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【2026限定版】その食べ方、ちょっともったいないかも?プロシアニジンをきちんと受け取るためのりんご術 ー実践編ー

りんごは美容と健康にいいらしい」
「プロシアニジンって、カテキンの何倍もすごい抗酸化力があるんでしょ?」

そんな情報を聞いて、ふじや王林を手に取ることが増えた方もいるかもしれません。

でも、ちょっとだけ立ち止まってほしいことがあります。

その食べ方、実はプロシアニジンの力を“自分で削ってしまっている”かもしれません。

日頃なんとなく続けている「りんごとの付き合い方」の小さな違いが、
将来の肌やからだに届くプロシアニジンの“残り方”に、意外と影響している可能性があります。

どんなポイントに気をつければいいのかは、このあと本文でじっくり整理していきます。

以前の記事では、

  • プロシアニジンの抗酸化力はカテキンの約3.8倍と報告されていること

  • りんごの品種によって含有量がかなり違うこと

  • なかでも、ふじ・王林が心強い存在であること

をお話ししました。

今回のテーマは、その“続き”です。

「同じりんご1個を食べるなら、プロシアニジンをちゃんと味方につけたい」
「なんとなく食べているだけなのは、ちょっともったいない気がする」

そんな方に向けて、

  • どんな食べ方がプロシアニジンにとってプラスなのか

  • 逆に、どんな習慣が“もったいない食べ方”になりやすいのか

を、できるだけ専門用語をかみ砕きながらまとめました。

りんご連載の中盤にあたるこの回では、
論文やデータを追いかけて地味にコツコツ調べた
かなり実践的な内容です。

「知らなかったら、ずっともったいないままだったかも…」

というポイントを知ってもらいたくて、じっくり解説することにしました。



【もったいないポイント①:皮と芯をどうするか】

まず、いちばんシンプルで、いちばんインパクトが大きいポイントが**「皮をどうするか」**です。

りんごのプロシアニジンは、ざっくりいうと

  • 皮のまわりにぎゅっと集まりやすい

  • 種の周り(芯ゾーン)にもしっかり詰まっている

植物の立場で考えると、
外側の皮は常に「日差し・虫・傷」などの強いストレスにさらされています。それをあの薄っぺらい皮1枚ではね返しているって、冷静に考えると、ものすごいことだと思いませんか!?
その鎧に、ポリフェノール系の守備隊を集中配備するのは、ある意味で自然な戦略ですよね。

「全部むく」か「できるだけ残す」か

ここで、よくあるパターンを3つに分けて考えてみます。

  1. しっかり皮をむいて、果肉だけ食べる

  2. ところどころ皮が残るくらいの“ざっくりむき”にする

  3. 皮ごと食べる(よく洗って、そのままカット)

プロシアニジンの“受け取れそう度”だけで考えると、

③皮ごと食べる > ②ざっくりむき > ①しっかりむく

という順番になります。

「じゃあ、絶対に皮ごとじゃないとダメ?」問題

とはいえ、

  • 皮の食感が苦手

  • 小さなお子さんや、ご高齢の方が食べる

など、「毎回まるごとは現実的じゃない」という場面も多いはずです。

そこで提案したいのが、
青森県りんご対策協議会が推奨する
**“スターカット”**です。

何だ?スターカットって!?
と思ったかたのためにご説明します。

水平に輪切りにすることで可食部が増えるカット方法です。

スターカットの方法を図解します!



芯のまわりの果肉にプロシアニジンが多いことからも、スターカットは有効です。ギリギリまでムダなくプロシアニジンを受け取ることができます。
これまで、おおざっぱでいいでしょ?と抗酸化パワーの種をざっくりカットしてきてしまっていた、そこのあなた、、、

大丈夫、私もそうでした笑。知った日から変えていけば人生をより良くなっていきます!

デザートは皮なしじゃないといやだ!というかたでもサラダやヨーグルトと組み合わせると皮ありでも大丈夫だったりします。

クッキーの型でくりぬけば、見た目もかわいいですね!

中には切らずにそのままかじれるよ!
なんてワイルドなかたもいるかもしれません笑

草なぎ剛さんは、りんごが大好きで、日常的に丸かじりしているというエピソードが知られています。バッグにそのままりんごが入っているらしいです。肌がきれいなわけです。
とても50歳を超えているとは思えませんね。

丸かじり自体に抵抗はないけれど、どうしても芯だけが気になる!というかたに、とっておきのアイテムがあります。
りんご芯抜きです。

くるくる、回しながらまっすぐ押し込み
引き抜くだけで、
りんごの芯をきれいに取り除くことができます。

動画をみたいかたは
こちらから芯抜きのようすを見ることができます。

5分以上かかっていたカットが、20秒で終わります。そして何より、、、
芯を抜いたあとのりんご丸かじりは爽快です!

