【読書ログ】2025.2月に読んでよかった本たち|眼鏡屋自伝、一大SFスペクタクル、バディもの
このシリーズについて
特に個別で語りたい本は個別で「単著紹介」記事として挙げますが、
それ以外に読んだ本で取り上げたいものはこの形式でまとめることにしました。
やや旬を逸しますが、別に本って旬だから読むものじゃないと思うので(そうだよね?いや、そういう本もあるけど)、ご容赦ください。2025.1月までこの形式で遡ろうと思っています。
📚2月の読書記録とおすすめ3冊
読書が好きで、毎月15−20冊前後の本を読んでいます。
ほとんどはKindleで読んでいて、ジャンルはミステリや青春小説が多め。たまに仕事がらみの硬めの本も読みます。
読了11冊の中から、特に面白かった3冊をご紹介します!
Kindle Unlimited対象作もあるので、気になった方はぜひ!
📕 1億年のテレスコープ(春暮康一)
・Kindleで購入。
あらすじ
【望/のぞむ】は高校天文部の友人の【新/あらた】、大学の研究者仲間の【縁/ゆかり】と、太陽系規模の電波望遠鏡による掃天観測計画を夢想する。それは、後に人類が銀河文明の繁栄に貢献する道へと繋がる第一歩だった。ファーストコンタクトSFの世界水準を軽やかに更新する傑作宇宙探査SF!
感想/メモ
「この夏の星を見る」(辻村深月)が良くて、天文を扱った小説の関心が高まっていたところにダヴィンチで取り上げられていたので購入して読んでみましたが、どちらかというと天文要素よりも中華SFの「三体」(劉慈欣)的な宇宙SFでした。
建築にも移動にもべらぼうなお金と時間がかかるので、科学の進歩とともに開発された技術で主人公たちは肉体を離れて意識だけの存在に。その状態でさまざまな天体を観測し、そこに移動し異種族との交流を果たします。パラドキシカルな要素も多く難しかったけど、王道のSF、宇宙ものとしては楽しく読めました。
📘合理的にあり得ない(柚月裕子)
・Kindle Unlimitedで読みました。
あらすじ
法曹資格を剥奪されたもと弁護士と、IQ140の秘書が殺しと傷害以外何でも引き受けるという触れ込みの事務所に様々な依頼が舞い込む。2人がそれを解決していく、という良くある探偵小説の設定。
感想/メモ
バディものが好き。でも相棒役も魅力や能力があって探偵役の補佐や心理的な拠り所になっている話の方が面白いと思う。ワトソンという名前はそれだけで「名探偵の助手役」というイメージがあるが、ワトソンはオロオロしたりホームズはん流石やでほんま!と言ったりするだけで、他の誰かでも筋が成立する(ような気がする)。名探偵の引き立て役にすぎない。そういう小説もたくさんあるし、探偵ものだから名探偵の方が相対的に凄くていいんだけど、でもそれ一辺倒では面白くない。
このシリーズは秘書役もかなり能力が高く実際には伯仲しているといってもいいと思う。それでいて秘書側が一歩引いているのでバディが成立している感じがする。
📗破天荒フェニックス(田中修治)
・Kindle unlimitedで読みました。
あらすじ
人生を大きく変えるため、倒産寸前のメガネチェーン店を買収した田中。しかし、社長就任 3 か月で銀行から「死刑宣告」が下される。
度重なる倒産の危機、裏切りに次ぐ裏切り、決死の資金繰り……。何度も襲いかかる絶体絶命のピンチに破天荒な施策で立ち向かっていく。実在する企業「 OWNDAYS 」の死闘の 日々を描いた、ノンストップ実話ストーリー。
感想/メモ
ジャンルとしてはノンフィクションというか、社長自らの半生記、兼自社PR小説、という感じなのかな。
舞台設定を露骨に説明的に語る脇役。舞台が始まる前からパーソナリティまで説明される登場人物たち。ドラマの脚本か?
池井戸潤っぽい。キャラクターの造形や心理描写など難が目立つ部分も結構ある。でもリアルの面白さがあるし、なにより著者の1番のアウトカムである「オンデーズのファンを増やす」という目的にはまんまと嵌められてしまった。企業理念、コーポレートストーリーがバキッとしている商品には惹かれる。人間はわかりやすく魅力的なストーリーに弱い。
✍️ おわりに
ということで、2月の読書から3冊をご紹介しました。
SF、ミステリ、ノンフィクション風自伝とかなり幅広い月でした。また来月も、読んでよかった本をゆるくまとめていこうと思います。
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