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フォーム改善にはこれ一択!今だからできる『ダッシュ禁止令』のすゝめ

どうも、足ひれ社長のヨシです!

「今日もダッシュで締めくくろう!」
「最後にちょっとだけハードなメニューを...」

フォーム改善に取り組んでいる時期でも、練習の最後にはこんな風に思っていませんか?

実は、今の時期にそれをやってしまうと、せっかくのチャンスを逃しているかもしれません。

今日は、試合から離れた6月だからこそできる「世界一地味だけど、確実にフォーム練習を有効にする」練習法についてお話しします。私もこの方法で、2021年のコロナ禍で泳ぎを根本から変えることができました。

フォームの修正、癖の克服をしたい方は必見の内容となっていますので、ぜひ最後まで読んで取り入れてみてください!

なぜ「ダッシュ禁止」が最強のフォーム改善法なのか?

突然ですが、質問です。

あなたは普段、自転車にのるとき、歩車共通の狭い道を走る時と、広い道路を走るとき、どちらがより慎重に、細かくハンドル操作をしますか?

きっと歩車共通の狭い道の時ですよね。ぶつからないように、歩行者の妨げにならないようにゆっくり動かしながら、「もうちょっと右に...」「今度は少し左に...」と微調整を重ねるはず。

実は、泳ぎのフォーム改善も同じなんです。

高速で泳いでいる時は、どうしても「勢い」や「」でごまかしてしまいがち。
でも、ゆっくりした動きの中でこそ、身体の細かな筋肉や動きを意識的にコントロールできるようになるんです。

6月という「黄金の時期」を活かそう

今、あなたの周りではどんな雰囲気でしょうか?

「次の大会まではまだ時間があるなぁ...」
「今は体力作りの時期かな?」

そう言われていたり、感じているなら、実はチャンスです!

この時期こそ、心肺機能や筋力向上をちょっと横に置いて、フォーム改善に集中できる貴重な期間。秋冬の試合シーズンになってからでは、なかなかじっくりと技術を見直す時間は取れませんからね。

科学的に見る「地味練習」の威力

「でも本当に、ゆっくり泳ぐだけで変わるの?」

そう思う気持ち、よくわかります。

でも、運動学習の研究を調べてみると、とても興味深いことがわかったんです。

筋肉と脳の「協調性」って何?

例えば、歌を想像してみてください。みなさん歌うのは好きですか?私はこれを書いてる今も歌ってます(笑)
(しかも何故か急に聴きたくなった懐かしい倉木麻衣を・・・(笑))

さてさて、ラップなどの速いテンポの歌を歌おうとすると、口が思うように回らず、変な言葉になってしまったり、そもそも言葉が抜けてしまうことがありますよね。でも、ゆっくりしたテンポなら、一つ一つの単語を確認しながら正確に発音できます。

泳ぎも同じで、高強度で泳いでいる時は、

  • 筋肉が硬直して細かな調整が難しくなる

  • 無意識に「力任せ」の動きが出てしまう

  • 正しいフォームより、結局「速く進むこと」を優先してしまう

一方、低強度でゆっくり泳ぐ時は、

  • 筋肉がリラックスして、思い通りに関節・身体を動かせる

  • 意識した部位にしっかり集中できる

  • 正しい動作パターンを脳に刻み込める

つまり、「身体をコントロールできる状態」で練習することが、実は一番効率的なフォーム改善につながるんです。

私の実体験:1ヶ月間の「ダッシュ禁止令」!

ここで、私自身の話をさせてください。

2021年、コロナ禍で次々に大会が中止になりました。「次にいつ大会があるかわからない...」という状況でも練習は続けないと・・・。そんな時、私はある決断をしました。

1ヶ月間、自分にダッシュ禁止令を課したんです。

なぜそんなことをしたのか?

理由は簡単。レーススピードや速いスピードでばっかり泳いでいると、気持ち良いし、頑張ってる感もあるし、楽しいんですが、トレーニング効果で言ったら、どうしても無意識の瞬間が生まれてしまうからです。その無意識の瞬間に、長年染み付いた悪い癖が顔を出してしまう。

だから「まずは身体の膿を出すように、悪い動きを徹底的に排除しよう!