「これなら続けられそう」というラインを見つけて、
そこでちょっとだけ皮側に寄せておく
この小さな工夫だけでも、長い目で見るとじわじわ差がついていきます。
「将来の肌のハリ・ツヤの“貯金”」をしていきましょう。


【もったいないポイント②:加熱・調理の仕方】

次のポイントは、「熱」との付き合い方です。

プロシアニジンと“熱”の関係

プロシアニジンを含むポリフェノールの一部は、

  • 強い加熱で分解・変化しやすい

という性質を持ちます。

これより先に、論文からの考察を書いていますが、読みたくないよというかたは、これだけ知って、もったいないポイント③まで読み飛ばしてください。

【これだけ知識】
90℃で15分加熱するくらいなら、プロシアニジンはそれほど減らない。

■全部加熱”と“全部生”の中間に、自分なりの落としどころを作る。
・生でそのまま食べる
プロシアニジンをはじめとしたポリフェノールを、比較的そのまま受け取りやすい“メインルート”

・軽い加熱(さっと温める・軽くソテーする程度)
風味と食べやすさを優先しつつ、できるだけ成分を残したいときの“バランス型”


長野県工業技術総合センターによる
「飯綱町産リンゴの機能性成分に関する研究(第2報)-加工工程によるプロシアニジンへの影響-」 2021年10月
によると、

加熱処理を経た後のりんごは、プロシアニジン含有量が減少すること

が分かっています。

この研究では、プロシアニジン量が、

  • りんごジュース

  • りんごジャム

の製造工程の中で、どれくらい変化するのかを追跡しています。


【実験条件のざっくりイメージ】

  • ジュース

しぼり汁を90℃・15分加熱して製造。その後、流水で冷却。

  • ジャム

原料の90%重量の砂糖を加えて鍋で煮込み、熱いうちに瓶に充填してキャップを締め、自然に冷まして製造(何℃で何分加熱したのかは記載なし。)


【結果】

  • ジュース

しぼり汁の時点で 原料の6割程度まで減少、
最後の加熱処理を経た後は 原料の5割程度まで減少

  • ジャム

原料の2割程度まで減少

しぼり汁にした時点でかなり減っているところのインパクトが強いですが、
ジュースの「加熱処理工程」で、原料の1割分減っているところも見逃せないポイントです。

(しぼり汁の時点6割 ー 加熱処理後5割 =  1割)

つまり、

90℃・15分加熱の加熱で原料の1割分が減少したことが読み取れます。

加熱によるおおよその減り具合が分かりましたね!
ただ、ジャムに関しては何℃で何分加熱したのか記載がなかったことが残念です、、、

ジャムは、砂糖を加えているとはいえ、搾っていないのに
原料の2割程度まで減少(原料の8割分減少)しています。
加熱の影響が大きそうです

もし、”何℃で何分加熱したのか”がわかれば、
「加熱していいギリギリのライン」が分かりそうなものです。

詳細が気になる方は、農研機構の文献データベースで無料公開されている原文もチェックできます。
・Agriknowledge(農研機構 文献DB)の該当論文はこちら

https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010941447.pdf

どうしても「加熱のギリギリライン」が気になる、、、

私自身、生りんごは好きですが、毎日のこととなるとやっぱり料理のレパートリーは増やしたい、、、と思い
さらに情報をあさってみました。

すると、海外の論文で、りんごジュース中のフェノール成分の熱分解について調べたものを発見しました!
プロシアニジンの研究というよりは、りんごジュース中のフェノール全体の分析をした研究ですが、その中にプロシアニジンも含まれています。

英語で書かれた、かなり高度な研究なので、読み込みに時間がかかりそうですが、「加熱のギリギリライン」を調べて、後日記事にしたいと考えています。楽しみにしていてください!



