Gemini×VOICEPEAKに「資料読み込み機能(RAG)」を追加して、勉強のお供にしてみた
こんにちは、あいさきです。
前回の記事では、GeminiとVOICEPEAKを組み合わせて、「夏色花梨」とおしゃべりできるAIアシスタントを作った話を書きました。
今回はその続編です。 あのシステムに、「資料読み込み(RAG)機能」といくつかのUI改善を追加したので、その話をしていきます。
今回の主役:Gemini APIの「検索系ツール」
Gemini APIには、AIが回答を考えるときに外部の情報を参照できる「ツール」が用意されています。今回はその中から2つを使いました。
① Google検索(Search Grounding)
Geminiに「Google検索をしてから答えて」とお願いできる機能です。
AIは学習データに含まれない最新の情報は答えられないのですが、この機能を使うことで「今日の天気は?」「最新のニュース教えて」といったリアルタイムな話題にもバッチリ対応できるようになります。
この機能自体は前回のシステムでも活用していたのですが、今回はより便利に使い分けられるよう、画面側にON/OFFボタンを追加するアップデートを行いました(詳しくは後述のUIセクションで)。
② 文書検索(File Search / RAG)
PDF やテキストファイルなどの資料を「ナレッジベース」として登録しておくと、質問したときにその資料の中から答えを探し出してくれる仕組みです。
notebookLMみたいなイメージですね。
やることはシンプルで:
ファイルを Gemini API にアップロード
「File Search Store」というナレッジの箱に紐づける
会話のときに、そのStoreを参照するよう指定する
これだけで、AIが資料の中身を理解して回答してくれるようになります。
UIもアップデート:ボタンいろいろ追加しました
「道具」が増えたので、それを使いこなすためのUIの改善もいくつか行いました。

1. 検索トグルボタン
入力エリアの横に、「Web検索ON/OFF」 と 「文書検索ON/OFF」 の切り替えボタンを追加しました。
Web検索ON:最新のニュースや天気など、リアルタイムな情報を踏まえた回答がほしいとき
文書検索ON:登録した独自の資料を参照してほしいとき
両方OFF:Geminiの素の知識だけでサクッと答えてほしいとき
前回までは裏側で常にWeb検索が動いているような状態でしたが、ワンクリックで切り替えられるようにしたことで、「今は一般常識で答えて」「今は勉強用の資料だけ見て」といった状況に応じた使い分けがスムーズにできるようになりました。
2. 資料登録&管理ボタン
ヘッダー部分に「資料登録」 と 「資料管理」ボタンを追加しました。

資料登録:ファイル(PDF、テキスト、Markdownなど)を選んでアップロードできるボタン

資料管理:モーダルが開いて、登録済みの資料一覧を確認・削除できるボタン
プログラムを一切書き換えずに、画面からポチポチするだけで「AIに読ませる資料」を自由に入れ替えられるようにしました。

ユースケース:資格勉強の強力なお供に
この「資料読み込み機能」が一番輝くのが、資格勉強だと思っています。
例えばこんな使い方ができます:
ネットに転がっている試験対策記事や過去問をダウンロード
ダウンロードした記事を資料登録でアップロード
「この分野のポイントを教えて!」と聞いてみる
AIが資料の中から要点を拾って、わかりやすくまとめてくれる
ただ本を読んで暗記するだけだと退屈で挫折しがちですが、好きなキャラの声で教えてくれると、ちょっとだけやる気が出てきます。

💡 ちなみに:Gemini API、結構無料で使えます
Gemini APIの無料枠はかなり太っ腹です。
特にGemini 3.1 Flash Lite モデルは、個人の趣味で使っている範囲であれば、無料枠で結構カバーできます。
「文書検索(File Search)」も、無料で試せる範囲が広いです(※2026年3月現在)。
「ちょっと試してみたいな」という人にとって、コストを気にせずに実験できるのは本当にありがたいポイントだと思います。
おわりに
今回は、前回作ったAIアシスタントに新しい「道具」を持たせて、より実用的に進化させました。
前回は「好きなキャラと会話して楽しい!」が中心でしたが、今回のアップデートで「楽しい + 実用的」 になった感覚です。
こんな感じで良いアップデートあれば共有していきたいと思います
それではまた!
