眠った背中の感覚を「手足のように操るようになれる」裏ワザ
どうも、足ひれ社長のヨシです!
突然ですが、あなたは自分の身体を自由自在に、思い通りに動かせますか?
先日、こんな悩みを聞きました。
「コーチから『背中をもっと使え』って言われるし、どうやら背中が大事なのはわかるんです。でも、自分の背中が今どうなっているのか、まったくわからないんですよね...」
思わず「あるある!」と頷いてしまいませんか?
水泳って不思議なスポーツです。野球やゴルフなら、自分の身体を見ながらフォームをチェックできる。でも、水の中では自分のフォームを確認するのは至難の業。ましてや「背中」なんて、普段の生活でさえ意識することが少ない部分です。
でも、ちょっと考えてみてください。
あなたは普段、背中のことをどれくらい意識していますか?
ドルフィンキックを打つとき、背中をどう使っていますか?
クロールを泳ぐ時、どうやって背中を使っていますか?
トレーニング中はどうやって背中に意識を持っていっていますか?
そもそも背中がどんな状態になっているのか、わかりますか?
...難しいですよね。でも今日は、この「見えない背中」を味方につける方法を、一緒に探っていきましょう!最後まで読んでいってください。
1. 泳ぎの真の力源は「見えない背中」にある
「ドルフィンキックって、お腹と太ももの力でやるものでしょ?」
多くの人がそう思っているかもしれません。確かに、腹筋を鍛えたり、太ももを強化したりすることは大切です。でも、実はそれは間違ってます。
トップスイマーたちが持っている共通の「特別な能力」。それは、背中やお尻などの「目で見れない身体の背面」の絶妙なコントロールです。
トップアスリートを間近で見たことはありますか?彼らの背中には、ある特徴があります。
それは単に筋肉がついているということではなく、背中の「使い方」「動かし方」が違うんです。そんな感覚を、彼らは磨いています。
先日質問してきた選手にかけた言葉を、あなたにもお伝えします。
「理想のフォームは頭では理解できても、自分の身体が実際にそれをできているかどうかは、別問題なんだよね」
この「理解と実践のギャップ」。あなたも感じたことがありませんか?
2. なぜ背面感覚が泳ぎを決定づけるのか
ここで少し科学的なお話をしましょう。難しくならないように、できる限り身近な例で説明してみます。
想像してみてください。あなたが波のプールで遊んでいるとします。波が来たとき、身体全体でその波を受け止め、そのリズムに乗っていくと、より遠くまで運ばれますよね。逆に、波に抵抗しようとすると、すぐに疲れてしまいます。
ドルフィンキックも同じなんです。
水中でうねるような動きを生み出すためには、背骨から始まるしなやかな連動が必要です。そして、その連動の中心となるのが背中なのです。
「でも、背中って意識できないじゃん!」
そう思いますよね。でも実は、背中を意識するためのとっておきの方法があるんです。
3. 身体の「見える部分」から始める自己診断
まずは、あなたの「目で見える部分」から始めましょう。
先日の選手へのアドバイスでもお伝えしたのですが、実は自分の目で確認できる部分は意外と多いんです。特に体幹や膝の位置は、たとえ泳いでいる時でも、顎を引いて見下ろすことで目視で確認できます。
実践してみましょう。今、この記事を読んでいる姿勢のまま、顎を少し引いて、自分のお腹や太ももを見てみてください。見えましたか?
水中でも同じように、顎を軽く引いてお腹や太ももを見ることができます。ドルフィンキックでは、この「見える部分」から「見えない背面」へと意識をつなげていくのがコツです。
具体的には・・・👇
腰の位置を確認する
⇒腰が反りすぎていないか?沈みすぎていないか?骨盤は後傾できてるか?膝の曲がり具合を見る
⇒膝が浮き上がりすぎていないか?過度に曲がっていないか?腰よりも深いところに位置しているか?おへその向き
⇒水底に向いているか、前方に向いているか?それによって骨盤はどうなっているか?
これらをチェックするだけで、ひとまず背中の状態も間接的に把握できるようになります。なぜなら、前面と背面はいつも連動しているからです。
4. トップスイマーに学ぶ背面感覚の磨き方
では、トップスイマーたちはどうやって背面の感覚を磨いているのでしょうか?
