見出し画像

最も印象的な「あとがき」は?と聞かれれば、迷わず『魔人探偵脳噛ネウロ』と答える。

『暗殺教室』も『逃げ上手の若君』も大ヒット、言わずと知れた人気漫画家松井優征先生のデビュー作、『魔人探偵脳噛ネウロ』。
本作のあとがきの何がすごいって、冒頭の10行が、

およそ新人漫画家の思考じゃない

だろうと思える内容だということ。
抜粋して転載します。

連載が決まったとき、最重要課題に考えたのは
「商品として成立した作品を送り出したい」という事でした。
自分の能力に可能な限りの範囲で、本を買って頂く方に対して
責任を持って始め、責任を持って盛り上げ、何よりも
責任を持って終わらせるという事を、週刊少年ジャンプという
潮流の激しい雑誌の中でぜひやってみたかったのです。

『魔人探偵脳噛ネウロ』文庫版12巻

この時点で既に

これが新人の思考か?

と。
強烈なプロ意識。
何ならビジネスオーナーにも多くはない印象がある。
この続きが更に衝撃的で、

そのために、最初の3話を始めとして1、2、3、7、10巻用の
ストーリープランを作り、どの段階でも極力責任ある終わり方が
迎えられるように備えました。そしてたどり着いたのが、最長の
(ほとんど漠然としか考えてませんでしたが)20巻プランです。

『魔人探偵脳噛ネウロ』文庫版12巻

マジかと(笑)。
正直に言えば、『ネウロ』という作品そのものは、個人的にはそこまでドはまりはしていません。
読んでいて常に先は気になりましたし、楽しく一気に読み終えました。
ただ、何度も読み返すかどうかは結構怪しいかな、という印象で、もしかしたら半年後位に全巻売っちゃうかもなぁ、くらいに思ってました。

このあとがきを読むまでは。

あとがきに見る松井先生の覚悟の凄まじさと、有言実行ぶりがあまりにカッコよく、これは売れないわ、と、今でも僕の本棚でキレイに並んでおります。

尚、続く『暗殺教室』も全巻一気読みしまして、同じ本棚に鎮座しておりまして、『逃げ上手の若君』をまとめ買いする日も近いと思われます(笑)。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集