アラスカ再び 冬 1:シアトル経由でアンカレッジ~タルキートナへ
2013年の夏にアラスカを訪れたとき、デナリは雲に覆われていました。あれからもう13年。いつか全景を見てみたいという願いが、極寒のアラスカで叶いました。
成田発、シアトル経由でアンカレッジへ。アラスカ航空の尾翼のおじさんは、ブッシュパイロット(氷河や山岳地帯に行く熟練パイロット)の手助けをしていた実在の人だそうです。 違うデザインもあるけど、やっぱりこのお顔に会いたい。

凍てついた景色に見惚れながら着陸。


2010年に主要な工事を終え、近代的になったテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港

カート1台の値段が8ドルって! 早速アメリカの物価高騰・円安の洗礼を受けました。

足元が開放的なだけでなく、座っても外の人と目があってしまうトイレ。個室の内側に必ず張り紙がしてあって、「危険を感じたら911へ」 こんなところで言われてもなあ。 張り紙は実に様々で、それだけで記事が出来そうでした。アメリカに来たことを実感しました。

野生のムースにも会えるかな。

空港の名称は、アラスカ州選出の上院議員を40年ほど務めたテッド・スティーブンス(Ted Stevens )を称えて付けられました。アラスカの州昇格や航空インフラに尽力し、Uncle Tedの愛称で親しまれたそうですが、2010年に航空機事故で亡くなりました。

大戦中は空軍のパイロットだった
他にも犬ぞりレースのレジェンド、スーザン・ブッチャー(Susan Howlet Butcher, 1954–2006)の写真が飾ってありました。スーザンはアイディタロッドという約1600kmの犬ぞりレースで史上初めて3連覇、5年間で通算4勝という偉業を成し遂げました。着実な戦略や犬の幸せが最優先の哲学は、51歳の若さで白血病で亡くなったあとも語り継がれ、アラスカではスーザン・ブッチャーの日が制定されています(3月の第一土曜日) アラスカの人にとって、犬ぞりは特別なものなんですね。

初日はアンカレッジで一泊。クラフトビールが自慢のレストランで夕食をとりました。醸造タンクがみえる店内はお客さんで一杯で、カジュアルで良い雰囲気でした。外は寒いけど中は身も心も温かい♪

自家醸造のビール

アラスカの食事は意外とどれも美味しかったです。そもそも期待値が低かったこともありますが、普通のものを普通に食べたい私は、手の込んでいないお料理の方が好きです。

ホテルの部屋から見た夜景。遠くにクック湾(Cook Inlet)やアラスカ山脈がうっすら見えました。ドライアイスのような煙がたちのぼって、まるで冷凍庫みたい。そんな中でも車や人影が動いていました。

朝食は胃に優しいオートミール。

Lakehood Seaplane Base
小型機は観光だけでなく、バスやタクシー代わり・郵便や食料の配達、通勤など生活インフラになっていて、個人所有率もとても高いです。Lake hoodは世界最大級の水上飛行機基地で、夏場は離着陸の音がうるさいくらいだそうですが、真冬はし~んと静まり返っていました。

一路、タルキートナへ。アンカレッジの180kmほど北、2時間半のドライブです。バスの運転手さんは女性でした。

ワシラ(Wasilla)で小休憩。路肩にうなだれて座っている男性がいました。もちろん氷点下です。ホームレスのシェルターはあっても、アルコール依存など地域の課題は多そうです。ちょうどICEの移民取り締まりが話題になっていましたが、そもそもアメリカって移民が作った国じゃなかったっけ?と思う私。

スーパーのFred Meyerでトイレを借りたついでに、チラ見で物色。値段は高いけれど品物は揃っていました。

お肉コーナー

アラスカ土産コーナー

タルキートナのB&Bに到着。くっきり晴れて嬉しい!

質素ながら清潔で可愛いらしい客室。室内はぽかぽかで、厚着をしていると汗ばむくらいでした。マイナス20度というと防寒ばかり考えてしまいますが、軽装も必要です。

窓の外のつららがきれい。

直行便がなくなって何だかんだ長旅でした。さあ、いよいよアラスカ旅行がスタートです☆
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