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小五郎タイム失敗!!!!

(※手術の話です。眠剤が効かない回)

手術前、看護師さんが営業をかけてきた。


イメージです。彼女は白衣の天使です。今回ピンクだったけど。


「腰椎麻酔なんですけど、音が不安な方も多いので…眠ってる間に終わっちゃった感じにします?女性は使う方多いですよ」
こ、これは小五郎タイムか!

それなら喜んでだ。
こちとら点滴で刺されまくったんだ。
寝てる間に終われ。頼む。


「腰椎麻酔入れます!頑張ろうね!」
これが地味に一番きつい。

腰椎麻酔は効いた。
下半身、ログアウト。
いい!ここまでは。

「じゃあ眠くなるお薬入れますよー」

やったー!
起きたら知らない天井であれ!
病院あるあるの、

あの“知らない天井”!


……ん?

知ってる地面だ…


さっきうつ伏せになった時と同じ床が、まだ私と面会している。
モゾッ

先生の声がする。
「3ミリで」

前立ちの先生と目が合う。
「追加です、大丈夫ですからね〜」

おーーー、点滴に入れられる感じがする。

……うーーーーん?
これ、眠い?
いや、ちがう。
床、確認。
時計、確認。
世界、鮮明。
さっき7分だった時計、
今10分。
私寝てない!?

先生の声が、
「眠剤効かない方も、稀にいるんですよ」
「るーさん。腰椎麻酔は効いてるから痛みはないし、始めちゃうね?」

私「はい!お願いしまっす!!」

げ、野球部並みの声出た。

「…はい。はじめますね」

ゴリゴリやられてる。
おおー!引っ張ってんなぁ。
声、出そう。出た。
モゾッ

先生「2ミリ」

入れられた。

……寝、てない。
時計、確認。
私の意識、フルHD。
モゾッ

先生「1ミリ」


先生が話しかけてくる。
「あと少しね。大丈夫かな?」

腰椎麻酔〇/眠剤✖

私「あ、大丈夫です!痛くないんで!」

先生「……1ミリ」


この話しかけは戦略だったか。

「沈黙!」これが正しい答えなんだ!BYクラピカ


私の推しの言葉を忘れていた。

そして手術は予定通りに終わった。



その後、主人へ電話がいったらしい。
「奥様、あまり眠くなる薬が効かなかったようで」

すまない。
家庭にまで“効かなかった”が共有される。

そういえば劇場版コナンでも、毛利小五郎がそんなシーンあった気がする。
私もその域に達したのか。

そして、私を毎度私を眠らせる眠剤の威力…
怖いんだが。


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