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原油急騰とホルムズ海峡の混乱──最悪シナリオに引っ張られる心[ニュース×投資心理]

今週の主役は、原油でした。
でも正確に言えば、原油そのものというより、「原油がちゃんと届くのか」という不安だったのかもしれません。

イラン情勢の悪化を受けて、ホルムズ海峡の物流は急に細りました。
強いニュースが出ると、頭の中では“最悪の未来”がすぐ完成しやすい。
今週は、そんな相場の温度を強く感じました。

報道によると、ホルムズ海峡を通るタンカー交通は3月4日時点でほぼゼロまで落ち込みました。
この海峡は世界の原油とLNG輸送の約2割を担う要所です。
日本に至っては、輸入する原油の8〜9割がホルムズ海峡を経由します。

1. 週末の数字(3/6)

  • 日経平均(終値):55,620円

  • TOPIX(終値):3,716pt

  • ドル円(17時):157円52〜55銭

2. 今週の空気

今週の空気を作ったのは、イラン情勢の悪化と、それに伴う原油供給不安でした。

週後半にはWTI先物が一時12%上昇し、Brentも大きく上昇しました。

背景にあったのは、ホルムズ海峡の通航が実際に細り、「供給が滞るかもしれない」ということが見える形になったことです。

株式市場では、その不安がそのままリスクオフに波及しました。

週の前半にはアジア株が大きく売られ、週末の米株も原油高と景気指標の弱さを受けて下押しされました。

一方で、東京株式市場では週末にかけて押し目買いも入り、警戒感を残しながらも、いったん落ち着きを探る動きも見られました。

つまり今週は、
「本当に原油供給が止まるのか」
「市場はどこまで最悪を織り込むのか」
この二つが同時に問われた週だったと思います。

3. 私が感じたこと

地政学のニュースが強い週は、頭の中で“最悪の未来”がすぐつながります。

原油が上がる。
株が下がる。
インフレが再燃する。
景気も悪くなる。

もちろん、そうなる可能性はあります。
でも相場は、いつも最悪の一本線で進むわけではない。
そこに私は今週、少し気をつけていました。

怖いニュースが出ると、人は「起こりうること」の中で、いちばん悪い絵を先に描きやすい。
しかも、その絵が鮮明なほど、起こる確率まで高く感じてしまう。

今週の原油とホルムズ海峡のニュースを見ながら、私はその想像の速さに少し警戒していました。

4. 投資心理

今週感じたのは「最悪シナリオに引っ張られる心」 でした。

戦争などの強いニュースに触れると、人は“いちばん悪い流れ”を先に思い浮かべやすい。
しかも、それがもっともらしく見えるときほど、他の可能性が見えにくくなる。

でも今週の市場には、もう一つの見方もありました。

ロイターなどの報道では、原油デリバティブ市場の動きから、トレーダーが今回のショックを長期の構造変化というより短期ショックと見ている可能性も伝えています。
つまり、市場は最悪だけを見ていたわけではありません。

だから私は、強いニュースほどこう考えるようにしています。

「それは本当に“最悪の始まり”なのか。
それとも、最悪の絵が先に頭の中で完成しているだけなのか。」

この一問を入れるだけで、見え方が少し落ち着きます。

5. 来週の自分へのメモ(3つ)

① 原油・為替・株を、一つの理由でまとめない
原油が上がる理由と、株が下がる理由と、ドル円が動く理由は少しずつ違う。まずは分けて見る。

② 長引く前提と、短期で終わる前提の両方を置く
ホルムズ海峡の混乱が長引けば厄介。でも市場には、今回のショックを短期と見る動きもある。片側だけで決めつけない。

③ 大きく崩れたときの動き方を、先に決めておく
想定以上に日経が下げたら、慌てて怖がるだけで終わらない。監視している優良銘柄に絞って、「どこまで下げたら買いを検討するか」を先に決めておく。

6. ここまで読んでくださった皆さまへ

今週の相場、どんな一週間でしたか?

「ここが一番気になった」という場面があれば、もしよろしければ、一言だけでもコメントで教えていただけるとうれしいです(^-^)

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