なぜ、人は人に興味がありすぎるのか
挨拶をしなかったから、嫌われている。
褒められたから、好かれている。
──本当にそうだろうか?
出会ってまだ数ヶ月の人に、そんな「好き・嫌い」の感情が、そう簡単に生まれるだろうか。
目に入ったから挨拶しただけ。
なんとなく良いなと思ったから「いいね」と言っただけ。
それだけのこと。
私が「いいね」と思っても、
あなたが「いいね」と思っても、
それはただの「個性」だ。
だから、気にならない。

私の友達はココイチのカレーが大好きだ。
ココイチのカレーの話を何度も聞いた。
でも私は、ネパール人やインド人が作るスパイスの効いた本格カレーが好き。
その友達は「本格カレーはちょっと苦手」と言うけれど、
私は別にココイチに興味がなくても、その人を否定しているわけじゃない。
むしろ、その人が語る「ココイチの魅力」の話には、興味がある。
知らない世界を教えてくれるのは、嬉しいことだ。
なのに、同じものが好きじゃないと「嫌われている」と思ってしまう人がいる。
同意してくれないと「否定された」と感じてしまう人もいる。
まるで、心の距離が近すぎて息苦しいみたいに感じることがある。
音楽を聴いていたから、挨拶に気づかなかっただけかもしれない。
考えごとをしていて、視界に入らなかっただけかもしれない。
無表情なのは、今日の夕飯何にしようか考えていたのかもしれない。
そういう可能性には、思い至らないんだろうか。
▲同じ意見じゃないと嫌だという距離感の近すぎる上司の話
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