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ADHD私、回診にホストが来た「点」って何(てんかい)

(※脳内ホストクラブ営業開始。)

尻仲間の噂通りイケメンだった。
顔面がもう「夜」なのに、服だけ白衣。
ホストクラブにいたらシャンパンの横でこう言うタイプ。

「また何かあったら教えてください」

これはあかん…シャンパン入れたい..…

優しい。丁寧。距離感もいい。
“あなた専用”の声のトーン。
私はこの時点で、脳内でボトル入れてる。

——なのに。

次の瞬間、場所が変わる。


病室。カーテン。ベッド。天井の四角い照明。
そして同じ顔面が、同じテンションで言う。

みんなソワソワする理由が分かった

「痛いけど我慢ね」

……おい。
それ、店で言うなら
「キツいけど飲めるよね?」と同じ圧だぞ。


尻を出してる側に、交渉権はない

回診って、基本は0点のことが多い。
でも怖いのは、0点の顔でスイッチだけ押していくところ。

「今日はどうですか?」
「少し見させてね」
「痛いけど我慢ね」

──延長入りました。こちらは尻を出しています。

尻を出した状態で「今日は顔見せだけで」は無理。
人生で一番、交渉力ゼロ。
ここで私ができる返事は2種類しかない。

「はい」
「ウッ…はい」

返事をした瞬間、システムが起動する。

【固定】チャリーンじゃない。カチッだ。


恐ろしい共通点:返事で発動

ホストも悪くない。医師も悪くない。どっちも仕事。
ただ、恐ろしい共通点がある。

相づち=スイッチ

ホストなら「延長」「指名」「ドリンク」。
病院なら「検査」「処置」「薬」。
私はただ「お願いします」って言っただけなのに、裏で処理が走る。

しかも病院は、店より言い方が静か。

ホスト界:「軽めでいきましょ」
医療界:「これからこれはじめましょうか」

意味は同じ。
**“中身は店側が決めてる”**ってこと。


点界(てんかい)へようこそ

そして会計は突然ファンタジー。

「点」です。

漢字の圧で入口失神。
この世界の通貨はまず点。あとで円になる。
瞬時に「点→円→自己負担」できる人は古参。ボトル入れてますよね

入院はさらにホストっぽい。

まずセット(包括)がある。
箱の中は「セット内」。
でも状態が動くと、箱からはみ出て「セット外(出来高)」が乗る。

そして最後に渡される明細。
ホストならレシート。病院なら診療明細書。

その瞬間、客はこうなる。

「え、ここ有料だったの?」
「え、これセット外だったの?」
「え、点って円だったの?」

——点界、完成。


「じゃ、摘便ね」は断れない

「じゃ、摘便ね」

まずそのフェイスで言われたら断れん。
尻を出してるし。
担当が席についてるし。
──はい、加算カチッ。

しかも追加料金は数百円の世界だったりする。
痛みはフルコースなのに、料金だけ急に良心的。
ここもホストっぽい。怖いのに優しい。


あーおわっちゃたあ~

回診は次のベッドへ。
私は延長。
次の人はセット内。


医療費の話で言えば、ラスボスは「月」。
月またぎで卓替え。
カレンダーが変わった瞬間、「では次のセットで」。
またお金が..…

……なんだけど。
レシート(明細)とにらめっこして、点を数えて、月またぎでHP削って。
それでも回復しきれないと思ってた

今回の入院で、
一番効いたのは制度じゃなかった。
いつもの尻仲間だった。尻の話しかしない他人たちが、
一番、回復効力があった。


わかりやすくねぇ…?ふふふ

病院の入口に貼ってほしい。

・回診は0点の顔でもスイッチを押すことがある
・制度は難しい
・月またぎは卓替え
・でも、同じ部屋の尻仲間は、最強のオプション


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