友達より「仲間」が心地よい|人との交流を増やす理由|パニック障害対策
前回「歯医者」の話をしましたが、歯医者でソワソワが和らいだ経験が一つあります。
私の歯ぎしり対策で、先生からマウスピースをすすめられたときのことです。
「マウスピース、違和感がすごいからすぐ外しちゃうんです」
「あー分かります。私もそうでした。寝にくいですよね。」
と、先生が苦手な中でどのように対処したかを話してくれました。先生でも苦手なのか、親近感湧くなあなどと思っていたら、いつの間にかソワソワが消えていました。
こうやって、ちょっと人と話をすると、ソワソワが消える経験が歯医者に限らずいくつかありました。
単純に話に集中したことで、「今」に意識が向き不安が消えていったのかもしれません。
でもそのとき、ソワソワを超えて、なぜかほっこりとするんです。
体が元気になってきてから、私は人と話す機会をなるべく増やすようにしています。
それがパニック障害の回復の一助になっている気がするので、今日は「人との交流」についてのお話をします。
【人との交流でオキシトシンが分泌される】
歯医者の例でソワソワが消えた理由は、寄り添ってもらったことの「安心」かもしれないなとも思いました。
でも、全く関係ない話題でも、心がほっこりすることがあります。
子どもを小児科へ連れて行ったときに、待合室で天気の話をしてきた看護師さんや、バイク点検を待つ間に、世間話を始めた整備士さん。
どちらもその場から動けず「待っている状態」だったので、内心ソワソワしていたのですが、話しかけてもらったことでソワソワが消えていき、そしてほっこりとする。
もしかするとこれは、樺沢紫苑先生が本に書いていた「オキシトシン的幸福」なのかなと思っています。
オキシトシン的幸福とは?
基本イメージは「つながりによる安心感」
「つながり」をもう少し広く捉えると、他者との交流、関係によって生まれる幸福全てと言っていいでしょう。
著者:樺沢紫苑
人との会話=「他者との交流」が、つながりを感じ、安心感を生んだのかなと思いました。
オキシトシンは幸せホルモンと呼ばれます。
小さい出来事でしたが、「ほっこり」の正体は、幸せだったのかもしれません。
私は少しの会話でも相手が迷惑じゃないか、楽しそうかなど気にしながら話しています。
だから相手が笑顔を見せてくれたり、立ち止まって話を聞いてくれたら、安心して、嬉しくなって、ほわほわっとした気持ちになるのかなと思っています。
【普段親しくない人との交流が効果的?】
これは私のケースですが、親しい友人やよく顔を合わせている人と話していると、私の場合不安が侵入してくることが多いです。
それは緊張が少なく、不安が入る隙があるからかなと思っています。
歯医者の先生や、普段交流が少ない人との会話だと、それなりに気が張っています。だから問題なく会話できると、ほっとしたり嬉しくなります。
そうやって心を動かされることが多いので、ソワソワが起こりにくいのかなとも思っています。
【「友達」よりも「仲間」に癒される】
20代の頃、ワーキングホリデーでカナダへ行きました。現地でたくさんの友人、知人ができました。同じ語学学校の人、ルームメイト、留学エージェントの現地オフィス、友人の友人など、みんなすぐに打ち解け、温かい雰囲気でした。
なぜあんなに居心地が良かったんだろうと、ずっと謎でした。海外だからかな?とも思っていました。
樺沢紫苑先生の本の中で、オキシトシンが分泌される場面のひとつに「友情・仲間との交流」をあげています。
…アイコンタクトや会話など、心の通った交流によってもオキシトシンは出ます。したがって友人や仲間を持ち、豊かな人間関係を維持することが大切です。
…例えば、高校生のあなたがバスケットボール部に入ったら、あなたはその一因となり、他の部員は「仲間」となります。
…「バスケットボールの上達」という共通の目的に向かって苦楽を共にするなかで「仲間意識」が育っていきます。
カナダで出会った人たちは、英語の習得や海外経験を目標にする「仲間」だったんだなと分かりました。ずっとオキシトシンが出ていたから居心地が良かったのかもしれません。
今まで私の中で「仲間」は「友達」よりも少し距離があるイメージでした。
でも共通の目的があるから共感しあえたり、勇気を貰ったり、友人間では得られないものがあったりします。
今の私には、「仲間」との交流が回復の後押しになっているかもと思うようになりました。
…仲間をつくるために重要なのは、なにがしかのコミュニティ(グループ、団体)に所属するということ。
コミュニティには「仲間」が集まっています。
・精神疾患を持つ人たちと出会える「note」
・子育てや仕事の両立に悩む「ママ友」
・スポーツを一緒にする「運動仲間」
精神疾患の辛さや、子育てをめぐる家庭の大変さは、経験しないと分かりませんでした。
そんな時に仲間との交流が心の支えになるなと思いました。
そして上で書いた通り、今の私には友達よりも適度な距離にいる人の方が、ソワソワが起こりにくいという特典付き!
コミュニティに自ら入っていく勇気は必要ですが、自分の気持ちを打ち明けられる場所をいくつか持っておくと、それが心の拠り所になります。
【大前提は「心身の健康」が土台であること】
この本の中と、帯にも書かれている三角形の図があります。これは幸せの脳内物質3つが、決まった順番で積み上がって初めて、その人の幸せが成り立つと表現している図です。
三角形の構成は次の通りになっています。一番下が土台になります。
・ドーパミン的幸福(成功・お金)
・オキシトシン的幸福(つながり・愛)
・セロトニン的幸福(心と体の健康)
上から得ようとすると、幸せは崩れると書かれています。下からきちんと積み上げることが大事なようです。
今日は人との交流について書きましたが、それは「心身の健康」があってこそ。
もし「まだ人と話す元気はない」という人は、心と体が疲れている段階と思って、心身を癒すことに専念しましょうね🍀
【まとめ】
メンタル回復に効果的だと思うこと
・人と会話する
・普段接点があまりない人と会話してみる
・コミュニティに入り仲間を見つける
・大前提として、「心身の健康」が土台である
今の時代、大人も子どもも、コミュニティをいくつか持つと良いような気がしています。
そしてリアルでの会話は、相手の表情や雰囲気を感じ取りやすいので、その分ほっこりとした気持ちが持続しやすいなと感じました。
私はnoteを始めて約4か月。note上の交流でも癒されているので、そちらについてはあらためて書きたいと思います!
私はパニック障害対策を5つの角度から取り組んでいます。そのひとつである『こころを整える』こととして、今回は人との交流のお話をしました。他の4つの柱については、こちらの記事で詳しく書いています。
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