「いなくなりたい」とAIに打ち明ける思春期の人たち📱 大騒ぎしないで・解決しようとしないで・でも助けて|10代の声を前に、大人には何ができる? |スマホ依存
こんにちは。
セルフケアアドバイザーの天美です。
最近、仕事の効率化でもAI、
これまでいくつものサイト経由で自力でしていた調べ物もAI・・・
そんなデジタルな時代だからこそ、振り切るようにアナログを求めるときが癒しになることもありますよね!
リアル飲み会でのおしゃべり、山登り、空を見てぼんやり・・・
今日は、そんな癒しをひたすらAIに求める、10代くらいの若い人たちのことを話したいと思います。
なんだか、とっても気になっているんです。
📱 人に言えないことを、AIに話している
友だちに言ったら、ドン引かれるかもしれない。
親に話したら心配させてしまう。
先生には重すぎる。関わりたくない。
そんなふうに思って、ひとりで悩みを抱えている10代の子たちが、いま、AIに悩みを打ち明けています。
2025年9月にAIアプリ「SynClub」が4,591名を対象に実施した調査によると、10代・20代では「悩み相談」がAIの利用目的として最多で、全体の約半数(48.9%)にのぼりました。
さらに深刻なのは、AIに「いなくなりたい」「死にたい」と打ち明けたことがある10代・20代が36.9%に達しているという事実です。
つまり3人に1人以上が、誰にも言えない言葉をスマホの画面に向けて打ち込んでいる。
そういう時代になっているんです。
⏰ 「夜2時でも大丈夫だから」という安心感
なぜ、AIになら話せるのでしょうか?
その理由は、実際に使っている子たちの言葉に、鮮明に表れています。
認定NPO法人D×Pが運営するAI相談サービス「ミット」を使った若者からは、
「現実で人に相談すると引かれてしまうようなことも気軽に吐き出せてありがたいです。真夜中でもすぐ返信が来て、ちょっと気持ちが落ち着きます」
「夜2時とかやばい時間でも大丈夫なのでいい」
「私は学校行けてなくて人と話す機会がなくて寂しかったので、気軽に話すことができて嬉しいです」という声が届いているようです。
深夜に突然しんどくなる。
でも誰かを起こすほどのことでもない気がする。学校に行けていないから、話す相手がいない。・・・
そういう状況の子にとって、夜中でも待たずに返事が来る場所があることは、たしかな救いになっています。
電通の2025年7月の調査では、対話型AIに「自分の存在を認めてほしい」「褒めてほしい」「癒やしてほしい」と求める割合が、10代では他の世代より5ポイント以上高いことがわかっています。
情報が欲しいのではなく、ただ受け止めてほしい。
そんな気持ちが、AIへの相談という行動の奥にあるようです。
👩 AIを「友だち」と呼ぶ子たちがいる
めざましテレビが2025年に都内の10代・20代100人を調査したところ、ChatGPTに「チャッピィ」や「チャチャ」などとあだ名をつけるほど、友だちのように近い存在と感じている若者がいるということでした。
「友だちのように扱っているか」という問いに、33%が「はい」と回答しているんです!
ある女性は、「励ましの言葉をよく送ってくれるので、どうにかなるかなっていう気持ちの切り替えになっています。一番近くで何でも相談できる相手です」 と言っていました。
AIは否定しない。
急かさない。怒らない。
そして、こちらが傷つくような反応をしない。
現実の人間関係でそれを求めると、かえって疲れてしまうことがある。
だからこそ、AIとの対話が「安全な場所」になっていくのかもしれません。
😱 そこには見えない危うさもある
千葉県柏市が全国に先駆けて導入した「悩み相談AIチャットシステム」では、利用者の62.4%が10代、15.5%が20代と、相談者の7割以上を若い世代が占め、人には話したくない恋愛や性、いじめなどの悩みを気軽に打ち明けてくれた、という結果が出ています。 (AI総合研究所)
けれど同時に、AIに費やす時間が長くなるほど、現実の人間関係が希薄になり、AIへの精神的な依存が強まるという研究結果も出ています。
AIはいつも穏やかで、こちらを否定せず、待ってくれます。
でも現実の人間はそうじゃない。その落差が積み重なると、リアルなコミュニケーションがますます怖くなる、という悪循環が起きやすくなるようです。
表面上は元気そうに見えても、心の中では誰にも言えない重さを抱えたまま、AIだけに話を聞いてもらっている。そんな子が、あなたのすぐそばにもいるかもしれません。
🆘 わたしたちオトナに、できること
ここで、一般論として、「ちゃんと話を聞いてあげて」と言うのは簡単です。
でも、10代の子がリアルで話しにくい理由には、オトナ側の反応への怖れがあるので、そこはとても慎重に。
心配しすぎる、すぐ解決しようとする、否定する、説教になる。
まさしく、良かれと思ってやってしまいがちな、お節介フルコースです。
心当たりがありすぎて、ヤバい🤦♀️
みなさんは、どうでしょうか?
AIに比べて、人間は「聞き上手」ではないことが多いのです。残念ながら。
だから、まずは「聞くだけ」でいい。解決しようとしなくていい。
「それはつらかったね」と、ただ受け取るだけで充分なことも多いんです。
こどもが話してくれた瞬間は、解決のチャンスなどではなく、信頼のサインです。
そのとき、アドバイスではなく「話してくれてよかった」という言葉がまず出てくる大人でいられたら、それだけで100点満点。それこそが、ヘルプを求めているこどもの大きな支えになるんだと思います。
🤝 AIを否定しなくていい
AIに話を聞いてもらうことで、気持ちを整理したり、少し楽になれることはわたしたち自身もありますよね。
だから、それを頭ごなしに否定する必要はないんだと思います。
ただ、「いなくなりたい」をAIに打ち明けている子が3人に1人以上いるという現実は、わたしたち大人が心しておかねば!というものです。
AIは、その言葉を受け取ることはできても、いざというとき、実際に動くことも、つかんだその手を離さないでいることもできません。
リアルな場所に、話せる大人がひとりでもいること。
しっかり見守り続ける姿勢でいること。
いささか、しゃべりすぎな大人には、我慢が強いられることかもしれません。
ですが、それこそが、こどもたちの心の安全網になるんだと思います🍀
🌿 出典:
HiClub株式会社「AIに対する悩み相談に関する調査」・2025年9月30日
電通「対話型AI利用動向調査」・2025年7月3日
認定NPO法人D×P「お話AI相談ミット」・2025年5月
デジタル行政「千葉県柏市 悩み相談AIチャットシステム」インタビュー・2024年5月
めざましmedia「ChatGPTが親友!?」・2025年5月

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