「解毒・排毒」について
以前、「四毒」についてと、自身の「四毒抜き」の体験についての記事を書きました。
今回も健康についての話題ですが、毒を抜くという作業は一筋縄では行かないんだぜ?という話をしたいと思います。
悪くなった食材を食べると、嘔吐や下痢をします。食べ過ぎ、飲み過ぎもそうです。お腹を壊します。
これは「毒抜き」、言い方を変えると「毒出し」をしているわけです。
体内で、ダメージを与える毒物、不用物を、排出する。
もちろん日頃から、排便、排尿、発汗、呼気など、あらゆる部分で人は毒素や不用物を排泄していて、それら排泄されたものは、我々の五感にとって「不快感」を感じるようにできているようです。
わかりやすいのが「匂い」ですね。健康な時の大便と、不健康な時の大便では、匂いが違いますよね? 腸内環境が悪いと、おならも臭いですし、尿の匂いとかも、キツくなります。
あと体臭や口臭もそうです。胃が悪い時って口が臭くなったりしますし、体臭も、体質ももちろんありますが、日頃食べているものや、その時の体調でキツくなったりもします。
それらで排泄が追いつかないと、痰や鼻水なんかで排泄し、場合によっては発熱もします。そうなると風邪のような症状になります。
そして外傷ではない皮膚疾患も、排毒作業、浄化作業の一つだと言われています。
僕も、慢性的な乾癬や脂漏性湿疹などの皮膚疾患があり、植物油脂をやめて半年ほど経ち、改善されました。
ここ、ポイントです。植物油脂の摂取をほとんどやめてから、症状が沈静化するまでに半年以上かかった、ということです。
食べ過ぎ飲み過ぎ食あたりは、即効性で排毒が起こります。しかし、そんな急性的な毒素、中毒症状ではなく、微量な毒素の場合だと、体はそう簡単に反応しません。
それらは急性症状は引き起こしませんが、蓄積され、慢性的、少しずつ少しずつ、内部に炎症を起こしたり、血行不良を起こしたり、血液を汚したり、体に毒物を蔓延させたりします。
あらゆる慢性疾患において、原因の特定が難しいのは蓄積された結果に起こった症状だからわかりずらいのです。
ちなみに、Youtubeラジオバージョンもありますので、声で聞きたい方は(こちらから)
これは体の使い方も同じで、ちょっとくらい力が入っていても、人の体はそう簡単にへこたれないけど、その不自然な動きや、不自然な緊張が何年も続くと、特定の筋肉が凝り、骨格が歪み、それが慢性的な不調を与えます。
即効性の反応より、このような遅延性の反応の方が、長期化するトラブルになるので、恐ろしいのです。
健康意識に目覚めた人が、例えば「食養生」や「四毒抜き」、「運動習慣」とか、なんでもいいのですが、体の浄化作用を始めたとします。
確かに、即効性の効果はあるかもしれません。わかりやすいのが、体重が減ったとか、眠りの質が良くなったとか、体が軽くなったとか。
しかし、慢性的な疾患の改善などの効果を感じられるのって、僕の皮膚疾患は半年かかりましたし、以前、喘息も酷かったですが、完治には玄米菜食で3年んかかってます。
もちろん、ここは「人それぞれ」です。
あ、先に言っておきますが、僕の場合は、相当酷かったです。とんでもない荒れた食生活でした。
子供の頃は、食事は普通でしたが(母の料理は超甘口、濃口でしたけど)、病弱だったので、年がら年中何かしらの薬を飲んでいました。
とにかく母親が薬好きで、僕がちょっとでも何か症状が出ると即座に薬でした。だから薬漬けで育ったと言ってもいいかもしれません。
そして、僕が中学2年の頃、母親が病気になり、入退院を繰り返していたし、なんせ家の借金問題などでとにかく貧乏になりました。
後から思うとやろうと思えば、自炊で安い食材でやりくりできたのかもしれませんが、遊びたい盛りの中高生で、ちょっとグレてましたし(笑)。
そうなるとインスタント食品とか、コンビニのおにぎりとか食べまくっていたし、食事するより、貴重なお金をお菓子とか甘いジュースに使ったりしてました。
大人になってからも、週8で牛丼屋言ってたり、シリアルを1日3食食べたり、毎日マクドナルドの100円バーガー食べたりしてました。病気になるまでは薬好きでしたし。
まあ、そりゃ病気になるわな(笑)ってくらいの酷い生活で、自業自得だったんですが、ここまで蓄えた毒素は、10年以上、ものによってはもっと長い期間、体に溜め込まれていた感じがあります。
本気で蓄積された毒素って、どうやら体の奥の奥の奥の、これまた深くに浸透するんです。
それが、全身の細胞という細胞、骨、体液、すべてに混ざり込みます。
そして、おそらく顕微鏡とかでは見つけられないくらいの、僕の実感としては「波動」レベルで蓄積されている、と推測してます。
だから、もしあなたがそこそこのレベルで毒素を溜め込んでいるとして、それが波動レベルにまで体に染み付いたら、それらを排泄、排毒、解毒するって、例えばグルテンを1週間やめましたとか、1ヶ月ウォーキングしました、レベルではなかなか取り除けないです。
こんな経験があります。息子がまだ小さなかった頃で、30代前半の頃です。
食養生など、とにかく健康のために意識を変えた時期でした。
まず、風呂に入ると、僕が入った後は、翌朝、残り湯に白い糸状の「何か」がたくさん浮いているのです。自分の体からそんなものが出ていることに驚きましたが、「好転反応」の一つだと思っていたので、成るに任せていました。多分、アトピーがひどかったので、そこから何か出ていたのかもしれません。
