リハビリ職を目指すあなたへ(4)――この世界の「出逢い方」をお話します
▼リハビリ職を目指すあなたへ(3)
――この世界の「セミナーの選び方」をお話します
この記事の 続きとなります
よろしくお願いします
はじめに――善いお店・善いセミナー
さて
お互い 飲み物が運ばれてきましたから
また お話しましょうかね
え? わたしのコーヒーですか?
ブラジルです
わたしは コーヒーは
トルコみたいに淹れるのが好きなんですけど
さすがに 難しいので
フレンチプレスで お願いしています
ブラジル トルコ フランス…
コーヒーって 地球の文化だって
想いません?
あ!(←口を手でおさえる
いけませんね
こうやって いつも 脱線しちゃう
はははは
本題 本題!
これまでは どんな話をしてきましたっけ?
ごめんなさい
わたしの脳みそ
フロッピーディスク レベル
なので…
「(1)歩き方」
では
「学ぶことが あなたを守る盾になる」
って言ったんですか?
なんですか そのカッコつけたセリフは 笑
で
「(2)学び方」
では
「受講生が講師を超えられなかったら
そのセミナー 本物じゃない」
おお!
我ながら いいこと言いましたね!
え?
あ それは師匠の言葉でしたか…
そうでした そうでした
なはははは
んで 前回
「(3)セミナー選び」
では
あ 大丈夫
さすがに フロッピーでも
覚えています 笑
「良いセミナーの基準はあるけど
その基準は絶対じゃない
でも ダメセミナーの基準は
バッチリある」
という 話をしましたよね
え?
そうそう
わたし ちゃんとダメセミナーに
引っかかった経験あります
って 話もしましたよね
そのダメセミナーの代表が
だんだん 変質していったんですよね…
(コーヒーを 口に含みます)
ん… …
おいしいですねぇ…
このお店 いいお店ですね
いいお店に出逢えるのって
善いセミナーに出逢うのと
ちょっと 似ているかもしれませんね…(遠い目)
薄めないこだわり――「出逢う」とは
わたしは 頭が悪いから
村上春樹さんの小説を読んでも
なにが良いのか わかりません
でも
彼のエッセイは
昔 よく読んでいました
20代のころ
河合隼雄さんが 好きだったんです
河合隼雄さんが
村上春樹さんと対談した本を
読んだのが
村上さんのエッセイを読むきっかけでした
彼のエッセイの中で
ジャズ喫茶の経営の話
が 好きなんですよね
経営がとっても苦しくって
村上さんご夫婦で
とぼとぼ 夜道を歩いていたら
3万円拾って
それで 銀行への返済にあてることができた
なんて話もありました
本当に 経営難だったようですね
でも 村上さんは そののち
10人のお客さん
10人満足させることを
辞める
この 濃いコーヒー
好きだって人
少数だと想うんです
でも わたしは大好き
村上さんは
お店のこだわりを
薄めること
をやめるんですよ
10人の内
1人が気に入ってくれればいい
その1人が
「また来たいな」
って思ってくれれば
お店の経営は成り立つ
お店のこだわりを
他の9人のために 薄めてしまったら
その1人は
もう来てくれなくなるから
これね
実際にやるとなったら
すっごく勇気がいる行為だって想うんです
でも 村上さんは 実行した
不思議ですよね
すると お店は軌道に乗るんです
繁盛して
もっと広いところへ移転して
さらに繁盛して
借金も返済して
村上さんは
精神的にも経済的にも
安定する
繁盛しすぎて
忙しすぎて
肉体的には
大変だったみたいですけどね
そして有名な
神宮球場の 外野席
ビール
カキーンと バッター2塁打
その瞬間
『そうだ、小説を書こう』
に つながる…
というね
素敵なお話ですよね?
この話
初めて読んだ若い時より
今の方が
沁みますね…
自分で話しながら
なんか 涙出そうになっちゃう
ははは…
騙された ではなく――似ていて 惹かれた
お店もね
セミナーもね
共感する人が
集まるんだ
と 想うんです
と するとね
わたし 前回
「ダメセミナーに引っかかった」
って 話したでしょ?
