【NotebookLM】ではじめる学校DX✨第4回 コミュニケーション編:学校への質問、チャットでやりとり!?
学校で働く皆さんなら、一度は経験したことがあるはず…
朝の準備、授業中、放課後とお構いなく職員室で鳴り響く電話…。
「えっと、〇〇についてお伺いしたいのですが…」
「あのプリント、どこにありますか?」
「今日は何時に下校ですか?」
といういろいろな方々からの問い合わせ。
電話や口頭での対応って、相手に正確な情報を伝えるために集中力もいるし、何より「今、これをやりたかったのに!」っていう作業が中断されちゃうのが、地味に、いや、かなり痛いですよね…!😭
特に、学校への問い合わせって、既にお知らせしてあるものだったり、結構「よくある質問」だったりしませんか?
これらの質問に、毎日、何回も、何人もの人が答えているとしたら… それって、かなりの時間と労力のロスだと思いませんか?
(本音を言えば、「HPに載ってるよね」「お便りしっかり見てよ!メール配信してるから、検索すれば分かるよね!!」ですけど。)
読むのが面倒な人どうぞ!↓
コミュニケーションも「DX」で変わる時代!「情報」を「チャット」で届けるには?
これまで3回にわたって、NotebookLMというAIを使って、先生や管理職、事務職員さん、養護教諭さんの「情報活用」をDXする方法を見てきました。
資料を探したり、内容を理解したり、報告書を作ったり…といった作業が、AIの力でグッと効率的になるお話でしたね!
(「NotebookLMって何だっけ?」という方は、ぜひ過去記事もチェックしてみてください!
➡️第1回 教員編:先生の「教材研究」劇的チェンジ!
➡️ 第2回 管理職&指導主事編:ヤバい書類も議会対応も乗り切る教育DX
➡️第3回 養護教諭&事務職員編:情報整理も問い合わせ対応も楽々DX!
NotebookLMは、あなたが読み込ませた資料について「チャット形式で質問に答えてくれる」ツールでした。これは、まるで資料を完璧に読み込んだ優秀な同僚とチャットしているみたい!
このNotebookLMの「チャットみたいに聞ける」機能や、調べた結果を「リンクで共有できる」機能を活用することで、学校内の情報共有や、もしかしたら保護者への情報提供のあり方も、少しだけ変えていける可能性があるんです!
NotebookLMを「チャット相手」にするってどういうこと?
「チャットボット」と聞くと、NotebookLMとは別のツールのように聞こえるかもしれません。確かに、本格的な学校公式チャットボットシステムは専門のサービスを使うことが多いです。
でも、NotebookLMも、あなたが読み込ませた資料について「チャット形式で質問に答えてくれる」という点では、簡易的な「チャットボット」のように使うことができるんです!
NotebookLMの使い方はとってもシンプル。
あなたの資料を読み込ませる: 学校の規程、マニュアル、年間行事予定、配布文書テンプレートなど、NotebookLMに「知っておいてほしい」資料をPDFやテキストファイルなどでアップロードします。
資料について質問する: 読み込ませた資料について、チャット形式で質問を入力します。「〇〇について教えて」「この資料の要点は?」など、知りたいことを聞くだけ。
資料に基づいた回答を得る: NotebookLMが資料の内容を理解して、あなたの質問に回答してくれます。回答の根拠となった資料の箇所も示してくれるので、情報の正確性を確認しやすいのが良いところ!
まるで、資料を完璧に読み込んだ、いつでも質問に答えてくれる優秀な同僚や秘書とチャットしているような感覚です。
そして、このNotebookLMで作成した「ノートブック」(読み込ませた資料とそれに関するチャットのやり取りなどがまとまったもの)は、リンクで共有することも可能です!