そう考えたんです。

具体的に何をやったのか?

例えば、私はその時から、お尻の筋肉をもっと効果的に使いたいと思っていました。

そこで、

  • 200m、400m、時には800mや2000mを

  • ダッシュは一切せず

  • ただひたすら「お尻に力を入れ続ける」ことだけを意識して泳ぐ

距離やメニューは変えるものの、基本的には毎日毎日、同じことの繰り返し。

正直、ダッシュしてはいけないとなると、そう言う部分ではつまらなかったです(笑)。特にフィンスイミングをやっている人ならわかると思いますが、あのスピード感こそが醍醐味じゃないですか。それを我慢するのは、かなりきつかった...

でも面白いことに、だんだん「早く高強度の練習がしたい!」というドMか?と思うような、不思議な前向きな気持ちになってきたんです。普段だったら「きつい練習は避けたいなぁ」と思うのに、逆転現象が起きました。

また、初めは意識ができなかったり、ぎこちない泳ぎになるから結果としてダッシュをしていないのに疲れてしまったりしていたのが、少しずつスキルアップしていくのが身を持って感じられ、やりたいフォームが自分の身体に染みていくその成長が気持ちよかったです。

そして迎えた「解禁日」

1ヶ月後、ついに「ダッシュ解禁!」の日がやってきました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。久しぶりのスピード練習に胸が躍りました。

そして泳いでみると...

案の定、ハードな練習の中でも悪い癖が出ませんでした。

さらに、1ヶ月間徹底して意識してきたお尻の筋肉の使い方が、無意識の瞬間でもちゃんとキープできていたんです。フォームが明らかに向上し、その後の高強度練習もスムーズに移行できました!

結果として、コロナ禍明け一発目の日本選手権では、高強度練習が多い鍛錬機でもフォームを崩さずに効率よく追い込めたため、思った以上に良いパフォーマンスでタイムを出すことができました。

あなたも試せる「地味練習」メニュー

「具体的にはどんな練習をすればいいの?」

そう思いますよね。私がお勧めするのは、とてもシンプルです。

基本メニュー:200m×8本

さらに重要なのは距離や本数だけではなく、強度設定なんです。

強度の目安は、

  • ターン後15mまで毎回無理なく潜れる余裕がある程度

  • その上で30秒程度の休憩ができるサークル

  • 次のスタートまでに脈がほとんど戻っているくらい

「こんなんで本当に練習になるの?」と思うくらいがちょうど良いです。これくらい余裕があると、頭の中と身体中の神経をフルで集中して泳ぐことができるでしょう。

なぜこの強度が重要なのか?

この強度で泳ぐと、何が起こるでしょうか?

まず、身体を常にコントロールできる状態をキープできます。疲れて息が上がったり、筋肉が硬くなったりしないので、意識したい動作や姿勢づくりに100%集中しやすくなるんです。

車の運転で例えるなら、安全運転でゆっくり走っている状態。この時なら、「右足の力の入れ方」や「ハンドルの握り方」まで意識できますよね。

でも高速道路を時速100キロで走っている時に、そんな細かいことまで意識できるでしょうか?きっと「前の車との距離」や「次の出口」など、もっと大きなことに注意が向いてしまうはず。

泳ぎも同じです。高強度で泳いでいる時は、「息苦しさ」や「疲労」に意識が向いてしまい、細かなフォーム修正まで気が回らないんです。

「長期戦」の覚悟を持とう

ここで大切なお話があります。

長い期間かかって定着した癖は、長い期間かけないと直せません。

よくあるのが、コーチに「もっとお尻を使って!」と言われて、その日は意識してできるようになったつもりでいても、次の日にはもう元に戻ってしまうケース。これ、経験ありませんか?

