【第9話配信編①】スマホとPS5のみを携えてYouTuberとして立ち向かう物語
そして物語シリーズ開幕、オシュグッドは続く
単に配信時の各タイトルを「〇〇物語」みたいな感じで結んでいただけなんだが、この激痛を伴った試みはしばらく続いたので物語シリーズとして分けて扱おうと思う。
とりあえずショート動画を投稿した翌日には、PS5コントローラの左上らへんにある、小さなブロードキャストボタン的なやつをポチッと押して、いよいよゲーム配信を試みようとする俺がいた。
どの題材で配信しようか、どうアプローチしようか、ここまでの道すがら、当然ながら配信開始という着地点を見据え、ある程度の思考の整理と、自分にとって何が可能で何が不可能なのかについて熟考することを怠っていたわけでは決してない、いやホントなんよ、ウソじゃないんよ。
第4話でも触れているように、自分の肉声が、いわゆるデジタルタトゥーとしてアーカイブに残り、後年、醒めた自分が羞恥に駆られ、衝動的にそれを消去したとて、物的にもそうでない誰かの記憶からも、俺の道化録が綺麗さっぱり無くなるかといえば、決してそうではない。
身近な例えを挙げると、前略プロフィールがこの世から消えた事を僥倖とする方も多いのではなかろうか。
目を逸らしたくなる程の万能感に浸っていた、かつての自分が放つイキリオーラがありありと刻まれている黒歴史を負の遺産として捉えずに、ただ単に若かりし頃のキラキラした青春の残穢(ざんえ)として「ふふっ」と余裕しゃくしゃくで眺められるメンタルの閾値(しきいち)がイカれた選ばれし者たちはさておき、そんな感じの事を俺は言いたい。
そしてmixi(ミクシィ)は未だ健在だ、おっかねぇ。
この喩えがよくわからないぜ!と感じた若年層はLINEでやらかしたりTikTokで変なダンス踊ったりインスタのストーリーで病んだ投稿したのを思い出すといいよ。
今はえらそうな顔してふんぞり返った大人達だってもれなく通ってきてる道だから安心してほしい。
今やってるこのサカゲーでええやん
配信素材だが、理想としてはやはりフロム・ソフトウェアのラインナップを扱いたい。
ブラッドボーンの世界観に浸りながら、ヤーナムくんとして楽しく獣狩りの夜を堪能したり、隻狼やエルデンリング等々、フロムゲー大好きな好事家諸氏に見守られながら進捗をお届けするのもきっと楽しかろう。
しかしながら、この段階でライブ配信におけるリアクションという問題に関して、開始前の企画時点で完全に俺は行き詰まる。
無言配信というスタイルに固執する限り、どうしたってチャット欄でのやり取りを避けることはできないし、俺自身それしか解決方法はないと考えていた。
非公開テスト配信というクローズドな試行手順を踏んで、段階的に道理と感覚を理解しつつ前準備を整える、という手も無くはないが、当時の俺は獣の病にバチバチに冒されており、一刻も早く配信したいという欲求を理性が御しきれずにいる手が付けられない状態。
結局のところ、我慢という言葉を知らないフリを選択した愚か極まりない俺は、コナミデジタルエンタテインメントが配信している「eFootball(略称イーフト)」なるサッカーゲームを最初の配信タイトルとして選んでしまう。
そして、この地獄は今日、この瞬間も続いている。
遂に本懐ともいえる配信編の幕開けとなりました。
私が否応なしに「ネット上で袖を振り合う難しさ」を痛感する出来事に翻弄され、洗礼を受けまくる様子を詳細にお伝えし、どのようなスタイルが適切なのかを模索するのがメインの章となります。
その流れの中でショート動画を何本か投稿、ローコストの権化のような立ち回りは呆れと同時に何かしらのヒントと受け取る方もいるかもしれません。
この配信編から今日に至るまでも、様々な紆余曲折が現在進行系で起きており、書くことが多すぎてままならん、というのが現在の素直な感想ですが、それも含めて引き続きお楽しみいただければ幸いです。
俺が前プロ世代だったら大変なことになっていたと思う。
因果の因が降って湧いた前日譚 (一、二話改訂済)
地獄の門のインターホンを押す投稿編
こちらも合わせてお読みいただけると幸いです。
ご一読ありがとうございました
