見出し画像

フリーランスは「働き方」も選べる|常駐だった僕が、今フルリモートで働いている理由

「フリーになったら常駐やめたんでしょ?」

フリーランスになったと言うと、よくこう聞かれる。

「じゃあ、もう客先常駐はやめたんでしょ?」

これは、半分正解で、半分間違いだ。

インフラの案件は、今でも常駐が多い。

僕自身、フリーになった当初は、普通に客先常駐で働いていた。

でも今は、フルリモートで働いている。

この違いを生んでいるのは、「フリーだから常駐しなくていい」ではなく、**「フリーだから選べる」**ということだ。

インフラは、今でも常駐案件が多い

まず事実として、インフラの案件は常駐が多い

セキュリティの都合で社内ネットワークからしか作業できなかったり、物理的な環境を触る必要があったり、常駐が前提の現場は珍しくない。

フリーランス向けの案件を見ても、常駐案件はごく普通に並んでいる。

だから「フリーになれば、自動的にリモートになる」わけじゃない。

実際、僕もフリーになった最初の頃は、会社員のときと同じように常駐していた。

会社員(SES)だと、働き方も業務内容も選べない

ここが一番の違いだと思う。

会社員、特にSESで働いていたとき、僕は案件を自分で選べなかった

案件を決めるのは、会社の営業だ。

しかも会社としては、エンジニアが案件に入っていない待機期間も給料を払わないといけないので、「とりあえず入れる案件」に入れようとする力学が働く。

その結果、こうなる。

  • 常駐かリモートか → 選べない(会社が決めた現場に行く)

  • どんな業務内容か → 選べない(希望と違っても「とりあえず」入る)

  • どの工程をやるか → 選べない(運用しか回ってこないことも)

断れないわけじゃない。

でも、断りにくい空気は確実にあった。

フリーは「選べる」——だから僕は今フルリモート

フリーランスになって変わったのは、ここだ。

複数のエージェントから案件を提案してもらえるので、その中から自分で選べる

そして選ぶときに見るのは、単価だけじゃない。

  • 働き方(常駐か、リモートか、ハイブリッドか)

  • 業務内容(構築なのか、設計なのか)

  • 工程(次のキャリアに繋がるか)

僕は今、フルリモートの案件を選んで働いている。

でもこれは「フリーになったからリモートになった」んじゃない。

**「リモートで働ける案件を、自分で選べるようになった」**というのが正確なところだ。

もし今の案件が合わなければ、次はまた常駐を選ぶこともできる。

その選択権があること自体が、フリーの一番の価値だと思っている。

常駐とフルリモート、両方やって分かったこと

「選べる」と言っても、リモートが常に正解というわけじゃない。

両方やってみて、それぞれに良さと大変さがあると感じている。

常駐のいいところ

  • 分からないことを、その場で聞ける(特に未経験〜若手のうちは大きい)

  • 現場の空気や、雑談ベースの情報が入ってくる

  • 生活リズムが強制的に整う

常駐のしんどいところ

  • 通勤時間がまるごと消える

  • 現場のルールに合わせる必要がある

  • 働く場所を変えられない

フルリモートのいいところ

  • 通勤ゼロ。その時間を勉強や生活に回せる

  • 作業に集中しやすい

  • 住む場所の自由度が上がる

フルリモートのしんどいところ

  • 気軽に聞けない(テキストで伝える力が要る)

  • 現場の空気や、裏の情報が入りにくい

  • 意識しないと運動不足・生活リズムが崩れる

正直、未経験のうちは「常駐で、近くに人がいる」方が伸びやすいと思う。

僕自身、1年目に聞ける人がいない現場でかなり苦労した。

でも、ある程度自走できるようになると、リモートの方が効率よく働ける場面が増えてくる。

大事なのは「どっちが正解か」じゃなくて、そのときの自分に合う方を選べるかどうかだ。

リモート案件を選ぶとき、実際に見たこと

今のフルリモート案件を選ぶとき、単に「リモート可」だけで決めたわけじゃない。

見ていたのは、このあたりだ。

  • 本当にフルリモートか … 「基本リモート、ただし週1出社」など、条件が違うことがある

  • コミュニケーションの取り方 … チャット中心か、定例はあるか。リモートは仕組みがないと詰む

  • 工程と業務内容 … リモートでも、上流に関われるか=次に繋がるか

  • 単価 … リモートだからと下がっていないか

特に2つ目は大事で、リモートは「聞ける仕組み」がある現場じゃないとしんどい

だから面談では「普段のコミュニケーションはどうしてますか?」と必ず聞くようにしている。

「リモートだから楽そう」ではなく、リモートでもちゃんと成果が出せる現場かを見て選ぶ。

これも、フリーだからこそ確認して選べることだ。

ただし、「選べる」には条件がある

もちろん、無条件に何でも選べるわけじゃない。

選べるようになるには、こういう前提がいる。

  • 選ばれるだけの実務経験があること … 経験が薄いと、そもそも提案が来ない

  • 複数のエージェントを使っていること … 1社だけだと、その会社が持っている案件からしか選べない

  • 1〜2ヶ月休んでも大丈夫な蓄えがあること … 焦ると、条件の悪い案件を掴む

特に最後は大事で、「今すぐ決めないと生活が…」という状態だと、結局は選べない。

会社員が「待機を避けたい会社の都合」で案件を決められるのと同じで、フリーも「お金の焦り」で選択権を失う。

逆に言えば、この3つが揃うと、働き方まで自分でコントロールできるようになる

まとめ

「フリーになったら常駐をやめられる」——これは正確じゃない。

インフラは今でも常駐案件が多いし、僕も最初は常駐していた。

でも、フリーの本当の価値は**「常駐しないこと」じゃなくて「選べること」**だ。

  • 会社員(SES):働き方も業務内容も、会社が決める

  • フリーランス:働き方も業務内容も、自分で選べる(=僕は今フルリモート)

同じ「常駐している」でも、“選んで常駐している”のと“選ばされて常駐している”のは、まったく違う。

その選択権が欲しいなら、フリーランスは十分に検討する価値があると思う。

▶ お金の変化は「会社員をやめてフリーランスになって、一番変わったのは『手取り』だった」

▶ 案件の選び方は「フリーランスエンジニアの案件はどう決まる?エージェントの選び方と付き合い方」

この記事が参考になったら、スキ・フォローをもらえると励みになります。

いいなと思ったら応援しよう!