葬送のフリーレンに学ぶ人生論 アニメ6話(後編)
漫画・アニメ「葬送のフリーレン」は、「もっと早く出会っていたら人生が変わった」と思える、示唆に満ちた作品だ。
笑いあり、涙あり、そして人生について考えさせられる。
その「フリーレン」にツッコミつつ、人生論から感想を綴る本連載。完全ネタバレ有りなので、アニメ視聴後に読むのがおすすめ。
引用の太字は人生論や重要なセリフ等、通常はツッコミ他。コメント歓迎。
以下のマガジンにアニメ1期全28話と、2期も随時掲載中。
今回は6話「村の英雄」の後編。
しょうがないじゃん
北側諸国との関所の街へ着いたフリーレン達。屈強な衛兵隊長が、関所は通れないと伝える。
フリーレンは嬉しそうに「しばらくここで待つとしよう」と言い、魔法店巡りに繰り出そうとする。ジト目のフェルン、シュタルク。
フリーレン …何だよ。関所が開いてないんだから、しょうがないじゃん。ほら、ここで解散。
これ絶対、自分が魔法店巡りしたいだけw
残されたシュタルクは、フェルンに尋ねる。
シュタルク 飯でも食いにいく?
フェルン …(刺すような視線)。
シュタルク うん、一人でいくね。
…こえー(ぼそっ)。
フェルン姐さん、怖すぎw
この時点は6話前編の「こいつ」扱い継続。
ジャンボベリースペシャル
一人で酒場に来たシュタルクは、子供の頃にアイゼンと食べたパフェ・ジャンボベリースペシャルを注文した。
シュタルク 前来た時はガキだったから全部食えなくて、師匠と分けたんだよな。
…でも、こんなに小さかったっけな。
マスター そいつは、坊主が大人になっちまったからだぜ。
大人になっちまったからだぜ、じゃないよw
シュタルク そうか、俺が大きくなったんだな。ガキの頃は何もかもが大きかったのに、あれほど広かった師匠の背中でさえ、いつの間にか小さくなっちまっていた。
マスター アイゼンの旦那ももう年だ。しっかり親孝行してやれよ。
シュタルク その最中だよ。
…でも本当にこんなに小さかったっけな。
マスター 時の流れってのは、残酷だよなぁ。
シュタルク、チョロすぎ…。
太字だけならいい話だが、明らかに小さい。
絶妙なやり取りがBGMも含めて笑える。
ジャンボベリースペシャルは別にして、子供の頃に大きく見えたものが、大人になるとそうでもなかったのはよく感じる話。年を重ねると印象も変わる。
「普通」で評価が急上昇
シュタルクの隣に、怒ったフェルンが座る。
シュタルク えぇ…何。なんで怒ってるの?
勘違いしてジャンボベリースペシャルを半分あげようとするシュタルク、さすが優しい。
一方フェルンは、関所が開くまで2年以上かかりそう、と伝える。
フェルン この町で2年以上待つことになりそうだと言われたら、どう思いますか。
シュタルク え、嫌だけど。
フェルン そうですよね!嫌ですよね!(グイッ)
シュタルク う、うん(何この人)。
フェルン 安心しました。シュタルク様って普通だったんですね。
シュタルク ねえ、俺なんか悪いことした?
2年待てない「普通」だけで、評価が爆上がりw
「なんか悪いことした?」のツッコミも秀逸。
まぁフェルンにとっても、時間の感覚がおかしいフリーレンと常に一緒だったので、まともな人間と出会って嬉しかったのかもしれない。
シュタルクの優しさ
関所を越える方法を考えるシュタルクとフェルン。飛んで越えることもできず、商人ギルドをあたるが無理。
シュタルク 闇市や盗賊ギルドの連中もあたってみよう。
フェルン さすがにそれは危なくないですか?
シュタルク 大丈夫、俺って結構強そうに見えるし、ハッタリもうまいんだぜ。
フェルン 悪人顔ですしね。
シュタルク うるせえ。
やり取りが柔らかくなってきて良き。
それでも無理で、シュタルクはダメ元で衛兵の詰め所に行くと言い出す。フェルンは必死な理由を尋ねる。
シュタルク まぁ、あまり時間がないからな。
シュタルクは小さい頃、アイゼンに連れられて街を訪れた時、ここから旅立ったヒンメル達との冒険を聞いていた。
シュタルク 普段は自分のことを何も話さないくせに、勇者一行の冒険を楽しそうに語ったんだ。師匠は長い人生の中の、たった十年の冒険を何よりも大切にしていた。きっとフリーレンだってそうなんだろう。
フェルン どうでしょうか。
シュタルク 師匠はもう、旅ができるような年じゃない。そんな師匠が俺を連れて行けと言ったんだ。
だから俺はよ、師匠の代わりに、くだらなくて楽しい旅を沢山経験して、土産話をたっぷりと持って帰らないと駄目なんだ。俺にできる恩返しはこのくらいだからさ。あんまりのんびりしていると、師匠が死んじまうんだ。
シュタルクは、魔王討伐の旅へのアイゼンの思いを感じていた。対するフェルンは、まだフリーレンの考えを図りかねているようだ。
じっとシュタルクを見つめて聞き入るフェルンが、かすかにほほえむ。
フェルン なら、こんなところで足止めはいけませんね。
シュタルク ま、あの人はまだまだ長生きしそうだけどな。
シュタルクの優しさにふれて、フェルンの対応が良くなっているのが分かる。
追われるフリーレン
二人が街を歩いていると、こそこそ隠れるフリーレンを発見。
フリーレン 静かにして。追われているんだよ。
衛兵隊長が指示を出し、フリーレンを探しているようだ。
シュタルク 何やらかしんだよ。
フリーレン 知らないよ。私はただ魔法店をはしごしていただけで。
シュタルク …あ。
あっさり見つかり、隊長が謝罪する。
フリーレン ま、待って。すごく嫌な流れな気がする。
城代までお詫びに来た。
フリーレン いやあ気にしてないよ。この人は衛兵の仕事をしただけだし、私も全く急いでなくて、むしろのんびり…。
魔導書をひらひらさせながら、必死になって弁解するフリーレンがかわいい。
城代 また北側へ旅立つおつもりなのですな。(中略)関所はご自由にお通り下さい。
無念に耳を垂らし、魔道書を落とすフリーレン。
北側への旅立ち
衛兵や城代、住民に見送られ、出発する三人。「最初から名前を出せば」と訝しむフェルンに、フリーレンは派手に見送られるのが苦手と話す。
シュタルク 俺は見れて良かったって思ってるぜ。師匠もこんな感じで北側に旅立ったんだなぁ。
ハイターを思い出し、見上げるフェルン。フリーレンを軸に、新旧のパーティが交差する表現が素敵。
フリーレン あ~あ、魔法の研究したかったなあ。
フェルン まだ言ってる。
シュタルク 大変だったんだぞ、あれから色々。なあ。
フェルン ええ。
今回は戦闘もなく穏やかだが、パーティとしての信頼感を高めた様子がよく分かった。
今回のまとめ
子供の頃は、何もかも大きく見える。
時の流れは残酷。同じ物や事に対しても、自分が歳を取れば印象は変わる。
(おまけ)山形県天童市で、リアル「ジャンボベリースペシャル」を味わう
先日の東北旅行で食べた、リアルで「ジャンボベリースペシャル」と呼べるパフェを紹介したい。