あれ ホントは表現・日本語
間違っているんです
「引っかかった」
んじゃないんです
「引かれた」
んです
あのセミナーの代表と
その時の わたし
似ていたんです
きっと
K氏の目――私の目
その代表の彼を K氏と呼びましょう
K氏は 勉強家だった
「結果」にこだわる理学療法士だった
そして お金に苦労した
一生懸命セミナーに参加する
けど 給料は安い
お金はどんどん 無くなっていく
でも 職場では
勉強しないスタッフの方が
学ばないスタッフの方が
生活に苦労していない
K氏は
患者さんを 誰よりも
ちゃんと治療している
患者さんにも 感謝されている
それなのに
「なぜ(金銭的に)報われない?」
って K氏は考えたはず
そこで
彼は自費治療院を経営しながら
仲間を増やし
会社を立ち上げ
セミナーを始めていく
YouTube とか SNSで
大々的に宣伝をするんだよね
現在の 彼の会社の宣伝って
お金がかかっているのがわかる
でも 当時わたしが見かけたものは
普通の部屋で
彼が
ただ カメラに向かってしゃべるだけでした
その宣伝の動画
YouTubeで 偶然見かけたんです
その時のこと 覚えていますよ
『自分と同じ目をしている』
… その時ね
画面の向こうの彼に
" 自分 " を見たんだと想います
そして
『わたしよりも 先を進んでいる人だ』
と 憧れました
…
当時のわたしは
地域密着型の 中規模の病院へ
転職したばかりでした
それまでは 脳卒中専門の病院でしたから
学び直しの最中でした
でも
どこにも良い学びの場が無くて
困っていたんです
そして そのころから
元妻のハラスメントがエスカレートし始めていて
お金も 無いし
食事も わたしだけ別で質素なものでした
食事が無い なんてこともありました
ガリガリになっていく…
身の危険を感じていました
別れたくても
娘たちがいましたし
何より お金がありませんでした
勇気もありませんでした
治療の技術を 高めて
わたしも 治療院を開いて
たくさん お金を稼ぎたい
そのお金で 妻と別れ
自分も娘たちも 守りたい
そう 願っていました
そんな わたしに
PCのディスプレイの向こうで
K氏は 熱く語っていました
…
引かれましたねぇ
" 惹かれた "
と 言ってもいい
彼の気持ちが
「わかる」
って 想えたんですよね…
彼は特別――私は正常
前回の ダメセミナーの基準なんて
当時の わたしは 知りませんでしたけど
たとえ 知っていても
「関係ない」
って 想ったはずです
『そういう セミナーもあるのだろうが
このK氏は 違う』
って 想ったでしょうね
そして わたしは
彼の主催するセミナーに
申し込むのです
コツコツ貯めてきた へそくり
全部つぎ込みましたよ
恐ろしいことにね
そのとき わたし
「正常な判断をしている」
感覚なんです
技術を学び
クライアントさんに還元し
それに見合った報酬を得る
それの どこが おかしいの?
と 想っていました
セミナーに参加した後のことは
前回お話した通りです…
類は友を呼ぶ――友は類に引かれる
なんていうんでしょうね こういうこと
え?
あ そうですね
「類は友を呼ぶ」
というのかもしれませんね
ん?
「引き寄せの法則」?
はははは スピリチュアル用語が
あなたから 出てくるとは思わなかった
まぁ それもそうなんでしょうね
心理学では
「同質性の原理(similarity-attraction)」
って 言うのだそうですよ
人は 自分と似た構造を持つ
人・組織・思想
に惹かれる
というものですね
自分と似た構造に出会うと
脳は
「理解しやすい」
「安心する」
と感じる
認知の省エネ
でもあるし
自分を確認したいという欲求
が満たされる
ともいえる
~~~
理解力も知識も無いから
わたしの説明は誤っているかもだし
興味を持たれたら
ご自分でも後で確認してほしいのだけど
アリストテレスも
「似たものは似たものを目指す」
と 言っているし
ショーペンハウアーさんも
これは 聞きかじりの知識だけど
「人間は
自分と同じレベルの知性や共通の俗っぽさを持つ人
と一緒にいるときが
最も居心地がよい」
みたいなことを
" 皮肉っぽく "
言っているそうです
自分の価値観を否定されたくないから
同じ価値観の人間同士がつるんで
安心するんだ
ってことかな?
