『好きだからいい』は危険!知らなきゃ損する精油の知識
はじめに
「好きな香りを嗅ぐだけだから安全。」
そう思っていませんか?
実は、妊娠初期には注意が必要な精油があります。
「好きな香りを嗅ぐだけでいいでしょう。難しいレシピなんかいらない。」
この言葉を目にした瞬間、
アロマセラピスト・インストラクターとして20年間植物の香りと向き合ってきた私の心には、ある一つの感情が湧き上がりました。
「それ、危ない!いえ、絶対にダメです!」
なぜなら、「好きな香りが、今のあなたに安全だとは限らない」からです。
アロマテラピーの素晴らしい癒やしの裏側には、知らないとあなた自身を、そして大切な誰かを深く傷つけてしまう「落とし穴」が隠されているのです。
理由が長くなるので、ここで書くことにしました。
万能?の精油「ラベンダー」の、もう一つの顔
ラベンダーは、その優しく甘い香りで最も人気のある、アロマテラピーの代表的な精油です。
トリートメントで使用すると、肌の調子を整え、緊張をほぐし、眠りへと誘ってくれます。
背中のはりや首こり、頭痛などの困り感を緩和してくれる優れものであることは、間違いありません。
しかし、ラベンダーには、意外と知られていない一面もあります。
10年以上前、私は同僚の結婚祝に、彼女が大好きなラベンダーとレモンの精油、そしてディフューザーをセットでプレゼントしました。彼女は本当に喜んでくれて、新居での生活を楽しんでいました。
結婚後半年で、めでたく妊娠。職場は、彼女のおめでたに大変喜んでいましたが、妊娠5ヶ月目のある日、彼女は緊急に入院することになったのです。
担任というハードな仕事だったからかと、みんな案じていました。
1ヶ月の入院後、彼女は無事に安定期に入り退院。それからは仕事量の軽減など配慮を受けながら過ごし、無事に産前育休に入り、かわいい男の子を出産しました。
ホッと胸を撫で下ろした私は、後から、ある衝撃的な事実を知りました。
彼女は、体が非常に敏感な妊娠初期も、ラベンダーの精油を枕元で焚き続けていたのです。
「妊娠中は、ラベンダーを控えてね。」
と、なぜ、私は何度もしつこいほどに伝えなかったのか。
彼女の大好きな香りが、彼女を、そしてお腹の中の新しい命を危険に晒してしまったのではないか。
その時の後悔は、今も忘れることができません。
なぜ、好きな香りでも「危険」なのか
ラベンダー精油はリラックス作用で人気ですが、妊娠初期の方にとっては注意が必要です。
ラベンダーに含まれる成分には、ホルモンバランスや子宮収縮へ影響を与える可能性が指摘されており、芳香浴でも体調変化を招く場合があります。
特に妊娠12週頃までは胎児の臓器などが形成される非常に重要な時期です。「天然だから安全」「好きだから安心」と思い込まず、使用前に正しい知識を持ち、医師や専門家へ相談することが大切です。
ですから、「好きだからいい」では、危ないのです。
ラベンダーだけでなく、ローズマリーやユーカリ、ペパーミントなども、 体調や症状によっては「禁止(禁忌)」になることもあります。
「“天然だから安心”と思っていた方は、いませんか?」
天然=いつでもだれにでも安全、ではありません。
おわりに
植物の命は、時にあなたを守る薬になり、時に毒にもなり得るのです。
あなたが、精油の正しい知識を広げていけば、日常生活にアロマテラピーを安全に取り入れることができるようになります!
精油の取り扱い方、活用方法について気になった方は、こちらの記事もお読みください。
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