「強く見えるだけでは続かない。相撲界と運送業に共通する土台の話」
行政書士の横山輝明です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31814177e53980f4ae30c4dfc15b26a56c061dc7
「強く見えること」と「本当に強いこと」は、同じではない。
今回の相撲界のニュースを見て、そんなことを思い出しました。
中学、高校と相撲が好きで相撲部でした。当時、体を大きくしたくてプロテインを飲み過ぎ、腸炎になったことがあります。せっかく増やした筋肉は、一気に落ちました。外側だけ大きくしても、土台が弱ければ続かない。その経験があるから、今回のニュースは少し身近に感じました。
高校生の頃、相撲部の仲間と大阪場所を何度か見に行ったことがあります。通路で小錦関の腕に触れたことがあります。テレビで見ていて腕は柔らかいと思っていたが、想像していた以上に硬かった。曙関は、とにかく大きかった。安芸乃島関にサインをお願いしに行ったこともあります。ただ、その日は負けた後だったからか、断られてしまいました。
日本相撲協会が、幕内優勝賞金を1000万円から2000万円に倍増すると発表しました。優勝賞金の変更は1994年以来、33年ぶり。関取の月給も増額され、横綱は330万円、大関は275万円になるそうです。
33年間。その間、物価は上がりました。生活に必要なお金も増えました。それでも、賞金や待遇は大きく変わらなかった。今回の決断は、もっと早くてもよかったのかもしれません。しかし、変える決断をしたことには意味があると思います。
では、運送業はどうでしょうか。
2024年問題をきっかけに、ドライバーの待遇改善が叫ばれるようになりました。大手運送会社では賃上げの動きもあります。一方で、中小運送会社の現場では「まだ変化を実感できない」という声もあります。
理由はシンプルです。運賃が上がらなければ、賃金を上げ続けることは難しい。燃料費、人件費、車両維持費。さまざまなコストが上がる中で、荷主との交渉や適正運賃への見直しを進めなければ、会社の体力が削られていきます。
相撲界が33年ぶりに賞金を倍増できた背景には、「このままでは未来が続かない」という危機感があったのではないでしょうか。運送業も同じところに来ています。
ドライバー不足は、一時的な問題ではありません。待遇が改善されなければ、若い人材は業界を選びません。ただ給与額だけを上げればいいという話でもない。長時間労働、荷待ち時間、不透明な運賃体系。こうした土台を変えなければ、本当の意味での改善にはつながりません。
高校時代、プロテインで作った筋肉は、体調を崩した瞬間に失われました。見た目だけの強さは、長く続きません。
会社も同じだと思います。表面的な数字だけ整えても、土台が弱ければどこかで無理が出る。
運送業がこれからも必要とされる業界であり続けるためには、待遇だけではなく、働く環境そのものを見直す時期に来ています。
相撲界は33年ぶりに動きました。次に大きく変わるのは、運送業なのかもしれません。
士業・運送会社経営者の皆さま、ぜひお気軽につながってください。
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水道工事13年・古紙回収8年・危険物輸送7年、現場28年の経験をもとに運送業・物流の話を書いています。「面白かった」「参考になった」と思っていただけたら、次の記事を書く励みになります。