念願の上田映劇へ
映画『BAUS』が終映してしまう!
映画『BAUS 映画から船出した映画館』の中で映画館のロケ地となったのが、群馬県高崎市にある高崎電気館と、長野県上田市にある上田映劇です。
聖地巡礼と言ってはそれまでだけど、自分の中で映画館という場所について思いを巡らし、そんな中で、上田映劇の理事長であるもぎりのやぎちゃんのnoteを読んだことをきっかけに、映劇でBAUSを見たい!という気持ちに火が点きました。
GW過ぎまでは仕事が立て込んでいて、どうか私の仕事が落ち着くまで上映していてほしいと願っていたのですが、ついにスケジュールから上映予定が消えていました。
これを逃したら観られるチャンスはないかもしれない!と、上映最終日に行けるように仕事を調整し、上田市へ車を飛ばして行ったのでした。
(確認したら毎日ではないですがまだ上映してます!)
映画が始まるまでの過ごし方
上田市へは過去何回かは訪れたことがあるのだけど、前回の訪問からは5年以上経ってると思われるし、のんびりブラブラした記憶はないので気ままに撮り歩くことにしました。こういう時にカメラを持ってて良かったと思いますね。
街ブラするには駐車場は大切。夜まで滞在するから最大料金を設定してあるのが必須。事前に候補を調べておいて、希望の場所で最安のパーキングに停めることができました。
街ブラの前に、まずは上田映劇の場所を確認。


場所の確認をしたのでいざ街ブラへ…


と、続けて書こうと思ったけど、街ブラだけで結構な量になるので別の投稿にします…ごめんなさい。
上田映劇へ戻る
上映30分前くらいになったので、いよいよ上田映劇の中へ。受付でチケットを購入。

観に来てくれた方に記念になるものを、とスタッフの方の粋な計らいでした。聖地感半端ない。
ロビーを軽くぐるっと観てから、念の為スタッフの方に確認してから、ロビーの写真を撮らせていただきました。

とよた真帆さんや夏帆さんの姿が目に浮かぶようです。
私も映画館(と言ってもシネコン)で働いていたので、チケット販売やもぎりは好きな仕事でした。今はチケットもオンラインだったり端末での発券がメインですよね。私が働いていた時は、常連さんにおすすめ映画を尋ねられたりして、お客様とのやり取りが割と楽しかったので少し寂しいです。
少し脱線しました。


右には井之頭会館のモットーもありました。



平静を装いながらも心の中ではしゃぎながら写真を撮っていると、あっという間に上映時間に。
劇場の中へ足を踏み入れた感動はすごいものでした。あの人がここにいたんだなぁとか、ここで撮られたんだなぁという感動もあるけど、映画が生まれた場所であることにグッときました。
すでに高崎電気館での先行上映と、シネマテーク高崎での通常上映とで2回鑑賞済みですが、電気館と同じく、撮影された場所で観ることは本当に特別なことでした。電気館はバウスシアターだけど映劇は井之頭会館なので、より多く劇中に登場するし、映画を観ていながらも目の前の客席の中で演者さんが演じているように感じられ、まるで舞台を観ているようでした。幸福感がすごい。
あっという間の2時間
この日の最後の上映回だったので外はすでに暗くなってました。いつまでも余韻に浸っていたかったけど、最終回だったのもあり、そそくさと外へ。
名残惜しさと素敵な時間を過ごさせていただいたことに感謝しながらiPhoneで1枚。

街の人たちや映画や映画館を愛する人たちが守っている上田映劇。私が生まれた街の映画館はずいぶん前に閉館し、先日ついに解体されました。対照的な状況にやり場のない想いを抱きつつ、こうして街に灯るあかりが絶えることのないよう祈り、上田映劇を後にしました。
映画館という場所
BAUSの中のセリフにもある、映画館は街にできた窓という言葉が印象的でした。日常という閉ざされた中に1つの風穴を開けた場所。非日常の世界を暗闇の箱から覗き込む場所。監督の甫木元空さんは「異常な」と表現してますが、確かにその光景はなんとも不思議な場所だなぁと改めて感じています。
そこへ向かう人々の顔は、そこに何かを期待している顔がたくさんで、その光景を見ているのは好きでした。そう、毎日が文化祭というのもわかる。
場所を維持することは綺麗事ばかりで済まないのは容易に想像できます。場所どころか映画制作でさえ危うい昨今です。それでも映画を作りたい、映画館を続けたい、映画をたくさん観たいという人は決して絶えないでしょう。私はその3つの立場にいる友人知人がいることもあってか、どうかこの文化が絶えませんようにと思う気持ちが、他の人より大きいかもしれません。
でもそれは悲劇のような御涙頂戴ではなく、何かの終わりに中指を突き立てて始まりを進む人たちの後ろから、もっとやれやれー!と加勢する人でいるつもりです。

青山さんもお父様もお母様も、水辺で喜んでいるだろうね。
こういう気持ちに気づかせてくれた甫木元監督に最大限の賛辞を。
ご清読ありがとうございました。
