あとでよまない
Webをブックマークしてくれる pocket というサービスがあります。今回はそのサービスに関連して、あることに気がついた話です。
pocketはライフハック全盛の時代に流行っていたWebサービスで、新しいものが好きな私も、はじまってすぐに登録しました。iPhoneでネットを見ているとき、ちょっと気になったリンクを簡単に記録できて、重宝してました。
「あとでよむ」の終わり
その pocket が今年の10月に終了になるというニュースを見つけたのが先月のこと。データを手元に残しておきたいと思い、移行先を探したところ、ブックマークをraidrop.io に移行できることがわかり、先日データを移しました。
2012年から2024年までの12年間で18000件弱のブックマークをしていました。1年に慣らすと1500件。1日に3件強です。
そのうち、「あとでよんだ」のは6400件程度。残りの11000万のブックマークは未読でした。
「あとでよんで」いなかった
移行したことで改めてわかったのは、ブックマークした記事は全て読めてはいなくて、半分以上は読んでいなかった、ということ。

重宝していた、と言いましたが、実際はあまり上手に使えていなかったのでしょう。
読んでいないブックマークの数がどんどん積み上がってくるのに気づいたころから、だんだん pocket から遠ざかっていたのも事実でした。
いつになっても未読記事が減っていかないことが負担になり、だんだんと使うのをやめてしまったのです。
対象が有限の場合、全量が分かるので、計画をたてて全てに目を通す、ということは理屈の上では可能でしょう。
しかし、Webは日々新しいコンテンツが追加されてくるため、実際には際限なく自分が興味を引くような記事が現れてくるのです。
そもそも、計画してネットの記事を読むなんて、相当たのしくなさそうです。
毎日コツコツ記事を読んでいくんだから、 タスクシュートで進めていけばいいのでは、といわれるかもかもしれません。でも、私はそれってタスクシュートの間違った使い方だとおもいます。
タスクシュートを使って不快な気分になるのは本末転倒だと思うので。
だいたい、ネットをながめるのは、あっちこっちとふらふらするのが良いのです。仕事とは違うのです。
「よめなくなる」理由
つぎつぎとブックマークしていくのは数秒ですが、その記事を読むにはそれなりに時間が必要です。なので結果として、追加するブックマークの数に対して読み終わったブックマークの数が超えることはなく、次第に「あとでよむ」ブックマークの数が積み上がってくる。追いつくわけないですよね。
あとで、とブックマークしても、本当に必要なもの以外は、ほぼ永遠に読むことはない、ということをpocket の未読の量を前にして、改めて認識しました。
こう考えると、raindropに移行こそしましたが、今後も多分未読のリンクを一つ一つたどることは無いと思います。
本当に必要なものはブックマークする以前にその場で読むわけです。未読のものは読まないとまずい、というものではなく、読んだらおもしろいかな、という程度の記事だったんだな、と今は思います。
どうも欲張って自分のキャパ以上のものを手元に置いておきたがるところがあるようです。
レコードや本のコレクションはまだしょうがないかな、と思いますが、ネットにまでそういう気分が潜んでいたんだ、と自分に呆れるような感心するような。そう、前回書いたBDレコーダーの話も同じですよね。
あとでなく、「いま」よむ
対象がほぼ無限なので、その全てを追いかけることは不毛だと感じている今、これはあとで、という発想を少なくして、今読みたいものを読む。というのが自分にはいいような気がしています。
体裁いい言い方で、「いま」にフォーカスする、とか、そんな感じ。
読もうとするものをとっておく、のではなくて、むしろ読んだ結果を記録しておく方がいいんでしょう。Evernoteにクリップして、気になったこと等あれこれメモを書き付けておくと満足感も高まって良い感じです。
※この記事はユタカジンへの寄稿記事です。
時間の悩みについて、自分なりに思うところ(コツやテクニックなど)を
ポストしていきます。
