死の家の記録

ぼくの記憶を閉じ込めた

瞼を閉じる それで終わる

やさしい目 綺麗な庭

軒下の可愛い野良猫

 

今ならきっと綺麗に飛べるよ

ぼくは何も掴めないから

 

きみと歩いた場所にまた来ている

ひとりきりで ただ耳を塞ぐ

周りが許さないから

生きる意味をなくした

 

きみのことを許せなかった

だけど今はわからないんだ

 

着古した服の匂い

懐かしいきみの合図で

時間が止まる

ぼくは終わる

生まれたときと同じ匂いで

 

それはきっと甘ったるい匂いだな

昔住んでいた部屋のにおい

 

今きみと歩いた場所にまた来ている

ひとりきりで ただ耳を塞ぐ

周りが許さないから

生きる意味をなくした

きみのことを救えないから

生きる意味をなくした

いいなと思ったら応援しよう!