(再投稿)母の納骨と父の納骨生前予約 その2
(誤って削除してしまったので再投稿しました)
前回の記事の続きになります。前回の記事も是非ご覧ください。
NPO法人による納骨先の提案
ネット検索すると「30000円で納骨できる」という内容の情報が
毎回出てきました。
正直怪しいと思い詳細を見ていませんでしたが、
一般の寺院の墓地の情報や、公営墓地の納骨費用と比べると格段に安い
「納骨費用30000円」はとてもありがたい価格なので、
サイトを見るだけ見てみようとクリックしました。
NPO法人による、
墓を持てない方や墓じまいをする方など納骨に困っている方を対象とした、低予算での永代供養付き合祀墓の紹介の情報が載ったホームページ。
活動の趣旨に賛同した寺院がいくつか紹介され、
寺院によって供養の方法や費用の差があり、
受け入れ数の制限はあるものの、
いずれも一柱30000円前後で納骨と永代供養をお願いできるようです。
実家の家族や私の住む県内にある霊園は1か所紹介されていて、
納骨の際は住職による読経をしていただける納骨式を行う、
合祀墓には墓誌があり名前を入れてくださる、
遺骨は個人ごとに専用袋に入れて納骨される、
といったプラン内容でした。
納骨式に誰も参列しない場合ビデオ撮影をしてくださる・代理で
仏花や線香を合祀墓に供える有料サービスがあるなど、
オプションも用意されていました。
母の納骨と父の納骨生前予約の申し込み
紹介されている寺院の一つが父たちが住む地域の隣の市にあり、
私の出身高校の最寄り駅近くにあることがわかりました。
2025年3月、
さっそくその寺院のプランについてNPO法人へ問い合わせをすると、
昨年から募集を始めていて残りわずかとなっており、
寺院に確認をする必要があるとのことでした。
数回のメールや電話のやりとりで申し込み可能との返事をもらい、
母の納骨と父の生前予約を申し込みました。
NPO法人から書類一式が郵送されてきました。
寺院での現地確認で、まだ数名の受け入れが可能ということも連絡があり、
申込書類を提出すれば受付してもらえるということでした。
申込書と必要な身分証を添付して申し込み後、
NPO法人を通して寺院の納骨許可が出た後に費用を支払い、
納骨式の日時を相談し、納骨式当日の持ち物や流れを確認して、
申し込みから約2か月後、納骨の日を迎えました。
費用の支払いは
NPO法人のホームページからオンラインで決済ができました。
申込の際は”母の納骨”と”父の生前予約”の2つの契約で、
申込者は続柄や身分証も提示する必要がありました。
父本人でなくても申し込みができたので、父に書類記入させる必要がなく
とても助かりました。
母の契約には”埋葬許可証”が必要なので、
準備ができているかの確認もありました。
NPO法人への問い合わせから、寺院の納骨受け入れ許可が出て、
納骨式の日時が決まるまでのNPO法人とのやりとりは、
電話とメールでできました。
戒名や墓石・お布施などに頭を悩ませることもなく、
あっけないほどにすんなりと納骨先が決まりました。
母の納骨式までの準備
母の納骨式は2025年5月下旬の土曜日午前中に決まりました。
納骨式には、兄と妹と参列することにしました。
父は退院後元気ではありますが、
歩行は難しくなり車いすが必要になりました。
トイレも多目的トイレがないと外出が難しいです。
そのため参列はできませんでした。
兄と妹は、20年以上前の祖母の葬儀以降、
葬儀への参列などは経験がありません。
職場の付き合いも、バイト経験だけのせいか、
冠婚葬祭に呼ばれることはありませんでした。
ですので、今回は社会経験させるいい機会だと思いました。
母の納骨式は、喪服の必要はないと言われていましたが、
今後の父の時にも必要になるので、
兄と妹には喪服として使えるスーツを用意することにしました。
兄は実家にいたころ喪服はありましたが、
当時と比べかなり痩せてサイズが合わなくなっていました。
数十年着ておらず手入れもしていないので、
黒のスーツを新調することにしました。
兄は身長も私より低く、
服はメンズSサイズをなんとか探して購入しています。
紳士服店での購入も検討しましたが、
今後の使用頻度と費用を考えるともったいないので、
ユニクロのセットアップを購入しました。
靴も23㎝とレディースサイズ、
量販店の靴コーナーでシンプルな革靴風のものを購入しました。
Yシャツは大型スーパーの衣料コーナーにあった安いもの、
黒ネクタイは結ばないネクタイ「ワンタッチネクタイ」を
同じ店で購入しました。
妹には以前、自己破産の申し立て時に必要にな思い貸し出し貸し出した
私の黒スーツを着るように伝えました。
スーツの中に着る黒のブラウスだけは本人に探して買うように伝えました。黒のバッグも私のものを貸し出しました。
いきなり当日をむかえるのは不安なので、
納骨式の2週間ほど前に妹のアパートで兄と妹の服装をチェックし、
試着したところを確認し、
