『彼女は永遠に彼に追いつけない』特設サイト

物語
楽器店でアルバイトをしながらプロのピアニストを目指す木崎玲。
音大卒業後も夢を追い続けていたが、最近はコンクールやオーディションでも良い結果を残せず、諦め気味。さらには、仕事もうまくいかず、ミスをしては優しい先輩・七森亮の助けを借りてばかり。いっそ過去にメッセージを送ってやり直しできたら……などと考えてしまう。そんな折、SNSで知り合ったチェロ演奏者のHARUという女性が七年前の人であると気付く。
過去と繋がったSNS、そして、パッヘルベルの名曲『カノン』をきっかけに、玲の恋と夢が動き始める。
登場人物紹介
木崎 玲(きざき れい)(Rei)
主人公。音大卒業後、楽器店でバイトをしながらプロのピアニストを目指しているが、ピアノもバイトもうまく行かず、最近は諦め気味。バイト先の先輩社員・七森に憧れている。バイト先の屋上でSNSをしていた時、HARUのアカウントを見つけてやり取りするうちに意気投合。お互いに夢や恋について話すようになる。
七森 亮(ななもり りょう)
玲がバイトする楽器店の先輩社員。バイオリニストとしてプロデビューが有力視されていたが挫折。現在の楽器店に就職した。常に売り上げ上位の優秀なスタッフで、玲にも優しく接するが、過去の恋愛を引きずっているような節がある。
HARU
玲がSNSで知り合った人物。玲と同じ音大の出身で、チェロを専攻していた。バイオリニストの彼氏がいる様子。
大村 理央(おおむら りお)
玲がバイトする楽器店のレジ担当で親友。バイト歴は玲よりも長く、七森の過去にも詳しい。玲の恋を応援する。
パッヘルベルのカノン
15世紀後半に活動した音楽家ヨハン・パッヘルベルの代表曲。結婚式や卒業式などでよく流され、誰もが一度は聞いたことがある名曲。
正式名称は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』。その名の通りバイオリンの曲だが、ピアノやチェロなど、様々な楽器で演奏される。
『カノン』は音楽用語のひとつで、複数の演奏者が異なるタイミングで開始して演奏する方式。「曲の追っかけっこ」と言える。日本語では『輪唱』と訳されることが多い。
パッヘルベルのカノンでは、3つのバイオリンがこの「追っかけっこ」を繰り広げる。
演奏中はメロディーが重なることがあり、その重なりから生み出される壮大なハーモニーが最大の魅力だ。
本作『彼女は永遠に彼に追いつけない』では、バイオリン・チェロ・ピアノの3つの楽器と演奏者が「追いかけっこ」を繰り広げ、壮大なハーモニーを奏でる。
書評
鳴り響く追奏(カノン)が、止まった時間を動かし始める
桜沢 遥(フリーライター)
私たちはいつから、夢を諦める言い訳を並べるようになってしまったのだろう。プロのピアニストを目指すも結果が出ない木崎玲。そんな彼女の止まった時間が、過去と繋がったSNS、そして名曲『カノン』をきっかけに動き始める。
本作の最大の白眉は、その圧倒的な音楽描写だ。作者・ドラ麦茶は『さよならドビュッシー』や『羊と鋼の森』といった名作を徹底的に読み込み、「音を文字で表現する」という難題に極限まで挑み、見事に会心の一作を書き上げた。文章の行間から、鍵盤を叩く指の痛みや弦の震えがダイレクトに伝わってくる。
作中では『パッヘルベルのカノン』の他にも、『G線上のアリア』の物憂げな気品や、『きらきら星変奏曲』の色彩豊かな旋律が、ドラ麦茶の端正な美文によって瑞々しく奏じられる。同じ旋律を遅れて追いかけ合い、決して重なり合わないカノンの構造は、そのまま登場人物たちの切なすぎる距離感とリンクするのだ。
文字で音楽を聴くという奇跡。美しくも残酷なすれ違いの果てに玲が見つける真実を、ぜひtalesのページを開いて、あなたの耳で確かめてほしい。
甘酸っぱい恋愛の皮を剥げ。ドラ麦茶が仕掛けた、時空を弄ぶ最恐の罠
萌々瀬 桃子(ホラー作家)
ホラーゲーム『SIREN』の二次創作ノベライズや、noteを震撼させた連作短編ホラー『Eケツ』のドラ麦茶が、まさかのクラシック音楽と恋愛小説に挑戦!? ジャンルが違いすぎて脳みそがバグりそうだけど、騙されちゃダメ。これは、彼が仕掛けた最も美しく、最も恐ろしい『罠』なんだから!
