思い出は、あとから何度でも喜びを与えてくれる
こんにちは!
今日は「思い出の複利」について書きたいと思います。
僕が、病気後の人生を考える時に、必ず上位に浮かぶワードが「思い出」です。
ではなぜ、思い出をそんなに大事にしているのか?
それは、思い出こそが人生の資産だと考えているからです。
死が近づいてきた時に、地位も、名誉も、金融資産も、何の価値も持ちません。死の直前でこれらをどれだけ獲得していたとしても、良い人生だったとは言えないと思います。
では、良い人生だったと思えるためには何が必要か?
そう、思い出です。
今回はどうして思い出にそれだけの価値があるのかお話しします。

◆思い出には「複利」がある
思い出には、「複利」があると思っています。株式投資でよく聞くやつです。複利とはざっくり言うと、「もらった利息が次の利息を生んで、時間がたつほどどんどん膨らんでいく」というものです。思い出も、これと同じように膨らんでいきます。
なぜかというと、思い出には 2つの喜び があるからです。
体験しているその瞬間の喜び
後から思い返すことで生まれる喜び
この「思い返す喜び」が、利息のようなものになります。
例えば、旅行に行ったとき。その場で楽しいのはもちろんですし、帰ってきて数日後に写真を見返す時も、数年後にふと思い出す時も、幸せな気持ちになれますよね。
つまり、一度の体験から何度も喜びを引き出せるということです。そして思い出は、引き出せる回数に制限がありません。一度体験してしまえば、10年後でも20年後でも、死ぬまでいくらでも喜びを取り出せます。
だから、思い出という人生の資産は、時間がたつほど価値がどんどん大きくなっていきます。これが、思い出の複利です。
◆体験には「旬」と「賞味期限」がある
「じゃあ、体験をたくさんして思い出を増やしていこう!」…と行きたいところですが、ひとつ覚えておきたいことがあります。それは、体験には 「旬」 と 「賞味期限」 があるということです。
体験の「旬(しゅん)」とは
その体験をもっとも「おいしく味わえる時期」のことです。身体的負荷の大きい体験、例えば、富士登山や海外旅行、ハードなアクティビティなどは、体力のある若い時期のほうが圧倒的に楽しみやすいですよね。体験そのものからもっとも喜びを引き出せる時期、これが体験の「旬」です。
体験の「賞味期限」とは
その時期を逃すと、二度と体験できない可能性があることです。例えば、赤ちゃんや小さい子どもと過ごす時間。抱っこできる期間、手をつないで歩ける期間…。どれも短く、後回しにしたら取り戻せません。これはまさに「賞味期限」のある体験です。
このように、体験はいつでもできるわけではありません。旬に味わえば体験から得られる喜びは大きく、賞味期限を逃せば体験することすらできなくなります。このことを知っておくと、体験を先延ばしにしないことが大事だとわかると思います。
◆年齢を重ねてから「旬」になる体験もある
ここまで読むと、「若いうちの体験が大事なのかな」と感じるかもしれません。でも、そうではありません。人生の後半に旬を迎える体験もあります。例えば、
孫やひ孫と過ごす時間
穏やかな朝の散歩や、長年連れ添ったパートナーとの静かな時間
人生を振り返り、語り合う深い時間
長く続けてきた趣味が熟成されていく喜び
これらは若い頃には得られなかった成熟の喜びと言えると思います。60代、70代、80代、90代だからこそ深く味わえる体験です。
つまり、人生には、それぞれのライフステージごとに「旬」と「賞味期限」があります。その時期にしかできない体験を、その時期にちゃんと味わうことが大切だと思います。
◆働きながらどう思い出をつくるか
とはいえ、思い出づくりにはお金も必要です。(もちろん、生活するためにも。)お金を得るために仕事をしないといけません。僕自身、復職してからは「仕事と体験のバランス」をずっと意識しています。
仕事は大事。でも、思い出は人生の後半で圧倒的に価値を持ちます。多くの本で語られているように、死の直前に人が後悔するのは、「もっと働けばよかった」ではなく、「やりたいことをやればよかった」「家族との時間をもっと大切にすればよかった」 です。
だからこそ、仕事をしながらでも「この時間だけは守る」という体験の枠を先に確保することが大事だと思います。これだけで、未来の満足度は大きく変わります。
◆おわり
今回は「思い出の複利」について書いてみました。ここまで読んで、「この人ほんとに思い出の話ばっかりするな…」と思った方もいるかもしれません🤣でも、それくらい大事だと思っています。
思い出という視点で人生を見つめてみると、「今の自分が大切にしたい時間」や「後回しにしていたこと」が、見えてくる気がします。
大きなことじゃなくていいので、あなたの「今の時期にしかできない体験」をひとつだけでも大切にしてみてください。それが未来のあなたを助けてくれる、大事な資産になるはずです。
今日はここまで!
復職に関する記事をまとめています↓
【自己紹介】
— あつき@うつ病会社員 (@atsuki_pro) August 29, 2023
⚫︎年表
2018年4月:入社
2018年8月:忙しい部署に配属
2019年4月:鬱の症状が出る
2019年9月:うつ病と診断される
2020年6月:1回目の休職
———1ヶ月間の休職———
2020年7月:1回目の復職
2020年8月:2回目の休職
診断名が双極性障害に
———8ヶ月間の休職———
2021年4月:2回目の復職…
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