行ってみると…炭焼き職人さん発見。

どうやら当初は個人依頼だったものが
他の参加希望者も増えたらしく
正式な『白炭塾』として開催に変更されていたらしい。

ということで
受付会場に移動して参加費2000円をお支払い。

そこから改めて炭焼き小屋へ。

ようやくスタートです!

釜の入口を開ける儀式がかっこよすぎた

今回の講師は
白炭職人の前原さんです。

なんと大手メーカーから転身して
炭焼きの世界へ飛び込んだ人!

魚沼に移住してまで
火と向き合う暮らしを選んだ方なんです。
かっこいいな。

白炭づくりは
まず釜の入口を少しずつ開けるところからはじまる。

入口は煉瓦でガッチリふさがれていて
これをひとつ
またひとつ外していく。

隙間から炎が見える!!

でもここで絶対にやっちゃいけないのが
一気に開けること。

空気が一気に入ると
火が暴れて木を焼き切ってしまう。

だから20分?ごとに少しずつ、少しずつ。

この待つ時間がもうすでに最高。

隙間からのぞく釜の中は
真っ赤な炭がゆらゆら揺れ、炎が踊る。

まるで炎の舞台。

寒い11月の朝だけど釜の前だけはぽかぽか…
というか近づくと暑い。

スマホも熱で危険レベル。

外した煉瓦も激アツで触れません。
見た目に騙されるやつ。

熱いよ!

灰をかけると白炭になる魔法

待っている間に
まずは灰の準備をします。

白炭の白さの正体は
炭にかける「すばい(灰+土が混ざったもの)」。

スコップで砕きながら準備しているだけで
「いよいよ始まるぞ…!」
というワクワクが込み上げてくる。

準備完了

で、待つ間は炎を存分に味わえます。

少しずつ開いてきたよ!

もうすぐ・・・

キターーーーー!

そして釜が完全に開いたら
いよいよ白炭を外に掻き出す工程へ。

棒のような器具、ヘラのような器具など
いくつもの道具を使い分けて
熱さに耐えつつ、慎重に、慎重に炭を外へ。

出てきた!
じりじり移動中

これ、めちゃくちゃ熱い。

距離をとっていてもじりじり焼けるような熱気。

参加者のみなさんは上手に掻き出していたけれど
私はというと…

粉塵アレルギーでくしゃみ大爆発するからと
完全にレポーター役に徹してました(笑)

(べ、別に熱さにびびったわけじゃないからね!)

でも、この作業は小学生の体験授業でも行われるらしい。

魚沼ならではの地域で伝統をつなぐ
本当に大事なプログラムなんだなぁと
ちょっとうらやましくも思ったり。

掻き出したほっかほかの炭。

ここに灰をかけると・・・白炭に。

みんなで交代しながら全ての炭を掻き出して
午前中のうちに作業は無事終了!

皆さん、お疲れさまでした。

かなりのアツアツなのでしばらくは冷めないよ

まさかの展開:できたて白炭で焼肉…だと!?

普通、白炭は時間をかけて冷まし
落ち着かせてから製品になります。

が!!!!

この日は特別に
“冷まさないままの白炭”で焼肉タイム!!

なんと贅沢なんだ魚沼!!!

焼いたのは地域名物の 魚沼産もつ。

このもつ、すごいんです。

腸だけじゃなく、レバー、ハツ
いろんな部位が入ってて
一度に色んな食感が楽しめるやつ。

白炭で焼くと香ばしさが段違い。

うまい、うまい、うまい!

寒い外で食べる熱々のもつ焼き…最高の幸せ。

しかもさらに!

10秒で焼けるピザに全員が驚き!

炭を取り出したあとの釜は
まだ超高温。

ここでピザを入れると……

速攻焦げ目!

10秒で焼ける。ホントに10秒。

目の前でピザがぶわっと膨らんで
縁に焦げ目がついていく様子は感動もの。

これも、白炭塾ならではのスペシャル体験。

そして最後には
お土産の白炭袋までいただいて終了。

体験+焼肉+ピザ+白炭おみやげ。

どう考えても 2000円の価値がバグってる。

紅葉の魚沼ドライブで締める完璧な1日

11月初旬の魚沼は紅葉のピーク。

帰り道、山の斜面が
まるで炎のように色づいていて
白炭の真っ赤な炎と重なりあうように見えました。

朝一番の戸惑いからはじまり
釜の熱、炎の揺らぎ、白炭の白さ
もつの香ばしさ、10秒ピザの驚き。

初めてばかりなのに
不思議と懐かしいような気持ちになる。

火って人を遠ざけるのに
同時にあたためてくれる存在なんだな・・・。

炎の前に立つと
人間ってもともと自然とこんな距離で生きていたんだな
という感覚に。

炭は身近な存在だったのよね

それは黒炭体験のときにも感じたけれど
今回はさらに火の美しさと人の営みが
まっすぐ胸に届いた日でした。

白炭の白さも
炎の赤も
山の色づきも
ぜんぶ自然が描いた今日だけの景色。

魚沼の山奥で
火と向き合って、笑って、驚いて
ちょっとだけ原点に帰るような・・・

そんな素敵な一日でした。

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実は私、黒炭体験もしちゃってます↓

魚沼白炭塾についてはこちら↓

白炭職人の前原さんについてはこちらもどうぞ↓


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