哲学のことは 全然わからないんですけどね
でも
「類は友を呼ぶ」
「自分の在り方が
同じ在り方のものを
引き寄せる」
というのは
心理学 でも 哲学 でも
言われていることのようですね
村上春樹さんのお店が繁盛したのは
このことの証左かもしれませんね?
もちろん 彼の本が
" わたしを除く " 多くの人に読まれていることは
ご存じの通り
あなたは 村上春樹さん読まれます?
あ 大ファンなの?
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
がお好き?
てか その長いタイトル
さらっと言えるところで
あなたが 大ファンだってわかっちゃうね!
すごいなぁ~(←憧れの目 笑
ダメセミナーは辞めづらい――代表の心理
で 結局 わたしは K氏の会を 脱会する
幸いなことに
そーっと 静かに 脱会することができた
そこは K氏に 感謝している
そこまで 彼の人間性は崩れてなかった
でもね
本当に 悪質なセミナーは
脱会することも大変なんだ
「投影同一視:(Projective Identification)」
というものがあるんだけど
「自分が認められない感情を相手に押し付け
実際にその感情を抱くよう無意識に仕向ける精神分析の概念」
って 説明されるね
わたし これを 元妻に20年間されてきたから よくわかる
「自分の中の " みじめさ " みたいなものを
認められない人は
そのみじめさを他人に押し付けて
その人が苦しむ姿を見て安心する 」
と わたしは理解している
脱会したいという人を目の前にしたときの
ダメセミナーの代表者の心理を 説明するね
会員が「辞めたい」と言ってきた
すると
代表の無意識の本音は
「自分のセミナー
が否定された」
「自分の人間性
が否定された」
と感じ
『自分は無能かもしれない』
『無能だと見捨てられた』
と 恐れ 苦しみそうになる
でも プライドだけは高いから
自分がそんなみじめな感情を持っていることを
認められない
そこでね 自分の持つ
「自分は無価値かもしれない」
という
みじめな感情を
脱会しようとする相手に
そのままスライドさせようとする
「投影」しようとするんだね
で 代表は相手に揺さぶりをかける
「今やめたら一生成功しない」
「あなたは心が弱いから逃げるんですね」
「今までの恩を仇で返す行為です」
ってね
相手の 罪悪感 や 不安感
を徹底的に煽る
自分が味わうはずだった
「みじめで 不安で 価値がない」
という感情を
言葉の暴力 で
相手の心の中に
無理やり叩き込むんだよ
脱会希望者は どうなるだろうか?
怯えるかもしれない
罪悪感で
泣きそうになるかもしれない
「そんなことはない!」
と激怒するかもしれない
で それを見た主催者は
笑ってこう言う
「ほらみなさい
あなたはやはり
心が未熟だ
ダメな人間だ
辞めたければ辞めればいい!」
みたいなね
感情が乱れる相手
を見て
「無価値なのは この者だ!
わたしは 断じて無価値ではない!」
って 安心するんだよ
だからね
辞める時は 義理堅く報告なんかしなくていい
静かに スッと 辞める
これが一番いいことだね
結び――続きは戻ったら
やれやれ
嫌な話をしてしまったねぇ~
安心してね
もう こんな話しなし
わたしも したくない
はははは
じゃぁ どうやって
善いセミナーに 出逢うかだね
よしよし
ここからが 本題だね
…
あ!
コーヒー飲んだら
お手洗い 行きたくなっちゃった!
ごめんごめん
ちょっと 席外すね!
戻ってきたら
続き 話します!
どうやって善いセミナーに出逢うか?
についてね!
がたん!(←席から立ち上がる音
ばたばたばた(←走り去る音
「すみません トイレってどこですか~?」
(↑いつもトイレの場所がわからなくなるので
店員さんに聞く わたし)
「あ お客さんの目の前のとびらですよ」
( … … )
リハビリ職を目指すあなたへ(4)
――この世界の「出逢い方」をお話します

