DB Gruppe-62客車の系譜:WGmh 854
はじめに

1983年、ドイツ連邦鉄道(DB)は、新たなTEE "Rheingold"の編成のために、1等開放室客車 (Apmh 121/4次車)から3両を改造し、クラブ・バー設備を備えた特別車のクラブカー「CLUB Rheingold」を用意しました。車両形式はWGmh 854、最高制限速度(V-Max.)は160 km/hでした。
しかし、残念ながら観光客誘致をターゲットに据えた新たなコンセプトのTEE "Rheingold"は1986年冬ダイヤがDB最後のTEEとして約3年で役割を終了となり時代の流れに抗うことはできませんでした。
その終焉後の1989年、この車両群はミュンヘンとミュンスターを結ぶカートレイン夜行列車"LUNA"のラウンジ車として組成・運用されました。途中、DBの新しいCIに基づいた塗装色に改められました。このとき台車の更新や保安装備の改良により最高速度200 km/h対応となりました。
その後、DBでの運用終了後に一部車両がDB Museumに引き取られ、イベント列車「TEE "Rheingold"」用として再整備され、動態保存車両としてかつての栄華を再体験する列車として運用されるほか、民間事業者に売却された1両がパーティ車両として運用されるなど、ニュルンベルクのDB Museumで原型復元された静態保存の1両も含め3両全車両健在です。
本稿では、Apmz 121記事の番外編という位置付けでWGm 854の変遷を記してゆきます。
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