トイレのドアが外れた。男子4人との、史上最強にカオスなお盆休み。|家族エッセイ#164
いやー。
今までで一番大変なお盆休みでした。
火曜日から日曜日まで、約1週間、実家に帰省していました。
私には妹がいて、妹も男の子2人のママ。
そして我が家も男の子2人。
さらに、
長男同士は同い年の4歳。
次男同士も半年違いくらいの1歳。
という、なかなかの組み合わせです。
実家ではほぼ毎日、
じじ、ばば、妹、私。
そして、
4歳男子×2人。
1歳男子×2人。
総勢8人で過ごしていました。
いやもう……
激アツ。
気温じゃない。
男子4人の熱量が、とにかくすごかった。
仲良しと喧嘩を繰り返す4歳児コンビ
今回、一番面白かったのは4歳の長男たち。
4歳にもなると、二人だけでコミュニケーションを取りながら遊べるようになっていて。
キャッキャ笑いながら走り回ったり、一緒に何かを作ったり。
見ていると、本当に楽しそう。
ただし。
めちゃくちゃ仲良しな時間と、めちゃくちゃ喧嘩する時間がある。
これが面白いくらいハッキリしていました。
ご飯を食べたあとなど、満たされていてテンションが高いときは仲良し。
ところが、
眠い。
お腹が空いた。
疲れた。
となると、急に喧嘩が勃発します。
ちなみに我が家の長男は、保育園ではお友達とほとんど喧嘩をしたことがありません。
でもなぜか、いとこの長男くんとは昔からちょこちょこ喧嘩する。
それだけ距離が近いということなのかな。
今回も、もちろん勃発しました。
「僕が先!」の結果、トイレのドアが外れました
今回のお盆休みを象徴する出来事がありました。
寝る前。
どちらかが、
「トイレ行く!」
と言うと、
もう一人も、
「僕も行く!」
4歳児二人、一斉にトイレへダッシュ。
そして、
「僕が先!」
「僕だって!」
「僕が先ーーー!」
と競い合いながら、二人でトイレのドアへ。
すぐ横には階段もあるので、私たちは、
「ちょっと!押さない!」
「喧嘩しない!」
「危ないって!」
と叫んでいたのですが。
次の瞬間。
バターーーン!!!
……。
……え?
トイレのドア、外れました。
写真のやつです。

私、この実家で30年近く過ごしてきましたけど。
トイレのドアが外れる瞬間、
初めて見ました。
「僕が先!」
と押し合った結果、
ドアが、
バタン。
一瞬、大人全員、
「…………え?」
となったあと、
もう爆笑。
もちろん危ない。
危ないんだけど。
あまりにも見事に倒れたので、
ドリフか。
というくらいの光景でした。
その後、
「一番早い人がかっこいいんじゃなくて、譲ってあげられる人のほうが優しくてかっこいいよ」
「譲れる人が一番だよ」
なんて話をすると、ちょっとずつ譲り合っていましたが。
いやもう。
“一番”へのこだわり、恐るべし4歳児。
そして我が次男、「一番やばい男」に認定される
そして今回、じじとばばから満場一致で、
「一番やんちゃ」
の称号を与えられた人物がもう一人。
我が家の次男、1歳2か月。
じじから何度、
「こいつはやばい」
と言われたことでしょう。
とにかく、
登る。
テーブルにも登る。
高いところにも登る。
階段も勢いよく行く。
お兄ちゃんたちが腹ばいで滑り台を滑れば、自分も腹ばいでシュッ!!
多少派手に着地しても、
キャッキャキャッキャ。
妹の次男くんは、階段も滑り台も一つずつ確認しながら進む慎重派。
同じ1歳児でも、こんなに違うのかとびっくりしました。
我が次男は、
「お兄ちゃんがやるなら俺もやる!」
という勢い。
とにかく目が離せません。
じじばば、完全に振り回されておりました。
自分の時間なんて、どこにもない
そんな男子4人生活。
当然ながら、
目が離せません。
先週1週間は、ほぼ自分の時間なし。
仕事?
自分時間?
ゆっくりコーヒー?
そんなものは、
どこか遠い世界のお話でした。
4歳児二人は走り回り、
1歳児二人はそれぞれ違う方向へ行き、
誰かが泣いて、
誰かが笑って、
誰かが喧嘩して、
誰かが何かを倒す。
そしてついには、
トイレのドアまで倒れる。
いやー。
たぶん今が一番大変な時期なんじゃないかな。
……そう思いたい。
来年、再来年になれば、もう少し楽になるはず。
そう期待しております。
最終日、大人たちは全員げっそり
そして日曜日。
いよいよ帰宅の日。
気づけば、大人たちは全員、
げっそり。
じじばばからも、なんとなく、
「もう……そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?」
という空気すら漂っていました。
言われてはいない。
言われてはいないけれど、
伝わる。
分かる。
私も疲れている。
みんな疲れている。
男子4人のエネルギー、恐るべし。
私にとって一番大変だった1週間を、長男は「終わってほしくない」と泣いた
そんなカオスなお盆休み。
ようやく実家を出て、車を走らせていたとき。
長男が言いました。
「また遊びたい」
「まだ遊びたかった」
そして、
「悲しい……」
と言いながら、
ポロポロ泣き始めました。
我が家の長男は、人が大好き。
お友達も大好き。
そして何より、いとこの長男くんが大好きです。
あんなに喧嘩して。
「僕が先!」
って競争して。
挙げ句の果てにはトイレのドアまで外した二人なのに。
離れるとなると、こんなに寂しいらしい。
その姿を見ながら、ふと思いました。
私にとっては、
「今年一番大変だった1週間」。
でも長男にとっては、
「終わってほしくないくらい楽しかった1週間」だったんだ。
大人たちは疲弊して、
「もう限界……」
と思っていたけれど。
子どもにとっては、
いとこと朝から晩まで遊んで、
喧嘩して、
仲直りして、
一緒にご飯を食べて、
また遊んで。
きっと最高の夏休みだったんだろうな。
そう思ったら、
このカオスな時間も、ちょっとだけ愛おしく思えました。
今はまだ、
「大変だったー!」
が一番に出てくるけれど。
こうしてみんなでわしゃわしゃ過ごせる夏も、ずっと続くわけじゃない。
数年後には、
トイレのドアが外れた話すら、
「あのときヤバかったよね」
と笑って話しているのかもしれません。
大人はげっそり。
子どもは帰りたくなくて号泣。
そんな、
史上最強にカオスで、きっと最高だったお盆休みでした。
……とはいえ。
次回は、
トイレのドアだけは壊さないでください。
頼むぞ、4歳児。