(※この機能は、Google WorkspaceユーザーやGoogle One AI Premiumなどの有料プランユーザーが利用できる場合があります。ご自身のGoogleアカウントの種類をご確認ください。)
例えば、特定の規程についてNotebookLMで調べた結果や、資料を要約させた結果を、そのノートブックへのリンクとして同僚に共有する、といった使い方が考えられます。
ただし、これはリアルタイムの「チャット」を共有するというよりは、「この資料について、NotebookLMに読み込ませてあるので質問すれば答えてくれるチャット部分」を共有するというイメージです。
このように、NotebookLMは本格的なチャットボットとは少し違いますが、「特定の資料に関する質問に、チャット形式で自動応答する」という簡易的なチャットボットのような使い方ができる、とても便利なツールなんです。
この「チャットで聞ける」機能と「リンクで共有できる」機能を組み合わせることで、学校内の情報共有や、限定的ながら保護者への情報提供に活用できる可能性があるんです。
NotebookLMのチャット共有は「誰が」「どうやって」使うの? ~アカウントの壁と現実的な方法~
NotebookLMで作成したノートブック(チャットのやり取りを含む)をリンクで共有する場合、基本的にそのリンクにアクセスできるのは、学校が許可した(NotebookLMの利用権限がある)Googleアカウントを持つユーザーのみとなります。
ここが、NotebookLMを学校の情報伝達に使う上での大きなポイントであり、「壁」となる部分です。
校内での情報共有の場合:
教職員は教育委員会が発行したGoogle Workspaceアカウントを持っていることが多いので、教職員間でNotebookLMのノートブックを共有し、特定の規程やマニュアルに関する情報を共有したり、共同で資料を読み込んだりする、といった使い方は有効です。
・「〇〇規程についてNotebookLMで調べた結果を共有しますね!」とリンクを送る。
・委員会のメンバーで、関連資料をNotebookLMに読み込ませたノートブックを共有し、チャットで内容を確認しながら準備を進める。
といった活用が考えられます。
保護者への情報提供の場合:
ここが難しいところです。多くの保護者は、学校が発行するGoogleアカウントを持っていません。 そのため、NotebookLMのノートブックのリンクを保護者に送っても、アカウントがないためアクセスできない、ということがほとんどです。
では、保護者への情報提供にNotebookLMの「チャットで聞ける」機能を活かす方法はないのでしょうか? 現実的な方法としては、以下のような形が考えられます。
子ども配付の端末からのアクセス
現在、児童生徒に一人一台端末が配布されています。もし、その端末が学校の管理するGoogle Workspaceアカウントで運用されており、かつ保護者もそのアカウント(または関連する仕組み)を通じて端末の一部機能を利用できる場合、保護者が子どもの端末を通じてNotebookLMにアクセスするという方法が考えられます。例えば、学校が用意したポータルサイトにNotebookLMへのリンクを設置し、保護者が子どものアカウントでログインして利用する、といった形式です。
保護者が学校のアカウントを持たない場合、これがNotebookLMの機能を保護者に直接利用してもらうための、最も現実的な選択肢の一つとなります。 ただし、保護者が子どもの端末を自由に使える状況にあるか、利用方法を理解できるか、といった課題はあります。
学校側がNotebookLMで調べた結果を、別の手段で共有する
学校ウェブサイトにFAQ(よくある質問コーナー)ページを作成し、NotebookLMで想定問答した結果を掲載します。
方法:年間予定や行事関係について読み込ませたNotebookLMに
「この資料について質問が来そうなことについて、10個FAQを作って」
と指示するだけで、FAQが出来上がります。
FAQページを作成し、先ほどの回答をコピーして、貼り付ければできあがりです。
※FAQページは、目立つところに作っておきましょう。
この方法は、NotebookLMの「チャット機能そのもの」を共有しているわけではありませんが、NotebookLMで効率的に情報を引き出した結果を、保護者に届けやすい形で提供する、という意味では有効な活用法と言えます。
(チャットボットを期待していた人ごめんなさい。)
では、具体的に学校でどんなチャットボット機能が便利なのか、見ていきましょう!
学校の「困った!」を解決するチャットボット機能✨校内向けチャットボットで教職員間の情報共有をスムーズに!
先生同士や、先生と事務室・保健室間の情報共有、そして校内規程の確認など、教職員が日々の業務で「ちょっと知りたい」と思ったことを、すぐに解決できるチャットボットです。
校内規程・マニュアル検索bot
「〇〇の手続きについて知りたい」
「危機管理マニュアルの△△の箇所を確認したい」
といった質問に、チャットボットが該当箇所や要約を提示。分厚いファイルを探す手間が省けます。
読み込ませる資料:4月最初の会議で出される膨大なマニュアル類
校内カレンダー・行事内容確認bot
「来週の会議はいつ?」
「音楽会っていつだったっけ?」
「あの議案の提案日の締め切りはいつだっけ?」
といった質問に、最新の校内スケジュールを案内。
「あれ、今日だっけ!?」を防げます。
読み込ませる資料:年間行事予定、月予定表、週予定表、年間の会議予定、会議や連絡事項で配布された文書など。(表形式の場合、正しい回答をしない場合があります。)
ITヘルプデスクbot
「プリンターが繋がらない」
「クラスルームに課題を出す方法は?」
「ホームページにアップロードする手順は?」
といった、よくあるIT関連の質問に自動応答。
情報担当の先生の負担を軽減!
読み込ませる資料:学校にあるの機器類のマニュアル、自治体や校内で作ったマニュアルなど
👨👩👧👦 保護者向けチャットボットで学校への問い合わせを削減!