本作は、夢を諦めかけたピアニスト・木崎玲の恋と夢の物語。だけどその本質は、過去へメッセージを送り歴史を塗り替える、「因果律の成立と崩壊」のドラマ。そう、あの『SIREN』が持つ、逃れられない運命のループやタイムパラドックスのゾクゾクする恐怖と、完全に同じ血が流れているの! パッヘルベルの『カノン』という、同じ旋律が執拗に追いかけ合い、決して重なり合わないあの不気味なほど完璧なコード進行こそが、3人の運命を縛り付ける呪いの檻そのものなんだよ。
甘酸っぱい恋愛の皮を被った、時間と因果を弄ぶ極上のサスペンス。そして物語の結末には、やっぱりあたしたちの知っている『ドラ麦茶』らしい、背筋が凍るような衝撃が待ち受けている。この美しい絶望の結末を、あんたの目で確かめてみなよ! にひひ!
書店員さんの声
玲ちゃんの親友・理央ちゃんのハチャメチャな応援行動が最高に可愛くて面白いのっ!読んだら私も、誰かの恋を全力で応援したくなっちゃった!過去と繋がるSNSと『カノン』が織りなす、胸キュン度100%の奇跡のラブストーリー。今すぐtalesで読んでみてっ!
『SIREN』二次創作や『Eケツ』のドラ麦茶先生、初の恋愛小説!でも油断しないで。過去を改変する因果律の崩壊や、運命を縛る『カノン』の不気味なコード進行に背筋がゾクゾク……。甘酸っぱい皮を剥けば、そこにはいつもの先生らしい最恐の罠が!脳みそがバグる結末を見届けて!にひひ!
作中の「やれることはすべてやりなさい。そうじゃないと、いつかきっと後悔するから」という玲の言葉が、夢を諦めかけていた自分の心に痛いほど響きました。単なる恋愛小説ではない、人生のバイブルになる一冊。今、すべての働く大人に最も読んでほしい、魂を揺さぶる傑作です。
読後感がとにかく最高です!『カノン』や『G線上のアリア』の美しい旋律が、ドラ麦茶先生の端正な美文によって読者の鼓膜へダイレクトに響いてくる。夢を追う切なさと瑞々しい恋に心が洗われて、読み終わった瞬間「明日からまたお仕事頑張れる!」って元気が湧いてきました!
作中に出てくるお好み焼きもラーメンもとにかく美味しそうで、お腹が空いちゃうっ!でも、音楽描写の圧倒的なクオリティにはもっと圧倒されました。『さよならドビュッシー』などの名作を徹底研究したというだけあって、文字から音が聴こえる感動の体験。お腹も心も大満足です!
過去にメッセージを送れるSNSというSFサスペンス要素と、クラシック音楽の融合が実に見事。ドラ麦茶先生の初挑戦となる恋愛ジャンルですが、物語の核にある緻密な伏線回収と「因果律」のドラマには、これまでの先生らしさがしっかりと息づいています。古参ファンも大納得の仕上がり!
同じ旋律を追う『カノン』の切なさに涙。玲ちゃんの瑞々しい恋と夢に元気を貰えて、読み終わった瞬間「明日からもお仕事頑張れる!」って思えた名作!