シベールの杜天童店(山形県天童市)限定の「ジャンボパフェ」。高さ30cm弱で税込2200円。
器の形はだいぶ違う(フェルメールの牛乳を注ぐ絵のようだw)ものの、ジャンボの名に恥じない大きさ。作るのも相当大変だと思われ、出てくるのに20分近くかかった。

苺のほかラズベリー&ブルーベリー、いちごアイスなどを使い、ジャンボベリースペシャルにかなり近い。

チーズムースなども入って、食感の変化も楽しめる。一人で食べ切るのはさすがに大変だったが、スイーツ好きとしては本望だった。

なお季節ごとに旬の果物に変えるそうなので、ジャンボベリースペシャル似なのは春だけ。山形に行く機会があれば、スイーツ好きは是非味わって欲しい。
さすがにシェア推奨だが…。
※その後ジャンボパフェを探していたところ、気軽に食べれるものとして、ベビーフェイスプラネッツの「相撲レスラーパフェ」を発見。

プレモルのピッチャー入りで4〜5人前、税込3289円。…いやいや、ピッチャーは無骨すぎでしょ。さすがにイメージが違いすぎるw
ジャンボパフェよりフルーツは少な目に見えるが、幸いベビーフェイスプラネッツは北海道〜沖縄の28都道府県に展開中。近くでジャンボベリースペシャルの気分を試したい方は是非。
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