彼らの共通点は、「感覚を研ぎ澄ませる習慣」を持っていることです。水の中での微細な感覚を大切にし、常に「身体がどうなっているか」に注意を払っています。
でも、いきなりそんな高度な感覚を身につけるのは難しいですよね。だから、ステップを踏んで練習していきましょう。
【ステップ1】陸上での背面感覚チェック
壁に背中をつけてまっすぐ立ってみましょう。このとき、腰と壁の間に隙間ができていませんか?この隙間が大きいほど、腰が反っている証拠です。
次に、お尻に力を入れて、腰の隙間をなくすように意識してみましょう。この感覚が、水中での「腰を落とす」時に骨盤後傾をキープする感覚につながります。
【ステップ2】水中での背面意識
プールでは、背泳ぎの姿勢から始めてみましょう。仰向けで浮いたとき、おへそが天井に向くように意識します。このとき、背中全体が水に触れる感覚を味わってください。
次に、ゆっくりとうつ伏せに身体を回転させます。この時、背中の感覚を失わないように意識しましょう。うつ伏せになっても、背中が「開いている」感覚を保つのがポイントです。
背中のセンサーを敏感にして、空気と水の感覚の違いを感じ取りましょう。
【ステップ3】フィードバックを活用する
一人で泳いでいても、自分のフォームは見えません。だからこそ、パートナーや指導者からのフィードバックが貴重です。
「背中がどうなっていたか教えて」と頼むだけでも、大きな気づきが得られます。また、可能であれば、動画撮影してもらうことが最も効果的です。
動画の中の「実際に起こっている映像」と自分の頭の中で「起こっていると思っていた映像」の乖離を理解して、現実と感覚のズレを修正していくのです。
例えば、「自分ではあれだけ大きく動かしているつもりが、映像を見ると実は全然動かせてない!」こんな経験ありませんか?
トップ選手になればなるほど、このズレがほとんどなくなり、細かな修正や動きを一瞬で修正できちゃうんです。
また、私の場合は、きっとこの人は、現実と感覚にこれくらいのギャップを感じてるんだろうなというのは、動きを見るとだいたいわかります。
「今の泳ぎ、◯◯を意識してみたけど、◻︎◻︎だなぁって感じの感覚じゃなかった?」みたいなことを言い当てると、「なんでわかるんですか!?怖い!」と言われます。(笑)
私は今まで不器用だからゆえに、何百、何千、何万もの感覚をテストしては修正して、テストしては修正して・・・を繰り返してきました。そのため、自分の身体の操作性は並外れた能力を身につけることができたと思っていますし、それによって、人の動きを見ると、その内面まで透視することができるようになってしまったんです・・・!
これは以前にお話した私の「見る力」の強さに由来してます。よかったら後で関連記事から読んでみてください。
5. 今から試せる背面活性化の裏ワザ
さあ、すぐに試せる、シンプルでカンタンな裏ワザをお伝えします!
その前に、大切なことを先に伝えておくと、これらの方法を数回やっただけでは、残念ながらすぐにあなたの背中が覚醒することはありません。
でも、背中の筋肉に限らず、例えばお箸の持ち方や楽器の使い方など、様々な動作が練習によって少しずつ慣れていくように、続けていけば気付いた時にはできるようになっているものです!
ということで、その裏ワザとは・・・・・
「背中を叩いてもらうこと」です!めちゃくちゃシンプルですね(笑)
筋トレをしている人なら、今から鍛える筋肉をより意識しやすくするために、その部位を触ったり、叩いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか?
スイマーも、レース直前、身体をバチバチ叩く人めっちゃいますよね。あれは、ただ単に見様見真似で緊張をほぐすためや気合を入れるため、威嚇のためにしている人も中にはいるかもしれませんが、元々は今から泳ぐ時に意識したい部位を叩いて、神経に刺激を入れる目的で行われています。
でも、自分で背中を叩くのは難しいので、泳ぐ前はもちろん、準備運動や陸トレで肩甲骨や広背筋などを動かす前に、仲間やコーチに背中を触ってもらったり、軽く叩いてもらうと、意識がしやすくなることでしょう。
どうしても人がいない場合は、鏡を見ながら自分で触ってみたり、私の場合は、泳いでる時に背中の意識が悪い時は、壁に背中を叩きつけたりしてますね・・・(笑)
背中に限らず、自分の身体をコントロールするのが苦手な人は、ぜひやってみてください!トレーニングに限らず、ストレッチや体操にも使えますよ。
見えないものを味方につけるマインドセット
最後に、大切なマインドセットについてお話ししましょう。
多くの人は「見えないから意識できない」と諦めがちです。でも、私たちは日常でも「見えないもの」とうまく付き合っています。
たとえば、スマホを操作するとき、指の裏側はあなたには見えていませんが、問題なくキーを押せますよね。それは、感覚が発達しているからです。
同じように、背中も「感覚」で理解できるようになるんです。
初めは難しいかもしれません。でも、少しずつ意識を向けていくことで、あなたの「見えない背中」は、泳ぎの強力な武器に変わっていきます。
トップスイマーたちが持つこの「背面感覚」。実は、彼らだけの特別な才能ではありません。誰でも、適切な練習と継続的な意識づけで身につけられるスキルなのです。
あなたも明日から、「見える部分」と「見えない背中」の両方を意識しながら泳いでみませんか?きっと、新しい発見があるはずです。
水の中での感覚は言葉で伝えるのが難しいものです。でも、一歩一歩、自分の身体と向き合っていくことで、必ず上達への道が開けます。
ということで、今回もここまで読んでくれてありがとうございました。
この内容、良かった!勉強になった!
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それではまた次回お会いしましょう!
またね〜
フィンスイミングスペシャリスト
足ひれ社長 関野 義秀

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