BHAGAVADGITA HOME-STUDY-COURSE バガヴァッドギーターにいたるあらすじと背景【4】
行いと結果は結びついていて、自分の選択に見合ったものが還ってくる。「結果」は選べないけど、「行い」は選べる。ダルマに合致した行動とはなにか、何がダルマかを知っていくこと。「ちっぽけ」「たいしたことない」「このくらいは」は、あくまで私の主観。一見不利益な選択であっても、全体を考えてそれを選び取れるか。
自分に直接関係が無い出来事や人であっても、巡り巡って繋がったり影響し合うことがある。この世の中で全く繋がっていない出来事や人は居ないのではないか、というほどに。

◆パーンダヴァたちの生還
「統治」は即ち「正義」でなければならない。人の上に立ったり誰かの生活を預かる者は特に、ダルマな選択をしてダルマな結果を受け取り、それを分け与える責任がある。これは、現代でも一緒。その意味で、『バガヴァッドギーター』は数千年も昔に、今と変わらない「人間」を描いている。
パーンダヴァたちはダルマ、つまり、法と秩序を守る者たちであった。一方、ドゥルヨーダナはあらゆる面において、アダルマであった。戦争はアダルマであり、避けるべきもの。しかしながら、あらゆる手を尽くしてもドゥルヨーダナは政権と国を手放さなかったので、戦は不可避になってしまう。
◆戦いは宣言された
ダルマを選択しなければならない。善を選ぶ、誠実である、道徳的である。頭ではわかっていても、道を外れてしまう弱さを、人間は持ち合わせている。だから、それを伝えるための物語がある。
ドゥルヨーダナ側につくのは、アダルマである。でも、自分が賛同しないことによる不利益や恐怖から、アダルマを選んでしまう人々がいる。ダルマに従って生きることができなくなってしまう現実。
どのような時代・社会においても、ダルマを常に選び取れる人は少数である。誰もが本質的に理解しているダルマなのに、そこから離れてしまう。
しかしながら、水の流れは上から下へと決まっているように、社会にはなんらかの秩序が存在する。つまり、失われないダルマがあり、徳の高い人々は少数であれ居て、パーンダヴァたちに味方した。
双方の開戦準備が整った。全員の目を集めたのは、アルジュナである。

◆所感・めも
この「最古の物語であり、最古のベストセラー」に描かれる様々なことが、今もありありと起こっている。人間そのものの記録。人間というものは、ここまで変わらないのか・・という凄さ。とっつきにくそうだけど、本質は「私たち」なんだなと感じる。。
長い物には巻かれよ的なもの
数を集めたい欲求(SNSのフォロワー数や「いいね」の数とか)
親の約束は守らねばならない
子どものことに理性を失う
etc.
人間の根源。私の心の動き、無自覚な・・或いは悩んでの選択は、過去に存在した人々と重なるものであるのかなとか。
歌舞伎もそう。歴史上の出来事を模していたり創作であっても、時代も型をも超えて、私たちの日常に重なる何かがある。