【もったいないポイント③:保存の仕方とプロシアニジン】


最後のポイントは、保存の仕方です。
カットしたリンゴの表面が、すぐに茶色くなってしまった経験はありませんか?あれこそが、プロシアニジンの強力な抗酸化力を物語っています。

人間の「抗」酸化を助けるということは、自身は非常に酸化しやすいということです。身代わりになって守ってくれるイメージです。なので、保存方法に気を付けなければいけません。

ここは、実はかなり奥が深いテーマで、
りんごの保存温度や期間によって、プロシアニジンを含む成分の変化が起きうる…という話があります。

ここでは、

「とりあえず、今から"実践"できる“最低限の守り方”

だけを押さえておきます。このへんが、
「数年後の自分の肌や体調に効いてくる“差”」になって出てきます。

とりあえず気をつけておきたい3つのポイント

  1. 計画的なまとめ買いはOK!

    • まとめ買いしてOKです!理想を追いすぎて、毎日スーパーに行く必要はありません。
      ただし、必ず冷蔵庫に入れて保存してください。

    • 自分のペースを見て、2か月以内に食べきれる量を目安にしてみてください。(プロシアニジンのみからの観点では冷蔵で3か月程度でも持ちますが、腐らせずにうまく保存できるのが、だいたい2か月程度です)

  2. 【冷蔵庫で保存】直射日光&高温の場所に放置しない

    • 必ず冷蔵庫で保存する

    • キッチンの一角に置きっぱなしにするときも、
      コンロ脇や窓辺など、温度が上がりやすい場所は避けるのがおすすめです。

  3. 適切な貯蔵に強いプロシアニジンでもカット放置は厳禁

    • カットすると、ある酵素が働き、
      プロシアニジンやカテキンなどのポリフェノールが酸素と反応して「茶色く変色」していく

    • 加工品は生鮮りんごよりも温度による影響を受けやすく、常温保存に弱い



【今日からできる「ちょい改善」りんご習慣】

ここまで読んでいただいた方の中には、

「いろいろ気をつけたいことはわかったけど、
正直、全部は無理そう…」

と感じた方もいるかもしれません。

そこで最後に、
「これだけやってみる」くらいの、ゆるい改善案をまとめておきます。

ステップ1:皮との付き合い方を、ちょっと変える

  • 毎日皮を全部むいていた人は、
    スターカットを試してみる

  • 皮つきがそこまで抵抗ない方は、
    家で食べるときは基本皮つき、芯抜きで時短 20秒で完成!

  • サラダやヨーグルトにのせる分だけ、
    あえて皮つきを採用する

「全部皮つきにする」ではなく、
“皮つきの割合を少し増やす”ことを目標にすると、ぐっと楽になります。

ステップ2:加熱の“程度”を見直す

  • 90℃で15分加熱するくらいなら、プロシアニジンはそれほど減らない。

  • できれば「生」「少し加熱」くらいが効率的に摂取できる

  • ジャムの実験から「長時間の加熱はNG」ということがうかがえる

「加熱は悪」「生こそ正義」と決めつけず、

「生をちょっと増やしてみようかな」

くらいの感覚で調整してみてください。

ステップ3:買い方と保存場所を少し意識する

  • "毎日"スーパーに買いに行かなくてもいいんです
    冷蔵なら長期保存に強い。まとめ買いOK!

  • カット保存だけは弱い、、、
    芯抜きなどの便利アイテムで毎日の手間をなくそう!

  • 加工品は冷蔵庫へ
    → もともとカットしてあることが多いので必ず冷蔵庫へ!

この3ステップだけでも、

  • プロシアニジンを“ちゃんと受け取る”チャンスを増やしつつ

  • 食べる楽しさや気軽さはキープしたまま

という状態に近づいていけます。


【まとめ】

最後に、今回のポイントをぎゅっとまとめます。

  • 皮まわりと芯まわりは、プロシアニジンが集まりやすいエリア
    → 「皮つきの割合を少しだけ増やす」ところからでOK。スターカットで食感を良くしましょう。芯のざっくりカットはやめて、芯抜きで時短に。

  • 加熱しすぎは、少しもったいないかもしれない
    → 生・軽い加熱、加熱の”程度”を季節や気分に合わせて“使い分ける”発想が大事。

  • 保存の話は、プロシアニジンの“残り方”にも関わる重要ポイント
    → とりあえず「まとめ買いはOK(2か月以内は大丈夫)」「保存場所は冷蔵庫」「カット・加工は食べる直前に」だけでも、今日から実践可能。

完璧を目指す必要は、まったくありません。

「いつものりんごを、ちょっとだけプロシアニジン寄りにチューニングしてみる」

くらいの感覚で、気楽に試してもらえたらうれしいです。




本記事のサムネイル画像は、AI画像生成モデル「Juggernaut XL」(KandooAI/Civitai)を使用して作成しています。
Licensed under CreativeML Open RAIL++-M Addendum.


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