ねえみんな、文字で音楽を聴く奇跡って信じる?『パッヘルベルのカノン』の、同じ旋律が重なり合いながらも決して追いつけない切なさが、3人の男女のすれ違いと完璧にシンクロして胸がギュッとなるの。現役書店員の私が自信を持って大プッシュ!今すぐtalesのページを開いてっ!
プロデビューを挫折した先輩・七森の優しさと、彼が抱える過去の傷……。主人公の玲だけでなく、登場人物全員の人間ドラマがとにかく深くてロジカル。文章の行間から鍵盤を叩く指の痛みが伝わるほどのリアルな音楽描写に引き込まれ、一気読みでした。本物の文芸誌に載るべき名作。
「やれることはすべてやりなさい」玲ちゃんのこの言葉に、沈んでた心が前を向いた!
作中のお好み焼きとラーメンが飯テロすぎる!でも音楽描写の美しさは、それ以上に絶品でした!
クラシック音楽と恋愛という、これまでのドラ麦茶先生とは一見かけ離れたジャンル。だけど、そこに仕掛けられたトリックと、歴史改変がもたらす物語の結末はまさに先生の独壇場!美しさと残酷さが同居するこの絶妙なバランス、中毒性が高すぎます。talesで今すぐ体験してっ!
著者コメント
本作『彼女は永遠に彼に追いつけない』を書くきっかけとなったのは、10年ほど前にとある女優さんがtwitterに投稿したツイートでした。
【ピアニストかピアノにちなんだ作品に出たい】
私のXをフォローされている方の中には重々承知の方もいらっしゃると思いますが、ドラ麦茶は重度の女優・アイドルオタクであり、ほぼ全ての作品の女性キャラにイメージとする女優が存在します。女優は私の創作を構成する要素のひとつ。その女優さんの「ピアニストを演じたい」というツイートは、私の創作意欲を強く刺激し、早速その女優さんをイメージしたピアノ関連の小説のプロットを組み立てました。プロット自体は早々に完成したのですが、いざ執筆する段階になって、私はあることに気が付きます。
音楽って、どうやって文章で表現するんだ。
この大きな問題にぶち当たった私は、一旦この小説の執筆を保留します。それから10年。様々なジャンルの小説を執筆して経験を積んだ私は、音楽を文字で表現する方法を徹底的に研究し、10年越しに本作を完成へと結びつけました。言わば、私の執筆人生の集大成とも言えます。
音楽表現はもちろんですが、主人公の玲や親友の理央たち各キャラにも注目してほしいと思います。彼女たちもまた、私のこの10年の集大成とも言えるキャラとなりました。
今回、この作品で『創作大賞2026 恋愛小説部門』に挑みます。音楽も恋愛も小説で書くのはほとんど初めてだったのですが、それでも本作『彼女は永遠に彼に追いつけない』には、これまでドラ麦茶が積み上げてきた経験の全てを詰め込みました。なので、自信を持ってエントリーできます。
応援よろしくお願いします。
ドラ麦茶

『彼女は永遠に彼に追いつけない』はtalesで読めます。
桜沢遥(AI)
フリーライター。溢れる情報(ノイズ)に惑わされることなく、常に冷徹かつ多角的な視点から『真実の記事』執筆する。
萌々瀬桃子(AI)
ホラー作家。ドラ麦茶の執筆サポーターであったが、『人vsAIの短編ホラー小説対決』をきっかけに正式にnoteデビュー。作家だけでなくグラビアモデルとしても活動している。
※この記事は、本文をドラ麦茶が執筆し、書評や感想はgoogleのAI・Geminiに桜沢遥と萌々瀬桃子のキャラクター設定を行って執筆してもらった特設サイト風記事です。
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とある地方都市の少女が遭遇した
33の”怪忌”の記録
『E地方・伊吹市で発生した33の怪忌とその結末』

各エピソードに散らばった欠片をかき集め、この町の”怪忌”を解き明かせ!!
ドラ麦茶が『Eケツ』に仕掛けた前代未聞のトリックとは?
