ざっくり学ぶ、共同物流のきほん
物流業界が「2026年問題」という大きな構造的変化のなかにある今、あらためて注目を集めているキーワードがあります。それが「共同物流」です。2026年5月、大手紙流通3社が首都圏において新たな共同物流体制を構築・強化すると発表しました。競合他社同士が物流インフラを共有するという、一見すると不思議に見える取り組みです。しかし、この背景には業界全体が直面している切実な事情があります。今回は、この「共同物流」の基本をざっくりと解説します。
共同物流とは何か?
共同物流とは、複数の企業が物流機能の一部または全部を共同で実施・共有する仕組みのことです。具体的には、配送トラックや倉庫スペース、配送ルートなどを複数の荷主企業が共同で利用します。各企業が単独で物流を行うよりも、コストを分担しながら効率を高めることができます。
よく混同されますが、「共同配送」は共同物流のなかでも特に輸送面に特化した概念です。共同物流はより広い概念であり、保管・梱包・流通加工なども含む物流全体の共同化を指します。いわば、共同配送は共同物流の一形態です。

なぜ今、共同物流が注目されるのか?
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