本当の拠り所 ― ルアンポー・プラモート師
何かに頼りたいのに、頼れるものが見つからない。 そんなとき、ルアンポー(プラモート師)の、この教えを。
修習を続けていくと、本当に大切なものは、ほかのどこにもないと、はっきり分かってきます。もし自分の幸せが、ほかの人や、ほかの何かを土台にしているなら、心は安らげません。
責任ある地位も、お金や財産も、家族も。それでも、安心はできません。 自分自身の身体でさえ、頼りにはできないのです。いつ崩れてもおかしくない、そういうものなのです。
ルアンポーは、こんな人に会ったことがあります。ほんのさっき会ったばかりなのに、その人は亡くなってしまいました。食事が喉に詰まり、息ができなくなって、5分と経たぬうちに。ある人は、車にぶつかって亡くなります。
この世では、知り合いも、地位も、お金も財産も、自分を含めた家族も ―― 本当の拠り所にはできないのです。
では、本当の拠り所とは何でしょう。 答えられますか。
私たちには、業(カンマ)があります。 これが、本当の拠り所です。ほかのものを頼ることはできません。
善い業を積んでいく。善き業は、私たちの拠り所となり、心が幸せになる原因を生み出します。
世の人は幸せを渇望しますが、賢くはありません。幸せはお金がたくさんあれば手に入る、と考えます。けれど、お金がたくさんあっても、幸せそうには見えません。とても有名になっても、神経をすり減らし、緊張し続けなければならない。良いことは、何も起こらないのです。
大切なのは、善き業です。 五戒を、真剣に守り続けることに、心を向けるのです。
そのことを思い出すたびに、満ち足りた思いと、喜びが湧いてきます。これは、心に与える良い食事 ―― 功徳の食事です。そして、幸せを感じるのです。
ほかの人を拠り所にせず、自分自身を拠り所に。 自分自身の業を、拠り所に。 業とは、ほかでもない、自分自身の行いのことなのです。
今日できること 今日、ひとつだけ、誰かに小さな親切を。あるいは、五戒のひとつを、静かに守る。 それが、あなた自身の、確かな拠り所になっていきます。
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