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日銀が金利を変えなかった週に、私が少し気になったこと【ニュース×投資心理】

今週、私が少し気になったのは、日銀が金利を変えなかったことでした。

こういうニュースを見ると、まずは「今回はひとまずそのままなんだな」と受け取りたくなります。
私も最初は、そう見ていました。

しかも今の状況をよく考えると、日銀がすぐに動かなかったのも自然なのかもしれません。
中東情勢を背景に原油高への警戒が続いていて、物価の先行きもまだ少し読みにくい。
アメリカでもFOMCは金利を変えませんでした。
そんな中で、日銀もすぐに答えを出しにくかったのだと思います。

1.週末の数字(3/19)

  • 日経平均:53,372円

  • TOPIX:3,609pt

  • ドル円(17時):159円22銭前後

2.今週の空気

中東情勢を背景に原油高への警戒が続き、物価の先行きはまだ読みづらい。
アメリカでもFOMCは金利を変えず、主要な中央銀行がそろって「すぐには動きにくい」空気をにじませていました。

そう考えると、今週の日銀が政策金利を0.75%程度のままにしたのは、不思議なことではなかったのかもしれません。

物価は気になる。
でも、その上昇が一時的なものなのか、この先も続くのかはまだ見極めが必要です。
しかも景気や賃金への影響まで考えると、簡単には決めきれない。
日銀の判断には、そんな慎重さがにじんでいたように見えました。

ただ、中身まで見ると、単なる「何も変わらない週」でもありませんでした。

日銀は、足元の物価は政府のエネルギー負担軽減の効果もあって少し落ち着いている一方で、原油高がこの先の物価を押し上げる可能性には注意が必要だとしています。
しかも、委員の中には「もう少し金利を上げたほうがいいのでは」と考えた人もいました。

つまり今週は、
「金利を変えなかった=何も問題がない」
という感じではなかったのだと思います。

市場も、そこを見ていたのかもしれません。
日本株はやや弱く、ドル円も円安水準そのものは続いていました。
一方で、世界では原油高や中東情勢への警戒から、金利の見通しそのものが少し読みにくくなっていました。

良い方向の材料がまったくないわけではありません。
日本企業の景況感には底堅さもありました。
でも、それだけで安心して終われるほど、今週は単純でもなかった。
私には、そんな一週間に見えました。

3.私が感じたこと

私は今週、最初は「物価が気になるなら、金利はもう少し上げても良いのでは」と考えていました。

物価が高い。
原油も不安定。
円安も続いている。
そう聞くと、「だったら金利は上げる方向なのでは」と、ついシンプルに考えたくなります。

でも実際には、そう簡単でもないのだと思います。

日銀が見ているのは、今の物価の高さだけではなくて、それが一時的なものなのか、この先も続いていくのか、賃金の動きとつながっているのか、景気を冷やしすぎずに動けるのか、そういういくつもの点なのだと思います。

そう考えると、金融政策は「上げる」「上げない」をすぐ決めるものというより、崩れやすいバランスを見ながら、少しずつ判断していくものなのかもしれません。

私はニュースを見るとき、つい一つの言葉で整理したくなることがあります。
今回はそのままだった。だから安心。
あるいは、物価が気になる。だから次は利上げかもしれない。

でも今週は、そのどちらにもきれいには寄りきれない感じがありました。
すぐに一つの結論で片づけたくなるのに、実際にはそうできない。
そのもどかしさが、今の相場の空気に近いのだろうなと思いました。

4.投資心理

こういう週に動きやすいのは、複雑な状況を、早く一つの結論にまとめたくなる心なのだと思います。

「金利は変わらなかった」と聞くと、それだけで落ち着きたくなる。
反対に、「物価高が続いている」と聞くと、今度は先の不安を早めに織り込みたくなる。
どちらも、気持ちとしてはとても自然です。

はっきりした結論があるほうが、心は楽だからです。

でも、相場はそういうときほど、一言ではまとまりません。
数字だけ見れば落ち着いているようでも、先の見通しはむしろ難しくなる。

金利は変わらなくても、その意味は思ったより重い。
安心材料と不安材料が、きれいに分かれてくれない週もあります。

私は、こういうときほど、ニュースを急いで“意味づけ”しすぎないことが大事なのかなと思います。

事実は事実として受け取る。
でも、その場ですぐに「安心」「不安」のどちらかにまとめきらない。
少しだけ余白を残しておく。

その余白があるだけで、ニュースの強さに心を持っていかれにくくなる気がします。

5.来週の自分へのメモ

1. 結論より先に、「何が変わっていないか」を見る
大きなニュースが出ると、その先ばかり考えたくなる。
でもまずは、政策金利そのもの、企業業績、為替の水準など、まだ変わっていないものを先に確認する。

2. 物価の話は、「一時的な上昇」か「続く上昇」かを分けて考える
原油高のように外から入ってくる値上がりと、賃金やサービス価格まで広がる物価上昇は、同じように見えて少し意味が違う。
同じ「物価高」でも、中身を分けて見る。

3. 安心のひと言に飛びつかず、補助材料を一つ足す
「金利は変わらなかった」で止めずに、原油、為替、企業の見通しのどれかを一つだけ足して見る。
それだけで、見え方はかなり変わる。

6. ここまで読んでくださった皆さまへ

今週の相場、皆さまにはどんな一週間でしたか?

「ここが一番気になった」という場面があれば、もしよろしければ、一言だけでもコメントで教えていただけるとうれしいです(^-^)

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