当日の出発時間や持ち物・納骨式の流れなどの打ち合わせをしました。
当初は、兄と妹の二人で寺院の最寄り駅まで来てもらい合流して
私の車で寺院へ行く予定でしたが、
交通費を兄と妹に預けることや、
電車の遅延や兄の忘れ物などの不測の事態の対応に不安があったので、
私が兄と妹を迎えに行き、3人で車で寺院へ向かうことにしました。
線香と仏花は私が準備し持参しました。私も黒スーツを着用しました。
遺影は不要と言われていたのですが、
妹のアパートにしまいっぱなしの遺影はサイズが大きく
ガラス板を使用した額に入っていたので、
この機会にA4サイズに作り直し100均の額に入れて持参しました。
納骨式当日
当日は、私は6:00前に自宅を車で出発。
すでに黒スーツを着込み、自分の着替えと替えの靴も持ちました。
兄の喪服スーツと黒靴や数珠など一式、
墓前用の線香・ライター・仏花一対、
作り直した母の遺影、念のための雨傘3本、写真撮影用のカメラスタンド。
忘れ物のないように前日から車に乗せ出発しました。
まず兄のいるグループホームへ向かいます。
事前に兄と打ち合わせをして持つように言っていた髭剃りなどの身だしなみセットを持っているか確認して出発します。
次に妹のいるアパートの前で、兄と兄の着替え一式を降ろし、
妹が保管していた母の遺骨を受け取り車に乗せます。
アパートに車が止められないので、兄の着替えは妹に任せ、
私は近くのコンビニで朝食しながら待機しました。
8:30頃、妹のアパートへ行き、
兄と妹それぞれの着替えとともに車に乗せます。
9:00過ぎにはお寺に到着、納骨式は10:00の予定なので、
先に本堂やお墓の様子を見て回り、
近くのコンビニでトイレを借りたりして時間になるのを待ちました。
時間になるとNPO法人の担当者が来て挨拶を済ませ、
一緒に住職へ挨拶に向かいます。
このタイミングで母の遺骨をNPO法人担当者に預けました。
私たち3人は住職とともに本堂へ。
椅子が用意されていて座るように言われました。
住職がすこし本堂を離れた際に、事前に撮影OK とNPO法人担当者から聞いていたのでスタンドを用意していると、
戻ってきた住職に撮影は遠慮するように言われました。
住職によると、撮影はお墓の前でならOKとのことでした。
慌ててカメラをしまいました。
本堂では、住職が母の遺影を飾ってくださったり、お経の説明などのお話をしてくださいました。
焼香の時間もあり、兄の焼香の時は私が横について一緒に行いました。
その後合祀墓へ移動すると、NPO法人担当者がいて、
花を供えたり線香をあげることや立ち位置などの声かけを
してくださいました。
墓前での住職による読経の後、
墓石の裏側にある納骨口から母の遺骨袋を入れる作業をしました。
代表者がやるということで、私が行いました。
母の遺骨はすでに遺骨袋に移されていました。
納骨口から中をのぞくと、たくさんの白い遺骨袋が重なって
山になっているのが見えました。
深くて広いスペースになっていて、
”ひっかけ棒”の先に母の遺骨袋をひっかけて、
納骨口から静かに中へ下ろしていき、遺骨袋の山の上にそっと乗せました。
NPO法人担当者が納骨口の蓋を戻して、
納骨式は終了となりました。
墓前で住職やNPO法人担当者にお礼を伝え、解散となりました。
母の納骨証明書と父の納骨生前予約証明書も受け取りました。
墓誌には、表裏ともに、納骨順に名前が彫られていました。
生前予約の方は赤字になっていて、
亡くなって納骨となった時に白色に塗り替えるそうで、
その際には10000円前後の追加費用がかかるそうです。
(納骨の申し込みの際に説明されていましたが、口頭のみの説明で
いま一つイメージできていませんでした。)
墓誌に並んで彫られた父と母の名前を確認して、
「やっと母のお墓を決めて納骨できた」
「父が亡くなった時に納骨先探しをしなくて済む」
ということを実感し、とてもありがたいと思いました。
父に報告するため、お墓の前で兄弟三人の写真を撮り、
寺院を後にしました。
納骨式の後、兄や妹を送り届ける前に、
ファミレスに寄って着替えをし、昼食を済ませました。
寺院やファミレスまでの移動中も、食事中も、
実家にいたころの話や近況報告などで穏やかな時間が過ごせました。
母への最後の”子供としての役目”が果たせた気がして、
本当に安心しました。
納骨の後も、私が毎月お参りに行っています。
永代供養墓なので墓参も不要なのですが、
母の遺骨が妹のアパートにあった時はお参りできなかったので、
行けるときにはお参りしています。
実家の地域よりも私の自宅に近いところにお墓があり
車で1時間で行けることも、お参りに行く理由になっています。
母の納骨や父の納骨の生前予約のお話は、今回の記事で終わりです。
お墓探しや墓じまいを検討する方や、
生活保護受給中の方とその周囲で支えている方などに
参考にしていただけたら嬉しく思います。
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