「未来を創る時間の使い方」 〜なぜか難しい「最優先事項を優先する」ためのナッジ〜:ナッジで身につく『7つの習慣』 第3回
「仕事は忙しい、家の雑用もある、気づけば一日が終わっている…」
デスクの端には資料の山。自宅のパソコンのデスクトップには、退職後の夢プランとして書き始めた「ボードゲーム喫茶開店構想」ファイルが更新されないまま眠っている。
「いつかやろう」と思っているものは、気がつけば“いつまでもやらないこと”に変わっていることが多い。
■第3の習慣「最優先事項を優先する」とは?
スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』の中で、「最優先事項を優先する」とは、緊急ではないが重要なこと(理想の未来を創るための最優先事項)に時間を使う習慣を身につけることです。
コヴィーは4つの象限からなる「時間管理マトリックス」という概念を提唱しています。
1.緊急かつ重要(トラブル対応、期限が迫ったイベント)
2. 緊急ではないが重要(健康管理、学び、将来の準備)
3. 緊急だが重要ではない(会議への呼び出し、メールの確認・返信)
4. 緊急でも重要でもない(SNSの時間、無目的なネットサーフィン)
多くの人は第1象限(緊急かつ重要)に追われ、第3象限(緊急だが重要ではない)に振り回されています。そうして疲弊すると、第4象限(緊急でも重要でもない)に逃避してしまうのです。
その結果、第2象限(緊急ではないが重要)は常に後回しにされがちとなります。
コヴィーはこう言います。
「スケジュールに優先順位をつけるのではなく、優先すべきことをスケジュールにする」
つまり、緊急ではないが重要なことは、空いた時間でやろうとするのではなく、最初に時間を確保する必要があるのです。
コツは「最も大切なことを先に置き、他の予定を後から調整する」ことです。
■ナッジで“最優先事項”に優先的に取り組む
重要なのに、意識していないとついつい後回しになってしまう「最優先事項」。
本書では、あなたが最優先事項のための時間を確保するために、他者に委託(デリゲーション)することの重要性も説かれています。とはいえ、「任せられる人がいない」、「自分でやった方がはやい」という声も聞こえてきそうです。
でも、ご安心ください。コヴィーが本書を書いた時代には無かったAIが、今の私たちにはあるのです。
ここでは、ナッジを使った意識付け、AIへのデリゲーションについてご提案します。
ポイントは、自分でやるべき“最優先事項”を見極め、それ以外を任せることです。
🌱 ナッジ①:「週一プランニングセッション」
毎週日曜の夜、20分だけ時間を確保する。
この時間は“理想の未来を創る時間”です。
「今週は何が最優先か?」を価値観カードを見ながら確認する。
重要なことを先にスケジュールに入れる
家族との時間 → 金曜の夜は必ず食事を共にする
ボードゲーム喫茶の構想作り → 水曜の夜は構想整理の時間
健康管理 → 土曜の朝はランニングを固定
AIのサポート
・ChatGPTとの対話を通じて、今週取り組むべき優先事項が何かを明確にする。
デリゲーションの発想
事務作業の自動化(資料整理、リマインド設定)
必要な情報のリサーチ
イベントのスケジュール調整
🌱 ナッジ②:「重要なことリストの可視化」
週の始まりに、最も大事な「3つの行動」をリストアップしてデスクに貼
る。
これを日々目にすることで、頭の中にその行動が残り、忙しい合間にも
「あ、これが残っているな」と気づけるようになります。
AIのサポート
・Notion AIに進捗管理をお願いする。
デリゲーションの発想
資料の整理や進捗確認を自動で行う
週次レポートの生成
🌱 ナッジ③:「やらないことリスト」の作成
優先するべきことを実現するには、“やらないこと”を決めるのも重要です。
SNSのチェック時間を半分にする
無駄な会議は参加しない
ダラダラしたネットサーフィンを減らす
AIのサポート
・Notion AIで「1日の行動ログ」を解析し、無駄な時間を洗い出す
デリゲーションの発想
定期的なメールの返信テンプレートを作成
報告書の自動生成
■未来を創るのは、ほんの少しの時間の確保
「いつかやろう」では未来は動かない。
週一プランニングセッションを習慣化することで、以前なら、「時間ができたらやろう」と言っていたことが、「やるための時間をつくる」という発想に変わってきます。
脳は生来の怠けものなので、やらない理由を見つけるのが大得意です。一方で、気が向かなくても、ちょっと手を付けると結果としてやる気が出てくるという性格も持っています。
なので、少しでもいいので、やる時間を確保することが大きな効果を生むのです。
でも、その時間を寝る直前に設定するのは要注意です。私のように睡眠不足に陥ることになりますから。
第3回スピンオフ編:
最優先事項は「やらないこと」に決めました。
いいなと思ったら応援しよう!
私の記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。よろしければ応援お願いします。