汗をかくと、肩のあたりから、ドブのような匂いを放つ時期もありました。1年くらいは続き、汗ばむと人に近寄らないようにしていました。
あと、よくランニングしていたのですが、走ると頭から「シャンプーの匂い」がするのです。
その頃は、生活圏のすべてのものをオーガニック製品で固めていたので、いわゆる香料とか石油系界面活性剤の入ったシャンプーは、何年も使っていませんでした。
少なくとも2年以上は、その手のシャンプーを使ってないんです。なのに、走って体が温まると、頭皮からシャンプーの匂いがする…。冬場は毛糸の帽子をかぶっていましたが、帽子からシャンプーの匂いがするんです。
不思議でしたが、髪の毛とか頭皮とか通り越して、頭蓋骨の奥とか、それこそ波動レベルで、合成界面活性剤や香料が蓄積されていたのかもしれません。
半年間くらいそんな時期が続きましたが、だんだんと薄れ、やがて消えていきました。ただ、それらの化学物質って、本当に体の奥の奥に入り込むんだなと実感しましたね。
もちろん、「体質」はあります。
いくつかパターンがあります。
解毒が強い体、解毒が弱い体
排毒が強い体、排毒が弱い体
この二つは、解釈の違いは色々とあるでしょうが、似て非なるという感じがします。
ここでは、解毒は「体内で分解し無毒化」する力。排毒は、「体内の毒素を体外へ排出」する力という定義で話を進めます。
色々とパターンを調べたのですが、どちらも肝機能は大きく関わっていますが、特定の臓器だけの問題ではなく、骨格、筋肉量、ホルモンバランスなど、トータル的なものです。
解毒の力が弱く、排毒が強いは、すぐに中毒症状になります(それも一種の排毒力ですが)。だから顕著に症状が現れますが、その分、自分で自然と気をつけるようになります。
「排毒」の力が弱いけど、解毒がまあまあ強い人って、免疫が強いからちょっとくらいの毒素は抑え込めるし、アレルギー反応とか、中毒症状が出ないので、自身も気をつけることがりません。
それでも、毒素を摂取していれば、ちょっとずつちょっとずつ「蓄積」されます。これが一番怖いですね。
だから案外「風邪一つ引かない」という人で、本当に強い人もいるけど、いきなり重度の病気になる人っているんです。「あんなに元気だったのに…」ってパターンです。
ちなみに、僕の母も兄も、鼻炎はありましたけど、とにかく風邪とか引かない人でした。僕なんてしょっちゅう風邪ひいて寝込んでましたが、兄はまったくそんなことはないし、母も病気になるまでの数年間、風邪一つ引いてなかったのです。しかし、それは「蓄積」されていたのです。
もちろん、解毒力、拝毒力、どちらも高いに越したことはないです。
高めるためにはどうすればいいのかというと、解毒力のポイントの鍵は、肝機能や腎機能よりも、「微生物」。腸内細菌などの働きが重要です。
シンプルに「お腹の調子」ですね。便秘、下痢、胃痛、腹痛、膨満感などは、不調のサインですが、それはイコール腸内細菌の乱れとなります。
微生物は皮膚にもいます。全身至る所にいて人間と共存しています。だから消毒や滅菌殺菌は、むしろ体を弱めます。
微生物のたくさんいる場所に言って、直接触れ合うのも良いでしょう。山や森を歩くだけで、自然と口や鼻から入りますし、皮膚にもつきます。土を触るのもいいですね。微生物を農薬で殺した土ではなく、自然環境のある畑作業もとても良いです。
排毒力に関しては、これは「生命力」とも言えます。なぜなら、生物は常に摂取と排泄という循環作用で生きているからです。
呼吸も食事も、入ってきて、出ていく。
排泄が弱まると、入れることができなくなります。摂取より排泄が大事ですが、排毒力というのは、排泄力でもあります。
これは生命エネルギーというか、生きる力そのものですから、これを鍛えるにはどうすればいいのかというと、
「肚」です。丹田に、そのエネルギーがあります。
上記は「お腹」の「腹」ですが、こちらはそれとは違う、非物質的な「肚」ですが、どちらも要するに「ハラ」なんです。
今、日本人の肚は、危機的状況です。
活力がない。精力がない。元気がない。根気がない。生気がない…。老若男女、そんな人たちだらけになっています。
だから「和の歩法」で、肚を取り戻したいと思っています。
そして話は少し変わりますが、我々の身体の状態は、そのまま心とか精神の状態と繋がっていますし、さらに言うと「地球」とも繋がっています。
地球も、生きています。同じように、解毒し、排毒します。
しかし、解毒力や排毒力を上回る汚染により、地球も危機的状況です。
人体で言うなら、悪玉菌が増えすぎたとか、がん細胞が増殖して、宿主の生命活動を破壊しているようなものです。
もちろん、その悪玉菌や癌細胞は「人間」のことです。
この危機的な状況を改善するために、どうすればいいのか?
政治家が何とかしてくれますか? 経済界でどうにかなりますか?
もう、そういうことではダメなんじゃないかと思います。
だから「一人一人の意識」なのです。「あなたの意識」です。その源は、あなたの「肚」にあります。
自身の健康は、そのまま周囲の健康、そして地球の健康につながります。これはエビデンス(科学的根拠)云々の話ではありません。真理とかエネルギーとか宇宙レベルの話ですが、マクロはミクロです。
毒を浄化、解毒。それ以前に、まずは現代人は排毒です。入る毒を少なくして、生命力が高まれば、不必要な毒素は排泄されていきます。
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