「10の姿~言葉による伝え合い~」その記録、本当にもったいない!保育記録が輝き出す"本当の見方"【文例30選】
こんにちは、先日初めてボンボンドロップシールを知ったARTです。
「たくさん話せました」
「会話が成り立ちました」
「自分の気持ちを言葉で伝えられました」
保育記録を書きながら、こんな言葉を書いたことはありませんか?
書き終えた瞬間、心の中で小さく「でも…」って呟いてしまうこと、ありませんか?
「この子、本当はもっと面白いこと言ってたのに」
「あの瞬間の、あの表情まで伝えたいのに」
「この一文じゃ、あの子らしさが伝わらない気がする」
大丈夫です。それ、あなたの文章力の問題じゃありません。
見る視点が、ほんの少しだけズレているだけなんです。
今日は「保育の10の姿」の中でも、特に記録が"もったいないこと"になりやすい「言葉による伝え合い」について、現場でそのまま使える視点と文例をお届けします。
この記事を読み終わる頃には、明日からの記録が見違えるように変わります。子どもたちの言葉が、あなたの記録の中で、もっと輝き出すはずです。
多くの保育者が気づいていない「3つのドラマ」
「言葉による伝え合い」の記録って、どうしても「話せたか・話せなかったか」に目が向きがちですよね。
でも、実際の保育現場で起きているのは、もっともっと豊かなドラマなんです。
僕の記録の見方が変わったのは、尊敬する先輩のこんな一言がきっかけでした。
「子どもが言葉を発したとき、その前後で、必ず3つのドラマが起きてるよ」
それが、芽生え・関係・変化です。
芽生え――言葉になる前に、何が起きているか
言葉は、突然ポンと出てくるものじゃありません。
- じっと相手を見つめる
- 口を開きかけて、やめる
- そっと体を近づける
- 表情がふっと揺れる
その全部が、「伝えたい」の助走なんです。
たとえば、友達の遊びを横で見ながら、何度も口を開いては閉じる姿。
そこには「入りたい」「でも、どう言えばいいかわからない」という葛藤があります。
この"言葉になる前の時間"を見ているかどうかで、記録の深さはまったく変わります。
関係――誰に、どう伝えたかったのか
同じ「いやだ」という言葉でも、相手が違えば意味はまるで変わります。
- 保育者に向けた言葉
- 仲のいい友達への言葉
- 初めて関わる相手への言葉
それぞれに、勇気の量も、込められた思いも違うんです。
「いやだ」と言えたことよりも、「誰に向かって言えたか」を見る。
ここに、その子の対人関係の育ちが詰まっています。
変化――言葉が、何を動かしたのか
言葉は、出た瞬間で終わりじゃありません。
- 友達の行動が変わった
- 場の空気が和らいだ
- 本人の表情が変わった
言葉が世界を少し動かした瞬間こそ、記録に残したい成長です。
例えば、こんな違いがあります
【before】
「自分の気持ちを言葉で伝えられました」
【after】
「ブロックを取られ、しばらく黙って相手を見つめた後、『それ、使ってたんだよ』と小さな声で伝えました。相手が『ごめん』と返すと、ほっとした表情で遊びに戻っていました」
後者には、勇気・関係性・安心感、すべてが詰まっていますよね。
明日から使える3つのコツで、記録が一変する
「わかるけど、実際どう書けばいいの?」
そんな声が聞こえてきそうです。ここからは、すぐに使える具体的なコツをお伝えしますね。
コツ1:「誰に向けた言葉か」を必ず書く
言葉には、必ず"相手"があります。
- 保育者に
- 友達に
- みんなに
この一言を足すだけで、記録は一気に立体的になります。
コツ2:言葉にならない部分をすくい上げる
言葉が出る前の「間」「視線」「表情」。
ここを文章にすると、「話せた・話せない」の評価から抜け出せます。
子どもの内側で起きていることを、そっと言葉にしてあげる。それが僕たちの役目です。
コツ3:「伝えた結果」を必ず残す
言った後、どうなったか。
- 相手はどうしたか
- 本人はどう感じたか
ここまで書いて、初めて"伝え合い"の記録になります。
【保存版】現場で使える!シーン別・珠玉の文例30選
ここからは、そのまま現場で使える文例を30個、解説付きでお届けします。
明日からの記録に、ぜひ活用してくださいね。
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「10の姿、どの子に当てはまる?」「要録に書く言葉が出てこない…」そんな現場の悩みを解決する一冊。教科書的な解説ではなく、目の前の子どもの…
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