「あれ、昨日どうやってたんだっけな・・・?」って。

でも、それが普通なんです。悪い癖が染み付くのに何年もかかったなら、良い癖を身につけるのにも相応の時間が必要。

だからこそ、今のこのフォーム改善に集中できる時期に、たまには心肺機能や筋力向上の高強度トレーニングをぐっとこらえて、低強度練習に「全振り」する日を作ることが重要なんです。

実際に得られる効果

「本当にそんな地味な練習で変わるの?」

実際に私の教え子たちにも、時期を見ながら同じように「ダッシュ禁止令」を出すことがあります。もしこれを読んでいる中に私の教え子がいたら、きっと「あー、あの時のことか!」と思い出すでしょう(笑)。

みんな、最初はダッシュがしたくてうずうずします。いつもはきつそうで「嫌だ」って顔をするくせに、ダッシュ禁止になると急に「ダッシュがしたい!」って言い出すんです(笑)。

でも、そうやって丁寧にやっていくことで、

1. 推進力の向上

力に頼らない、本当に効率的な泳ぎが身につきます。水を捉える感覚が格段に向上し、持久力に依存しない根本的なスピードアップが可能になります。

2. フォームの安定性

疲労時でもフォームが崩れにくくなり、レーススピードでも技術的精度を維持できるようになります。時間をかけて身体と向き合うからこそ、定着率も高くなりますしね。

3. 怪我の予防

無理な力みによる怪我リスクが軽減され、持続可能な競技活動の基盤ができます。

実践のコツと注意点

よくある「誘惑」への対処

「ダッシュがしたくなる誘惑」

これは本当に強敵です(笑)。特にフィンスイミングのあのスピード感を知っている人なら、我慢するのがどれだけ大変かわかるでしょう。

でも覚えておいてください。大袈裟かもしれませんが、1回のダッシュが、それまで積み上げてきた練習を台無しにする可能性があります。

「物足りなさ」を感じるのは、実は正解のサイン。その感覚を大切にしてください。

ダイエットで少し効果が出てきた時に「ちょっとくらいなら・・・」と甘いものに手を出したら、次の日からエスカレートして、結局やめられなくなりリバウンド・・・!みたいなことに似てるかもしれません。

継続の難しさ

地味すぎて効果が見えにくく、「本当にこれで良いのかな?」と不安になることもあるでしょう。

でも、フォーム改善は「見た目にはわからない小さな変化」の積み重ね。長期的視点で効果を信じ続けることが大切です。

成功のための工夫

  • 特定の筋肉や動作に明確な意識を向ける
    「今日はお尻」「今日は腹筋上部」など、テーマを決めて取り組み、それ以外の部分はたとえうまくいってなくても気にしない!大目に見る!

  • ダッシュ解禁日を設定してモチベーション維持
    「2週間後にはダッシュ解禁!」という楽しみを作る!ここまで我慢してきた私はすごい!みたいに思うとせっかくここまで我慢してきたからあと少し頑張って乗り切ろう!と思えるようになります。

あなたも挑戦してみましょう!

この「地味すぎる練習」、試合が遠い6月の今だからこそ挑戦してみませんか?

最初は物足りなく感じるかもしれません。周りから「今日は軽い練習?」なんて言われることもあるでしょう。

でも、秋の試合シーズンが来た時、きっとその効果に驚くはずです。私自身も、教え子たちも、この「ボディーブロー効果」を何度も実感してきました。

ダッシュやハードな練習で力でごまかせてしまっている人は、一度ベースアップをしないと必ず頭打ちが来てしまいます。

前にも記事で書きましたが、ゆっくり泳ぐこと、ゆっくり動かすことの大切さを改めて感じてもらえたでしょうか?

あなたも、この夏に土台から泳ぎを変えてみませんか?
ぜひコメント欄で、一緒にフォーム改善の旅を楽しみましょう!

ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました。

この内容、良かった!参考になった!と思っていただけたら「スキ❤️」と「フォロー✅」、「シェア♻️」、「チップ💙」で応援していただければ嬉しいです...!

また、これからも他では聞けないトレーニングの紹介や泳ぎの解説を通して、読者の皆さんのお役に立てるような発信をしていきますので、「コメント欄」に「質問や気になる内容」を入力して教えてください!

それではまた次回お会いしましょう!
またね〜

フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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