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うつ病後の働き方「エッセンシャル思考 X エフォートレス思考」

こんにちは!

今回は、病気後の仕事に必ず役に立つ「エッセンシャル思考」と「エフォートレス思考」についてお話しします。病気後の働き方の話です。

私はこれまでに3回の休職と復職を経験しています。3回目の復職のとき、「働き方を変えなければ、また休職する」と強く感じていました。

当時は、傷病手当の支給が満了し、会社の休職リミットも迫っている状況。「今回が最後のチャンスだ」と思いながら、リワークに通って復職準備を進めていました。

リワークでは通勤訓練、認知行動療法による思考・感情との付き合い方の学習、体調管理、上司や同僚とのコミュニケーション(アサーション)の練習など、再発予防の取り組みをしていました。

今思えば、色んなことに取り組んでいたと思いますが、当時の自分は心のどこかで「まだ何かが足りない」と感じていました。なぜなら、リワークで学ぶのは、再発予防やコミュニケーションが中心であり、「働き方そのもの」を教えてくれるわけではないからです。

実際に復職して直面するのは、仕事の進め方、タスクの取り組み方、リソースの配分といった働き方の問題です。この働き方というのは、病気を抱えた上での働き方です。病気になる以前の働き方と全く異なります。

復職が決まってから「働き方も再発予防と同じくらい重要だ」と思うようになりましたが、当時通っていたリワークで学ぶ機会がなく、自分で探していくしかありませんでした。

そんな時に手に取ったのが、『エッセンシャル思考』と『エフォートレス思考』という2冊の本です。2冊をギュッとまとめると、

「最も重要なことを、最も楽な方法でやる」

という考えに集約されます。

この考え方は、復職後の働き方だけでなく、病気と共に生きる人生そのものにも通じます。私自身、この2つの思考を取り入れてから、働き方も生活も大きく改善されました。復職して3年半が経過した今でも、日々意識し行動の軸にしています。

この記事では、まず「エッセンシャル思考」を取り上げます。


◆ なぜ「エッセンシャル思考 × エフォートレス思考」が必要なのか

病気後の働き方において、この2つの考え方が欠かせない理由は、次の2つです。

①病気による制約で、使えるエネルギーに上限がある

社会復帰してまず痛感するのは「病気の自分にできることには限りがある」という現実です。エネルギーの総量が変わってしまったということです。

体力・気力・集中力は以前より明らかに落ち、少し無理をするとすぐ体調を崩します。毎日の体調の波に翻弄されながら働くことになります。

病気前は上限を意識せずに働けていましたが、これからは常に病気の制約を意識する必要があります。上限を無視して走り続ければ、悪化や再発につながります。

②それでも職場では成果を求められる

一方で、職場に戻れば「給料をもらう以上、成果を出す」という当然の期待があります。その成果の基準は、周囲の人や病気前の自分と同じです。

あなたに理解のある人でも、仕事の場面では「健康な人」と同じ基準であなたを評価をしますし、自分自身もどこかで「前のように頑張らなきゃ」と思ってしまいます。

ここに「できることの上限」と「求められる成果」のギャップが生まれます。これを気合いで埋めようとすると、一時的にうまくいっても、遅かれ早かれ限界が来ます。

だからこそ、働き方を変える必要があります。少ないエネルギーでも成果を出す。言い換えれば、生産性を上げることが必要不可欠です。

そこで役に立つのがエッセンシャル思考 × エフォートレス思考です。

⚫︎限られたエネルギーをどこに使うか?(エッセンシャル)
⚫︎どうすれば無理なく進められるか?(エフォートレス)

この2つの掛け算ができると、少ないエネルギーでも成果が出せるようになります。結果として、余力を残しながら働くことができ、再発予防にもつながる「持続可能な働き方」になります。

◆ エッセンシャル思考とは?

ここから「エッセンシャル思考」について詳しく紹介します。本の核をまとめつつ、私自身の解釈と経験も踏まえて説明します。

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⚫︎「より少なく、しかしより良く」

エッセンシャル思考の中心にあるのは、この一言です。

「本当に重要なことだけに集中し、それ以外は徹底的に捨てる」

小手先のテクニックではなく、そもそも何に力を使すべきか?という選び方の思想です。

⚫︎エッセンシャル思考の3つのプロセス

著者グレッグ・マキューンは、エッセンシャル思考を3つのプロセスで説明しています。

① 選ぶ:
無数の仕事や依頼の中から、「本当に重要なこと」を選び取る段階。

② 捨てる:
重要でないものを意識的に手放す。やらないと決めることで、やるべきことのみを残す。

③ 仕組み化する:
選んだ大事なことを、負担なく続けられるように仕組みを整える。習慣やルーティンに落とし込む。

⚫︎パレートの法則(80対20の法則)

「大事なこと以外はやらなくていい」と言われても、最初は抵抗感があると思います。そこで、有名なパレートの法則を紹介します。

⚫︎成果の80%は、全体の20%の行動から生まれる
⚫︎残りの80%の行動から生まれる成果は20%だけ

つまり、仕事の中には、

  • 大きな成果を生む20%(重要なこと)

  • ほとんど成果を生まない80%(それ以外のこと)

が混ざっているということです。だからこそ、重要な20%に集中することが大事です。

⚫︎私がエッセンシャル思考から得た気づき

私がエッセンシャル思考を読み直して強く感じたのは、「病気後の働き方は、この考え方を前提にしないと成り立たない」ということでした。

病気前は、多少無茶をしてもなんとかなるだけのリソースがありました。しかし、病気後はそうはいきません。

  • 体力は限られる

  • 集中力は短い

  • 体調の波がある

  • 無理をすると一気に崩れる

この状態で全部やるのは不可能です。だから私は、すべての仕事の前に一度立ち止まり、

  • これは本当に重要か?

  • 自分がやるべき仕事か?

  • 今やる価値があるか?

  • これをやって体調は持つか?

と考えるようになりました。これが、病気後の働き方の基盤です。

⚫︎「やらないことを決める」のは勇気がいる

エッセンシャル思考は、「何をやるか」を決めるための思考法です。言い換えれば、「何をやらないか」を決めるための思考法です。

やらないことを決めるのに、最初は抵抗がありました。

  • サボっていると思われないか

  • 評価が下がらないか

  • 周囲の期待を裏切らないか

でも今は、病気の私ができる最大限の貢献するために必要なことだと考えています。これが、病気と共に働く私にとっての生存戦略です。

◆ おわりに

今回は、病気後の働き方の土台となる「エッセンシャル思考」についてお話ししました。エッセンシャル思考は、効率化のテクニックではありません。
限られたエネルギーの中で「どこに力を使うか」を決める考え方です。

病気前と同じ働き方ができない今だからこそ、まずは「重要なことを選ぶ力」を鍛えることが欠かせません。

そして、この重要なことをどうやって無理なく実行していくか。ここで鍵になるのが、もう一つの考え方である「エフォートレス思考」です。

次の記事では、「最も重要なことを、最も楽に実行するための方法」について深掘りしていきます。ぜひ続きも読んでいただけたら嬉しいです!

今日はここまで!

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