保護者の方が学校に問い合わせたい情報の多くは、年間を通して決まっているものです。
これらの質問にチャットボットが自動で答えることで、学校への電話の数を減らし、教職員の負担を軽減します。自宅に児童の端末がないと使えないのが残念なところですが…。
※保護者向けアカウントが発行されている場合は、すぐに実用可能です。
学校カレンダー・年間行事予定案内bot
「次の授業参観はいつですか?」
「運動会は雨天の場合どうなりますか?」といった質問に、年間行事予定や関連情報を案内。
学校からのお知らせを探す手間が省けます。
読み込ませる資料:年間行事予定、月予定表、保護者に配布した行事の案内文書
給食献立案内bot
「今日の給食は何ですか?」
「来週の献立表を見たいです」
「アレルギー対応食について知りたいのですが」
といった質問に、献立情報やアレルギー対応に関する情報を案内。
読み込ませる資料:給食献立表、アレルギー対応表
学校生活FAQ bot
「キーホルダーは鞄に付けていいですか?」
「髪型について教えてください」
「スマホは持って行ってもいいですか?」
といった、学校生活に関するよくある質問に回答。
読み込ませる資料:生活のきまりなど学校の規則についての文書
チャットボット導入で、学校はどう変わる?
チャットボットを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
教職員の負担軽減: 定型的な問い合わせ対応にかかる時間と労力が大幅に削減されます。その分、子どもたちと向き合う時間や、授業準備、校務に集中できます。
保護者の利便性向上: 知りたい情報を、時間や場所を気にせず、いつでもすぐに手に入れられます。学校への問い合わせのハードルが下がり、コミュニケーションが円滑になります。
情報アクセスの均一化: 誰が問い合わせても、チャットボットからは同じ正確な情報が得られます。情報伝達のミスや漏れを防ぎます。
問い合わせ内容の分析: チャットボットへの質問内容を分析することで、「保護者が何に困っているか」「教職員がどんな情報を求めているか」といったニーズを把握し、学校運営の改善に活かせます。
自動的にFAQが完成:NotebookLMでノートブックを共有した場合、そのノートブック内のチャット履歴は、後で質問した人も見ることができます。質問内容と回答が残るので、FAQとして機能します。
導入にあたっての留意点(ここ、ちょっと真面目に!)
もちろん、チャットボットを導入すれば全てが解決!というわけではありません。いくつか注意点も。
アカウントの壁: 上述の通り、保護者が学校のアカウントを持っていないと、NotebookLMのノートブックに直接アクセスできません。これが一番大きな制限です。
情報の鮮度: NotebookLMに読み込ませた資料が古いと、誤った情報を回答してしまいます。常に最新の資料を読み込ませておく必要があります。
※NotebookLMは、Googleドライブ上のドキュメント(ドキュメント、スプレッドシート、スライドなど)を「ソース」として読み込ませた場合、元のドキュメントが変更されても、読み込ませた時点の情報に基づいて回答を行います。
つまり、Googleドライブ上のドキュメントを変更しても、NotebookLMに読み込ませたノートブック内の回答が自動的に最新の状態に更新されるわけではありません。もし、変更後の最新の情報に基づいてNotebookLMに回答させたい場合は、変更後のドキュメントを改めてNotebookLMに読み込ませる(ソースとして追加または更新する)必要があります。
対応範囲: NotebookLMは読み込ませた資料に基づいて回答しますが、資料にないことや、個別の事情に関わる複雑な質問には答えられません。複雑な相談や個別の事情に関わる質問は、最終的に人間(教職員)が対応する必要があります。チャットボットから人間へのスムーズな引き継ぎの仕組みも重要です。
セキュリティ: 個人情報や機密情報を含む資料は、絶対にNotebookLMに読み込ませたり、共有したりしないでください。 情報セキュリティポリシーを厳守し、公開しても問題ない情報のみを扱うことが極めて重要です。
NotebookLMで始める学校DXのコミュニケーション!
NotebookLMは、本格的な学校向けチャットボットシステムとは異なりますが、その「資料についてチャットで聞ける」機能と「共有機能」は、学校の情報アクセスやコミュニケーションのあり方を考える上で、非常に示唆に富むツールです。
特に教職員間での情報共有においては、NotebookLMを活用することで、情報探索の時間を減らし、必要な情報に素早くアクセスできるようになります。これは、先生方や事務職員さんの日々の業務効率化に直結し、働き方改革にも繋がります。
保護者への情報提供においてはアカウントの制限がありますが、子ども配付端末の活用や、NotebookLMで効率的に引き出した情報を別の手段で発信するといった方法で、NotebookLMのメリットを間接的に活かすことは可能です。
学校DXは、高価なシステムを導入するだけではありません。NotebookLMのような身近なツールを賢く使うことから、情報活用の効率化、そしてより良いコミュニケーションの実現を目指すことも、立派なDXの一歩なのです。
次回の最終回では、これまでのNotebookLM活用事例と、今回のチャット機能・共有の話を総括し、学校全体のDXが目指す未来について、少し大きな視点でお話しして、このシリーズを締めくくりたいと思います。
学校DXの旅、もう少しだけお付き合いください! どうぞお楽しみに!✨
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