【壮絶な完結!】『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』part2感想・レビュー(ネタバレあり)
※この記事には広告リンクを含みますが、内容は一視聴者としてのリアルな感想です◎気軽に読んでもらえたらうれしいです。
※この記事は、過去に別ブログで公開していたものを加筆・修正して再掲しています◎
今日は韓国のNetflixドラマ『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』part2。
※今回はネタバレありです。
ネタバレなしのほうは以前、以下の記事で書いたのでぜひご覧ください◎
『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』part2のあらすじと紹介
高校時代に受けた壮絶ないじめ。家族から見捨てられ、夢を諦めた少女ムン・ドンウン。復讐するためだけに生きてきた数十年、死に物狂いで努力するその姿は時として人を惹きつける。
拒絶、足掻き、苦悩。快楽、許し、懇願。死。
いじめ加害者に与えられるものは何なのか。復讐の先に未来はあるのか。 彼女の残酷な復讐劇が今、始まる――
Netflixで2回に分けて配信されたソン・ヘギョ主役の韓国ドラマ。
パート1は2022年12月30日から8話。
パート2は2023年3月10日から8話。
全16話で構成されています。
Part1では壮絶ないじめシーンから、主人公ムン・ドンウンの息の詰まるような復讐計画がなぜ生まれ、いかにして実行されていくのかが描かれていました。そして、ほぼ王手なのでは……?ここからどう転ぶの……?というところで一度幕が下ろされました。
そして始まったpart2。どれだけ心待ちにしていたか……1日で完走しました。 次々と明かされていく、ドンウンやその周りで起こったいじめに関する数々の真実。人生をかけた復讐がいよいよ完結。
『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』part2の見どころ
完全無欠の復讐劇が完結
壮絶ないじめにより退学を余儀なくされたムン・ドンウンが、18年をかけて計画してきた復讐が完結するのが、そりゃあ何よりもよかったです。いやこれ、いじめを受けてなきゃ始まらないし、復讐を計画することも復讐されることもせず、だれもつらい思いをせずに済んだ世界線もあったはずじゃない。だから、「よかった」って言うのはなんだかあまり大きな声で言えない気もするのだけど、でもやっぱり、高校生の頃の無力だったドンウンの魂が少しでも救われた完結だったなと思って……よかったです本当に。
そして、救われたのは実はドンウンの魂だけじゃなくって、ドンウンは周りのいろいろな人を、自身の手で救いながら復讐を完結させた。それがまたよかったです。 夫のDVに苦しむカン・ヒョンナムとその娘。 加害者であるパク・ヨンジンの家族であるハ・ドヨンとイェソル。 もっと言うと、加害者全員、救ったと思う。例え刑務所に入ろうと、一生話せなくなろうと、命がなくなったとしても。ある意味では救いだったと思う。いじめていた過去の自分の醜さに気がつく救い。いじめていた自分を顧みないような人が存在する世界への救い。 なんか宗教チックになってきた……? 「忠実な処刑人」になってくれたチュ・ヨンジュンと、その母はきっとこれから。 いろいろな人を救い、復讐を終わらせたドンウンに、観終わって深い深いため息が出ました。
綿密に描かれるサブストーリー
で、このドラマの魅力のもうひとつは、登場人物たちのそれぞれの世界がちゃんと描かれてるところだよね、と思います。 例えば、上記にもあるように、DVに苦しむカン・ヒョンナムとその娘のストーリー。日本以上に男尊女卑の文化が根強く残る韓国にまだまだはびこる、大きな問題の一つかもしれませんね。お金にだらしなくて、平気で妻や子を殴る夫。死んで当然。それでも涙が出る。 カン・ヒョンナムを演じたヨム・ヘランはいつだって素晴らしい演技をしますね。この人の演技一つでシーンの緩急が半端ない。病院の外で笑い泣きするヘランさん、やばかったよあなた。ね。
それから、パク・ヨンジンの母と、警察のシン署長との関係。ズブズブもズブズブ。彼らの思惑が交差して、様々な問題が引き起こされていくのもまた。気持ちがいいくらいでした。ほんと。
ヨンジン本人と、彼らそれぞれとの関係の描かれ方もよかったね。特にお母さんとの関係。名札をドンウンに渡すシーンから始まり、最後の刑務所のシーンとか。檻の中でのお天気キャスターの演技も、「엄마」と呼ぶのに振り向いてもらえないのも、ごめんなさい、性癖にめちゃくちゃ刺さりました。
あと、加害者たちの関係ね。これはpart1からずっとだけど、骨身にしみついていじめ根性というか、底意地の悪さも本能に任せるとここまでなるのか~という。加害者の中にもカーストがあり、様々な秘密があり。ぐちゃぐちゃの中の秩序を守りながらドンウンにめちゃくちゃにされて行く様が、その人間模様が、何とも言えなかったね。伏線回収の仕方が絶妙でした。
ドンウンと実母。これは果てしなかったな。実の母の手によって二度も壊されるドンウンの人生。それを差し向けたヨンジンの悪魔ぶりが際立った。恐怖以上に、虚しさに襲われる。part2の中で一番早送りしたくなったシーンかもしれない、実母シーン。最後の解決の仕方が良かった。必要な人に必要な支援を。
ドンウンを命の恩人だと言うエデンヴィラの大家さん。主人公が住むアパートの大家さん、そんな、そんなつながりを脚本にぶっこむ~~~~~?!という。「命の恩人」発言からの答え合わせシーン、泣きました。
それから、囚人番号3724番とそれにまつわるチュ家のストーリー。 イ・ムセンの怪演たるや。鳥肌ものだよあの短い出演時間でそんな爪痕残せますか、みたいな。目の見開き方一つ取っても、「아빠」の言い方一つ取っても……。恐ろしかったです。Netflixの韓国ドラマ「39歳」のときとは別人で。圧倒されました。 はい。
そして、ドンウンとヨジョン。「剣舞を舞う処刑人に、忠実な処刑人になる」とドンウンを支え続けたヨジョン。明るくさわやかな笑顔と、その仮面の下の涙と憎しみ。だからこそ生まれる大きな愛と、それを柔らかく程よくドンウンに与える姿よ。かっこよすぎるし、胸が痛いし、あなたがいちばん救われてくださいねという感じなのだけど、彼が、彼らが救われる日はくるのでしょうか。
『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』part2の感想・レビューのまとめ
物語の一つのキーワードでもある「囲碁」。 囲碁のように緻密に復讐への一手を進めていくドンウンの壮絶な復讐劇、これにて完結。でした。
この世からいじめがなくなりますように。
これまでいじめられた人が救われますように。
そして、いじめてきた人が、自分の過ちに気が付けますように。
そんな風に思える『ザ・グローリー』、ぜひご覧ください。
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